メインエスパルス観戦記2020年監督采配の妙で手繰り寄せた今季初の連勝!

2020年11月15日

監督采配の妙で手繰り寄せた今季初の連勝!

2020 J.LEAGUE Division1 27th leg.
清水 3-1 C大阪

 3日に行われたリーグ戦第26節vs神戸戦では、選手がハードワークを惜しまずピッチを奔走!前半に神戸に先制点を決められてしまうもオレンジ戦士は誰一人下を向くことなく戦い続け、後半に入り平岡新監督による巧みなポジション変更や選手交代で3ゴールを決めて神戸に逆転勝利!平岡新監督就任初戦を勝利で飾ったエスパルスは14日、リーグ戦第27節vsC大阪戦に臨みました。

 2年連続でリーグ戦途中で監督が交代するという事態に陥ってしまったことを選手も監督も心に刻み、神戸戦では「(退任した)クラモフスキー前監督らに、ハードワークして恩返ししよう」とオレンジ戦士に伝えた平岡新監督。監督就任後2日という短い準備期間にも関わらす、クラモフスキー前監督のスタイルを踏襲しつつ、守備面での修正を加えて臨んだ神戸戦。オレンジ戦士はこれまで以上の運動量で試合に臨み、そして戦う気持ちを前面に出してプレー。逆転勝利を引き寄せました!ケンタは試合後「もう一度同じ方向を向いて戦おうとチーム内で話した。先制点を取られた後も選手間の声掛けもあったし、外から監督の声も聞こえた。一体感は前節(柏戦)よりあったと思う。熱い気持ちで戦えた」とコメント。試合中、終始ベンチ前に立ち続け、常にピッチに指示を飛ばし、自ら戦う姿勢を見せていた平岡新監督。選手と監督が同じ方向に邁進して掴み取った勝利でした。
 そして迎えるC大阪戦。C大阪とは7月8日のリーグ戦第3節@アウェイで対戦し、0-2で敗戦しています。そしてC大阪は目下リーグ戦で勝ち点49の4位に位置するチーム。柿谷や都倉といった強力な攻撃陣を要するC大阪に勝利することは非常に困難を極めることでしょう。そしてエスパルスは神戸戦に勝利したとはいえ、それは監督交代という「劇薬」があったからという部分も否定できないと思います。その意味でもこのsC大阪戦は、今季これまでのエスパルスから平岡新監督の元で大きく変わったと証明するための大切な試合になることは明白。C大阪戦の結果は今季、そして来季に向けたエスパルスの将来を占う重要な試合になるでしょう!

 今季は先制されると1分15敗だったエスパルス。しかし神戸戦ではオレンジ戦士全員が下を向くことはありませんでした。「足がつるまで、声が枯れるまで、みんなが声を出して戦ってくれた」と平岡新監督。神戸戦勝利がフロックでないことを証明するため、そして来季のエスパルスにつなげるため、我等が聖地・日本平でC大阪を撃破できるか!エスパルスの矜持を見せたい試合がキックオフ!

 監督就任初戦で勝利した平岡監督は、スタメンを神戸戦から変更せずにC大阪戦に臨みました。このスタメンが現時点でのベストメンバーといえそうです。
 試合立ち上がりは、オレンジ戦士が運動量を上げて、長短のパスを織り交ぜながらC大阪陣内に切り込み攻撃の糸口を探ります。しかしC大阪は自陣内で強固な守備ブロックを展開。エスパルスはC大阪守備陣の壁をこじ開けることができません。
 すると徐々に試合の主導権はC大阪に移ってしまい、強力な攻撃陣を擁するC大阪に押し込まれ始めてしまいます。それでもヴァウドやソッコ、それとヘナトと涼を中心にエスパルス守備陣が自陣内で連動し、効果的な守備を展開。自陣ゴールを守り続けます。
 C大阪の攻撃はフィニッシュの精度を欠き空振りに終わると、オレンジ戦士がC大阪を押し返し始めます。前半終了間際にはエスパルスがC大阪ゴールに迫りますが、最後のところでプレーの精度を欠いてしまい、ゴールに結びつけることはできません。そして結局、両者ともゴールを決めることなく前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半開始から平岡監督は動きます。守備で奮闘していた翔太と後藤を下げ、慶太と唯人を投入。そしてケンタを右、慶太を左に置きます。
 するとこの交代策とポジション変更が奏功!後半開始直後の49分、センターサークル付近でエウソンがボールを拾うとすかさずヘナトへパス!ヘナトがワンタッチでC大阪陣内中央のケンタへパスすると、ケンタがダイレクトにワンツーリターンでヘナトへヘディングで折り返し!それをヘナトが今度はヘディングでペナルティアーク付近のカルリーニョスへダイレクトにパスすると、カルリーニョスが頭で落とすワンツーパス!これをヘナトがトラップでボールを浮かせてC大阪守備陣をかわしてGKと1対1に!飛び出してきたC大阪GKをヘナトがボールを浮かせてかわすと、C大阪ゴール左側に浮いたボールを自らオーバーヘッドキックでシュート!ボールはゴール右に吸い込まれてゴール!エスパルスが先制ゴールを決めます!
 先制ゴールを決めて一気呵成にC大阪を攻め立てたいエスパルス。しかし59分に金井が負傷交代を余儀なくされてしまい、平岡監督は悠悟を投入。悠悟はそのまま左SBに入りました。
 するとC大阪はその左サイドからの攻撃を強化。エスパルスはC大阪の執拗な攻撃に翻弄されてしまいます。そして67分に左サイドからのセンタリングを途中出場の柿谷に決められてしまい失点。エスパルスはC大阪に追いつかれてしまいます。
 C大阪の左サイドへの攻撃を見て平岡監督はすぐさま動きます。CBに入っていたソッコと悠悟を入れ替え、対人守備に強いソッコに左SBを任せます。すると守備が安定し始め、再びエスパルスが試合のリズムを作り始めます。
 攻勢を強めたい平岡監督は75分、涼に代えて航汰を投入。攻守のバランスを取りつつ、中盤からの攻撃展開に速さを加えます。しかし追加点を決めたいC大阪も更に攻撃を強め、オレンジ戦士はC大阪の猛攻に耐えなければならない時間が続きます。しかしオレンジ戦士はその猛攻をしのぎながら、攻撃のチャンスを狙い続けます。
 すると試合終了間際の86分、C大阪陣内ペナルティアーク右でボールを受けた慶太がドリブルで左に流れ、ペナルティーアーク内のカルリーニョスとワンツーパス!!カルリーニョスの折り返しのパスを慶太がダイレクトで左足を振りぬいてシューート!!ボールはゴール右隅に吸い込まれてゴーール!!慶太の今季初ゴールでエスパルスがC大阪を突き放しました!!
 このまま勝利を決めたい平岡監督はアディショナルタイムに差し掛かった90分、ケンタに代えてティーラシンを投入。前線からの守備と攻撃両面で強化を狙います。
 するとこの交代采配も奏功!試合終了間際のアディショナルタイム、自陣ゴール前での混戦からヘナトがボールをかき出すと、慶太がそのボールを拾ってC大阪陣内に飛び出したティーラシンにロングパス!!!これを受けたティーラシンがC大阪GKと1対1に!!!ティーラシンのGK股抜きを狙ったシュートはGKに阻まれてしまいますが、ルーズボールを拾ったティーラシンがC大阪ゴール正面に向かってパス!!!ここへ猛然と走りこんできたカルリーニョスがダイレクトでシューーート!!!ボールはC大阪ゴールに転がり込んでゴーーール!!!エスパルスがさらに追加点を決めました!!!そしてそのまま試合終了!!!エスパルスがC大阪を下しました!!!


 エスパルスはC大阪に勝利!勝ち点3を積み上げました。順位に変動はなく17位のままですが、勝ち点を積み上げることで上位チームに迫ることができました。そしてなにより!今季初の連勝!エスパルスに勢いが戻りつつあると思います。
 攻守にわたり組織的で隙の少ないC大阪。試合前半はC大阪の組織的な攻撃に非常に苦しめられました。しかしオレンジ戦士各々が「どこでだれがどうやって寄せてボールを奪うか」をしっかり把握したうえで有機的に連動し、C大阪の強力な攻撃をしのぎ切りました。
 後半に入ってヘナトが見せてくれた、アニメ「キャプテン翼」を彷彿とさせるようなオーバーヘッドシュートでのゴール(※ヘナトは守備的MFです)。ここにいたるワンツーパスからスルスルとC大阪守備陣をかいくぐる崩しも絶妙でした。試合後ヘナトは「相手にも褒められた」とコメント。ストライカー顔負けの芸術的なゴールに表情を緩めていました。
 金井が負傷交代をせざるを得ない厳しい状況に見舞われたエスパルス。スクランブルで左SBに入った悠悟がC大阪攻撃陣に狙われてしまい失点はしてしまったものの、平岡監督は即座にソッコと悠悟にポジションの入れ替えを指示。そこからエスパルスの勝負強さをみせ、交代出場した慶太のゴールで勝ち越し。またティーラシンも試合を決定づけるカルリーニョスのゴールをアシストしてくれました。
 試合後に慶太は自身の今季初ゴールを振り返り「うまく中に入り込めて良いコースに打てた」とコメント。また試合終了間際の3ゴール目の起点となったロングパスについては「ボールを大事にするのはクラモフスキー前監督に言われてきたこと」とコメントしました。
 指揮を執って2試合目となる平岡監督の好采配も光っていました。
 C大阪に試合を支配された前半を終え、後半開始から「ボールを動かせる選手を」と慶太と唯人を投入。パスワークに滑らかさと速さが
増し、試合の流れを手繰り寄せることができました。75分すぎには金井の負傷交代で途中から左SBに入っていた悠悟とソッコの位置の入れ替えを指示。「相手に(サイドから)クロスを上げさせないように」と平岡監督。対人に強いソッコに対応させる臨機応変さも見せていました。
 平岡監督は試合後に「一人一人がやるべきことを攻守でやってくれている」とコメント。クラモフスキー監督が提唱し、今季積み上げてきた攻撃サッカーを継続しながら、新監督の下で戦い方を改善してきたオレンジ戦士のギアがかみ合い始めてきました。


 次の試合はリーグ戦第28節vs札幌戦。札幌とは8発8日に行われたリーグ戦第9節@日本平で3-1で勝利しています!今季5試合しか勝利していないエスパルスにとって貴重な勝ち試合。しかし次節はアウェイ@札幌ドでの試合。そして札幌も同じ相手に連敗を喫するのは何が何でもさけたいと思うはず。強力な攻撃陣と手堅い守備で試合を巧みにコントロールする能力も高く、札幌を率いるペトロビッチ監督は百戦錬磨の名将。非常に難し試合になることが想像に難くありません。しかし!目下リーグ戦で13位の札幌をアウェイで撃破することができれば、エスパルスのリーグ戦下位脱出の大きな足掛かりになるはず!平岡エスパルスの実力が試される重要な試合になりそうです!

 オレンジ戦士はC大阪戦での勝利、そして今季初の連勝に浮足立つことなく、C大阪戦前半、そして後半にC大阪に押し込まれてしまった時間帯の要因分析をしっかり行い、守備陣の連携や連動の綻び、甘く軽くなりがちな守備、そして自陣ゴール前でボールウォッチャーになってしまう悪癖を断ち切ってほしいです。そしてこの連勝を来季のエスパルスにつなげるためにも、エスパルスの選手・監督・フロントが同じ方向を向いて走り切り、札幌戦で勝利するための準備を十分に行ってほしいです。


 さぁさぁ!今季はまだまだ借金が山ほど残ってるんだ!年内にきっちり返済しよう!




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投稿者: tao 日時: 2020年11月15日 12:57

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