メインエスパルス観戦記2020年やられたらやり返す!3倍返しだ!

2020年11月 7日

やられたらやり返す!3倍返しだ!

2020 J.LEAGUE Division1 26th leg.
清水 3-1 神戸

 10月31日に行われたリーグ戦第25節vs柏戦では、クラモフスキー監督が9試合ぶりに布陣を4-3-3に変更。前半は柏の攻撃の起点を消しつつ運動量を上げて猛攻を仕掛けるもゴールは奪えず、後半に修正してきた柏に押し込まれてしまうも、チーム全体で必死の守備を展開しスコアレスドローで終えたエスパルス。その翌日にクラモフスキー監督が契約解除となり、平岡新監督が就任した2日後の11月3日、リーグ戦第26節vs神戸戦に臨みました。

 柏戦ではシステムを今季当初から採用していた4バックに戻し、原点回帰で試合に臨み、毎試合のように前半にあっさりと失点し、そして毎試合のようにあっさり複数失点し続けたエスパルス守備陣が7試合ぶりに無失点で守り切ったことは、大きな収穫だと思います。しかし、2週間の準備期間をもって試合に臨んだエスパルスに対し、8日間で3試合、中2日で試合に臨んだ柏は、得点ランキングトップを独走するオルンガは温存。エスパルスにとってこれ以上ない「追い風」が吹いていたにもかかわらず、試合結果は引き分け。到底納得できる結果ではありません。
 そしてその翌日の11月1日にクラモフスキー監督の契約解除。本当に驚きました。理由については詳細を知る由はありませんが、2年連続でシーズン中に監督が交代してしまった事実は事実。この事実をどう受け止めていくか。今後のエスパルスの動静に注目したいです。
 そして迎える神戸戦。神戸とは7月18日にアウェイ@ノエスタで対戦し1-3で敗戦しています。そして神戸にはイニエスタや元オレンジ戦士のドウグラスなど強力な攻撃陣を要するチーム。わずかな守備の綻びも見逃さない高い攻撃力はJリーグ屈指といえるでしょう。しかも神戸戦は中2日の水曜開催のナイトゲーム。監督交代という激震が走ったエスパルスにとって、この神戸戦は様々な意味で本当に重要なターニングポイントとなる試合になるでしょう。
 クラモフスキー前監督のスタイルを継承し、攻撃的なサッカーを目指すと話す平岡新監督。しかし準備期間はたった2日。できることは限られています。しかし!そんな大きな意味を持つ神戸戦は我等が聖地・日本平での開催。日本平に駆け付けたオレンジサポーターがオレンジ戦士の背中を力強く押してくれるはずです!

 エスパルスに起こった2年連続の激震。しかし後ろを振り返ってもゴールはありません!平岡新監督の元に集うオレンジ戦士が再び同じ方向を向いて前に進むためにも、神戸戦は是が非でも白が黒でも何が何でも勝たなければなりません!日本平で神戸を撃破し、平岡新監督の初陣を勝利で飾ることができるか!エスパルスのRE-STARTとなる試合がキックオフ!

 この神戸戦から鳴り物応援も解禁に。日本平にサンバのリズムが帰ってきます!リモート応援とのハイブリット方式での応援、DAZNで観戦していましたが、サンバ隊のリードがあるとスタジアムの手拍子が凄くまとまって聞こえました。それと応援のタイミングが絶妙!やっぱりエスパルスの応援にはサンバ隊が欠かせないな!と実感しました。

 試合開始直後からオレンジ戦士は運動量を上げて攻守に躍動!イニエスタや元オレンジ戦士のドウグラスの攻撃に対してヴァウドやソッコやヘナトが高い位置から強くて速い寄せでプレスを展開。翔太は中盤を駆け巡り神戸の攻撃の起点を潰し、高い位置でエスパルスがボールを奪うと、ケンタや翔太が神戸陣内にサイドから切り込み、ゴール前のカルリーニョスや後藤に合わせる攻撃を展開。神戸ゴールを脅かします。しかし神戸守備陣も自陣では守備をしっかり固め、エスパルスは神戸ゴールをこじ開けることができません。逆に33分には、山口蛍のミドルシュートを叩き込まれてしまい失点。エスパルスは神戸に先制されてしまいます。
 先制ゴールを決められてしまったエスパルス。しかしオレンジ戦士は下を向かず、一層運動量を上げて神戸ゴールに襲い掛かります。しかしゴール前でのプレー精度を欠いてしまいゴールが決まらないまま前半が終了。エスパルスは1点ビハインドで試合を折り返します。
 
 後半から平岡新監督は、ケンタと翔太のポジションを変更、左右を入れ替え、ケンタを右に、翔太を左に置きました。
 するとこのポジション変更が徐々に結果を出し始めます!中盤の高い位置でエスパルスがボールを奪い、すぐさま神戸守備陣右サイドの裏へ駆け出るケンタへパスを出し、右サイドを深くえぐって神戸ゴールに迫る攻撃を展開。エスパルスが攻撃のリズムを作り、神戸ゴールに襲いかかります。
 すると60分、神戸陣内中央で涼とのパス交換から後藤がミドルシュート!これは惜しくも神戸GKにはじかれてしまいます。しかしエスパルスが右からのCKをゲット!キッカーはケンタ!神戸ゴール前正面に浮かんだセンタリングに猛然と走りこんできたヴァウドがジャンプ一番!頭で合わせてドンピシャのヘディングシュート!ボールは神戸ゴールに突き刺さりゴール!エスパルスが同点に追いつきます!
 同点に追いついて平岡監督は71分、翔太に代えて慶太を、後藤に代えて唯人を投入。中盤の選手を入れ替えて守備のバランスをとりつつ、攻撃に厚みを持たせます。
 するとこの交代策が奏功!75分に神戸のスローインからのこぼれ球を涼が受けるとすかさず唯人にパス!!そのパスを中央を見ていた唯人がワンタッチでケンタへパス!!ペナルティアーク付近でボールを受けてケンタが右サイドでフリーになっているエウソンにパス!!これを受けたエウソンがゴール前に走りこんで神戸GKとの1対1!!エウソンはGKをよく見て右足を振りぬいてシューート!!ボールはGKの肩口を突きニアサイドを抜けて神戸ゴール右に突き刺さりゴーール!エウソンの今季初ゴールでエスパルスが神戸に逆転しました!!
 逆転に成功した平岡監督は76分、涼に代えて成岡を投入。中盤での守備を再構築し、失点を回避しつつ更なる追加点を狙います。
 神戸に逆転したオレンジ戦士は試合終盤に差し掛かっても更に攻勢を強め、神戸から追加点をもぎ取るべく運動量を上げてサイド攻撃を駆使し、神戸陣内に切り込みゴールを狙い続けます。
 すると試合終了間際の87分!自陣でこぼれ球を拾った唯人が右サイドを駆け上がるエウソンにパス!エウソンが右サイドを猛然とドリブルで駆け上がると、神戸DFに倒されてFKをゲット!!!キッカーはケンタ!!!ケンタの神戸ゴール前への速いボールのセンタリングに頭で合わせたのが金井!!!しっかり流し込むヘディングシューーート!!!ボールはゴール左隅に吸い込まれてゴーーール!!!エスパルスが更に神戸を突き放しました!!!
 追加点を決めた平岡監督はアディショナルタイム、エウソンに代えて悠悟を、カルリーニョスに代えてティーラシンを投入。中盤から自陣ゴール前での守備強化を図ります。そして冷静に時間を進めて試合終了!!!エスパルスが神戸に勝利しました!!!


 エスパルスは神戸に勝利!勝ち点3を積み上げました。リーグ戦の順位に変動はなく暫定17位のままですが、上位チームとの勝ち点を縮めることができました!エスパルスは9月19日のリーグ戦第17節vs湘南戦以来8試合ぶりの勝利。日本平での勝利は7月26日のリーグ戦第7節vs大分戦以来18試合ぶり、逆転勝利は2019年9月13日に開催されたリーグ戦第26節vs名古屋戦以来40試合ぶり。久しぶりの「ぶり大漁」となりました(笑)
 
 監督就任後の初練習で平岡新監督は「戦う集団であろう」と選手に呼び掛けたとか。試合後に新監督は「試合前には(退任した)クラモフスキー前監督らに、ハードワークして恩返ししようと伝えていた。最後まで気持ちが切れることなく戦えた」とコメントしました。
 1日の監督就任から練習は2日だけ。ベースはクラモフスキー前監督の取り組んだ攻撃的サッカーとし、前節からの選手の入れ替えを涼のみにとどめましたが、個々選手の役割、特に守備時の役割と動き方を明確化するなど守備面に修正を加えて神戸戦に臨みました。
 守備面の修正もさることながら、平岡新監督の初陣で快勝を呼んだのは「気持ち」だったのかもしれません。ケンタは試合後「もう一度同じ方向を向いて戦おうとチーム内で話した。先制点を取られた後も選手間の声掛けもあったし、外から監督の声も聞こえた。一体感は前節(柏戦)よりあったと思う。熱い気持ちで戦えた」とコメント。平岡新監督は試合中、終始ベンチ前に立ち続け、常にピッチに指示を飛ばし、自ら戦う姿勢を見せていました。逆転の際には涼や金井がベンチに駆け寄り、新監督と共に歓喜の輪をつくっていました。
 
 エスパルスは試合開始直後から、高い位置からのハイプレスを実践するとともに、どこでどの選手が何をするかを明確化したことでオレンジ戦士の連携が向上。前半に神戸に先制点を決められてしまうも、今季何度も見てきた負けパターンではみられなかった、選手道後が声を出し合ってお互いを鼓舞し、前を向いて戦い続ける姿勢を見せてくれました。そして今季得意とするセットプレーからの同点ゴール!同点に追いついても途中出場した選手が躍動し、エウソンの今季初ゴールで逆転に成功!!その後もオレンジ戦士が運動量を落とさずに神戸陣内を駆け巡りチャンスを創出!そしてFKからNSK(何故そこに金井)の真骨頂を発揮して金井が今季2ゴール目を決めて勝負あり!!!全ゴールをアシストしたケンタは「前半でイメージをつかめ、良いところに蹴ることができた」と勝利の実感をかみしめていました。
 
 今季は先制されると1分15敗だったエスパルス。しかし神戸戦ではオレンジ戦士全員が下を向くことはありませんでした。「足がつるまで、声が枯れるまで、みんなが声を出して戦ってくれた」と平岡新監督。初陣でホームに約3か月ぶりの白星を届けてくれました。
 酷難と激震を乗り越えてチームに生まれた一体感。新指揮官が吹き込んだ新しい風が反転攻勢への大きなきっかけになってほしいです。


 次の試合はリーグ戦第27節vsC大阪戦。C大阪とは7月8日のリーグ戦第3節@アウェイで対戦し、0-2で敗戦しています。そしてC大阪は目下リーグ戦で勝ち点49の4位に位置するチーム。柿谷や都倉といった強力な攻撃陣を要するC大阪に勝利することは非常に困難を極めることでしょう。そしてエスパルスは神戸戦に勝利したとはいえ、それは監督交代という「劇薬」があったからという部分も否定できないと思います。その意味でも次節vsC大阪戦は、今季これまでのエスパルスから平岡新監督の元で大きく変わったと証明するための大切な試合になることは明白。C大阪戦の結果は今季、そして来季に向けたエスパルスの将来を占う重要な試合になりそうです。

 次節vsC大阪戦までは10日間の期間が空きます。オレンジ戦士はまずは神戸戦で身体に蓄積された疲労を取り除くため、そしてリーグ戦終盤に差し掛かっての身体のコンディションを向上させるため、十分なフィジカルケアを行ってほしいです。そして平岡新監督の元、選手・スタッフが同じ方向を向いて今季リーグ戦を戦い抜くためにも、攻守における連動や連携を十分確認し、C大阪戦で勝利するための準備を万端整えてほしいです。


 今季ここまで舐めてきた辛酸を無駄にするな!やられたらやり返そうぜ!




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投稿者: tao 日時: 2020年11月 7日 12:03

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