片山選手はＣ大阪から完全移籍でエスパルスに加入することが決定。左右のＳＢ、ウイングバックでもプレーでき、今季はＣ大阪で17試合に先発・15試合途中出場という記録からも、どのポジションでもどのタイミングでも臨機応変にプレーできる選手のようです。
　戦術理解度が高く、来季に就任するロティーナ監督とは2年間同じクラブで指導を受けていたこともあり、監督の高度な要求にも対応可能な即戦力といえそうです。
　ちなみに、早稲田大学時代はＦＷ、大卒で入団したＪ２岡山時代にはＣＦＷや攻撃的ＭＦも経験しています。その後、守備的ＭＦ、ＳＢとポジションを経験。2017年には3バックだった岡山で元日本代表DF岩政選手とともに最終ラインでプレーしたことも。フィールドならどこでもプレーできるポリバレントな選手といえそうです。
　
　早稲田大学に一般入試で入り、大学に入ってからプロを目指したという苦労人。岡山で経験を積み、2018年からＣ大阪に移籍してそこでも着実に出場機会を増やしてきました。ちなみに、石毛は2017年の岡山時代に一緒にプレー。ロングスローも武器として持っているとか。こういう努力家な選手はまだまだ伸びしろがあるのではと思います。
　
　持ち前の頑張りとロングスローで日本平を大いに賑わせてほしいです！

　ＤＦ原輝綺選手は鳥栖からの加入が決定。2017年に市立船橋高校から新潟に加入し2年、その後2019年に鳥栖に加入して2年経過しています。高卒新人時代から4年コンスタントに先発で試合に出場。既にＪ１・Ｊ２で100試合近くの試合に出場しています。
　悠悟と同じく東京五輪世代のＵ－２３日本代表候補で、2019年夏にブラジルで行われたコパ・アメリカには悠悟とともに日本代表として招集されチリ代表戦に出場しています。
　
　ポジションは高校時代から幅広いポジションでのプレー経験があり、プロ入り後は守備的ＭＦや左右のＳＢで起用されることが多かった原選手。今季は鳥栖でＣＢを努めています。
　
　原も片山と同じく複数のポジションを高いレベルでこなせるポリバレントな選手。来季もコロナ禍の影響を考えると過密日程が予想される中、今季のような怪我人が多発すれば、彼らのようにポジション問わずにプレーできる選手は非常に貴重になるでしょう。ってか、まずは怪我が増えないことが最優先ではありますが...。
　
　ＣＢには悠悟やヴァウドといったタレントぞろい。原選手が加入することで厳しいスタメン争いがおこることでしょう。主力選手も胡坐をかくことなく、切磋琢磨してほしいです。
　
　全然関係ありませんが、原選手といえば、2007～2010にエスパルスに在籍していた原一樹選手を連想するエスパサポさんも少なくないはず。となれば、原輝綺選手も「メウアモーレ」と呼ばれるんでしょうか(笑)

　ＧＫ永井選手は松本から加入。といっても、今季は北九州にレンタルしており、その前も富山、徳島にレンタルされていたため、松本での出場はありませんでした。永井選手にとっては初のＪ！クラブとなります。
　
　今季は北九州でプレーしていましたが、契約の関係で出られない松本戦を除く40試合にフル出場。Ｊ２昇格初年度の北九州のＪ２リーグ戦5位躍進に貢献しています。ちなみに、今季の北九州の1試合平均失点は1.2点。一方のエスパルスは2.1。これはJリーグ全57チーム中でワーストとなります...。
　エスパルスは来季、日本代表のＧＫ権田選手の獲得が決まっていることから、エスパルスで今季17試合に出場している透吾、15試合に出場している択生、期限付き移籍してる長崎で19試合に出場した高木和、ベテランの西部とのＧＫ2番手争いになると思います。
　6人のＧＫ全員がＪ２リーグ以上で試合出場経験がある（これから退団とかレンタル延長とかあるかもしれませんが）という意味では他のクラブに比べて贅沢なラインナップでもあり、正ＧＫ・2番手ＧＫ争いは熾烈になると思います。お互いに鎬を削り鍛えあってほしいです。

　ちなみに、この3人の共通点は埼玉出身であること。そして大熊ＧＭも埼玉県出身。偶然の一致だとは思いますが、大熊さんはъ(ﾟДﾟ)ｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ!!ですね。

　Ｊワーストの失点数をなんとしても克服したいエスパルスとしては的確な補強。来季のエスパルスが非常に楽しみになってきますね！

　2人のポリバレントに経験豊かなＧＫ獲得！来季に向けてエスパルスは本気です！