メインエスパルス観戦記2021年善戦を次に生かすことが大切

2021年8月31日

善戦を次に生かすことが大切

2021 J.LEAGUE Division1 27th leg.
名古屋 1-1 清水

 25日に行われたリーグ戦第26節vs鹿島戦では、試合開始間もない時間に失点してしまい、前半終了間際にも失点。巻き返しを期した後半も鹿島ゴールに迫る機会は少なく、試合終了間際に立て続けに2失点してしまい万事休す。今季最多失点で鹿島に惨敗してしまったエスパルスは29日、リーグ戦第27節vs名古屋戦に臨みました。

 前半終了間際、リーグ初先発のホナウドが自陣ゴール前で不用意にボールを鹿島攻撃陣に奪われてしまい2点目を献上。今季は1試合平均1得点しかとれていないエスパルスにとって、前半での2点ビハインドは跳ね返すことが非常に困難。マイボールにしてさぁ攻撃!となっても、ピッチに立つ選手の約半数が夏に補強した新加入選手のエスパルスは連係がかみ合わず、個人技頼みの攻めは一向にゴールに結び付きません。81分にはエスパルスのCKでショートコーナーのパスがつながらず、鹿島にボールを奪われてからの速攻で痛恨の3点目を献上。53分に藤本が投入され、今夏の新加入選手5人が日本平のピッチに。リーグ前半戦とは異なる顔ぶれでチームづくりが進みますが、残るリーグ戦は12試合。成熟を悠長に待つ時間はありません。これで6戦勝ちなしとなり、降格圏が背後に迫る16位に順位を落とてしまいました。
 そして迎える名古屋戦。名古屋とは今季リーグ戦第14節@アイスタで対戦し0-3で敗戦しています。しかも名古屋は目下リーグ戦で3連勝中、4位につける好調なチーム。持ち前の攻撃力と強固な守備で着実に勝ち点を積み上げてきているチームです。この守備陣を切り崩してゴールを奪うことは至難の業かもしれません。しかし!この夏にエスパルスに加入してくれた5人の選手には大きな可能性が秘められています!それを試合の中で表現することができれば、難敵名古屋を粉砕することも決して不可能ではないはずです!

 ホームで屈辱的な今季ワーストとなる4失点で鹿島に惨敗してしまった次の試合。オレンジ戦士のメンタル面での影響も心配されます。しかし!この難局を乗り越えることこそが、J1残留争いを勝ち抜くために必要な要素だとも思います!好調な名古屋をアウェイで撃破し、オレンジ戦士達が失いかけていた自信を取り戻し、J1残留争いを勝ち抜くたの力を強化できるか!エスパルスの想いが試される試合がキックオフ!

 この試合でロティーナ監督は新加入した藤本をスタメンで起用。藤本のゲームを作り出す力に期待がかかります。
 しかし試合の主導権を握ったのは名古屋。試合立ち上がりから名古屋の強い攻撃にエスパルスは自陣に押し込まれてしまう時間が続いています。しかしエスパルス守備陣はゾーンディフェンスでこれに対応。名古屋の攻撃からゴールを守り続けます。
 一方の攻撃陣は、エスパルス初先発の藤本が積極的に攻撃の起点となり、コロリやサンタナが名古屋陣内に攻め込みます。しかし名古屋の強固な守備に阻まれてしまい、なかなかシュートに持ち込むことができません。
 エスパルスは名古屋の強力な攻撃にさらされながらも自陣ゴールを必死に守り続け、何とか失点を回避して前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半開始間もない57分、中盤で名古屋にボールを奪われてしまったエスパルスは名古屋に最前線へのパスを通されてしまい、最後は前田に決められてしまい失点。エスパルスは1点を追いかける苦しい試合展開を余儀なくされてしまいます。
 名古屋にリードを許してしまったロティーナ監督は失点直後に動きます。58分に唯人に代えて滝君を投入。早さと強さを兼ね備えた滝君の攻撃参加に期待がかかります。
 失点してしまったオレンジ戦士達は下を向かず前を向いて、名古屋ゴールめがけて攻撃を仕掛け続けます。すると次第にエスパルスがボールを保持する時間が長くなりはじめ、エスパルス攻撃陣が名古屋陣内に切り込みます。しかし名古屋も自陣では強固な守備を展開。エスパルスは名古屋ゴールをこじ開けることができません。
 まずは同点に追いつきたいロティーナ監督は66分、コロリに代えてケンタを投入。キックと突破力に定評があるケンタの一撃必殺の攻撃参加を狙います。
 すると74分!ボールを持って右サイドに流れた藤本が名古屋ゴール前にクロス!これをサンタナがボックス中央で右足で合わせてシュート!GKランゲラックは一歩も動けず、ボールはゴール左下に吸い込まれてゴール!エスパルスが名古屋に追いつきました!
 同点に追いついたエスパルスはこの勢いに乗じて勝ち越しゴールを決めるべく名古屋ゴールに襲い掛かります。しかし負けるわけにはいかない名古屋も失点を回避するべく集中した守備を展開。エスパルスは逆転ゴールを決めることができません。
 最後まで勝ちを目指すロティーナ監督は、86分にヴァウドに代えて悠悟を、88分にはホナウドに代えて涼を投入。最後の攻撃に出ます。しかしこの交代が奏功することはなく、そのまま試合終了。エスパルスは名古屋に引き分けました。


 エスパルスは名古屋に引き分け、勝ち点1を分け合いました。この結果でリーグ戦の順位は変わらず16位のまま、しかしJ2自動降格圏の17位との勝ち点差は他チームの試合結果の影響もあり3になりました。
 隙を見せて失点を重ね、大敗した前節鹿島戦から中3日。オレンジ戦士の大敗の影響が心配されましたが、試合後のロティーナ監督は「強いメンタリティーを見せてくれた」とコメント。エスパルスはアウェイで粘り強く戦いました。先制ゴールを決められ劣勢になるも盛り返し、上位争いをする名古屋相手に勝ち点1をもぎ取りました。
 1点を追う74分、エスパルス加入後初先発の藤本の右からのクロスにサンタナが反応。ゴール前で一足早く名古屋DFの前に出ると、右足を合わせて巧みにゴール左隅に流し込みました。名古屋GKランゲラックは一歩も動けず、3試合連続完封中だった堅守の名古屋ゴールをこじ開ける、殊勲の一撃が決まりました。試合後にサンタナは「動きだしたところに良いボールを届けてくれた。どんなことがあっても戦い続けることを皆で確認していたので、失点にも動揺はなかった」とコメント。チーム内での意識の共有は進んでいる様子。厳しい残留争いを戦い勝ちぬくためには、お互いの理解は不可欠。サンタナの同点ゴールは、それが進んでいる証左といえそうです。
 前節vs鹿島戦で前半から崩壊してしまった守備は、前線からボールホルダーをしっかりと追い、ゴール前まで運ばれても粘り強く耐え続けました。悔やまれるのは相手に与えた57分の先制ゴール。自陣でサンタナに預けたボールを名古屋奪われ、速攻から失点する展開は前節vs鹿島戦と同じ。「見直して減らしていく必要がある」とロティーナ監督はコメント。克服しなければならない課題も浮き彫りになりました。
 リーグ戦上位&リーグ戦でクリーンシートで3連勝中の名古屋相手に善戦は収穫。しかしリーグ戦の順位は16位のまま。リーグ戦では7試合白星から遠ざかっています。この試合でエスパルス初スタメン出場を果たした藤本は「次につながる試合はできたが、失点に目を向けないと」とコメント。引き分けの真価は、2週間の十分な準備期間を経て迎える次節に試されます。


 次の試合はリーグ戦第28節vs鳥栖戦。鳥栖とは今季リーグ戦第4節@アイスタで対戦し0-0で引き分けています。しかし鳥栖は目下リーグ戦で暫定5位に位置するチーム。チームの戦術理解も成熟し、選手の個々の能力と総合力が存分に発揮された結果が今のリーグ戦での順位といえそうです。すなわち、鳥栖も攻略が難しいチーム。強いチームとの試合に向けた十分な準備が必要です。この夏に鳥栖から移籍してきた松岡の出場はないものと思われます。貴重な即戦力を欠く状況での選手起用をどうするか。チームの総合力が試されそうです。

 次の試合までには2週間ほど期間があります。オレンジ戦士はまずはこの連戦で身体に溜まってしまったであろう疲労を取り除き、心身ともにケアを十分行ってほしいです。そして名古屋戦での失点の場面、連携不足に起因するであろうミスを発端とした失点をいかに回避するか。そこに焦点を置いて日々の練習の中で選手間の連携の向上に努めてほしいです。また攻撃面では新加入選手との連携強化と戦術理解の深耕を図ってほしいです。そして来るべき鳥栖戦で勝利を掴むために、洗うる準備を万端に整えてほしいです。


 好調名古屋を止めて得た勝ち点1は、次の試合で勝利して初めて価値を発揮する!




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投稿者: tao 日時: 2021年8月31日 11:16

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