メインエスパルス観戦記2020年7戦勝ち無し、8試合ぶり無得点、しかし7試合ぶりのクリーンシート

2020年11月 1日

7戦勝ち無し、8試合ぶり無得点、しかし7試合ぶりのクリーンシート

2020 J.LEAGUE Division1 25th leg.
柏 0-0 清水

 18日に行われたリーグ戦第23節vs鳥栖戦では、終始鳥栖に試合の主導権を握られてしまったものの、3試合ぶりに復帰した悠悟を加えた最終ラインを中心に、体を張って決壊寸前の守備網を維持。終盤の失点で勝ちを逃してしまったものの、5試合続いていた先制点献上と複数失点は何とか食い止め引き分けたエスパルス。31日にはリーグ戦第25節vs柏戦に臨みました。

 鳥栖戦で放たれたシュートは鳥栖の15本に対してエスパルスはわずか2本。前半は0本でした。相手の鋭い寄せに苦しんで思い通りに攻撃を展開することができず、プレーやパスもミスが目立ってしまいボールをロストしてしまう場面が多かった。結果的に受け身の試合展開を変えることができなかったオレンジ戦士達。押し込まれた試合での反撃の方法の確立、そして攻守にわたるプレー精度の向上は、エスパルスが克服しなければならない数多くの課題のうちの重要なものだと思います。
 そして迎える柏戦。柏とは9月25日に日本平で対戦し1-2で敗戦しています。当時は柏の絶対的攻撃の柱であるオルンガを欠いての試合。しかし次節はオルンガの出場も十分可能性があります。驚異的な攻撃力と得点力で今季リーグ戦のゴールランキングで2位の小林(川崎)と10ゴール差をつけ、ぶっちぎりのトップをひた走るオルンガ。攻守にわたりミスが目立つエスパルスにとって、柏は強豪チームであり驚異でしかありません。しかし!そんな強豪チームにも決してひるまず、正々堂々戦い全力で臨めば、きっと打開の糸口は見えてくるはず!決して下をむくことなく前を見据えて、ズべ手の力を出し尽くして戦ってほしいところです!

 鳥栖戦から約2週間の期間があったエスパルス。この期間をいかに有効に使えたか否かはこの一戦に現れることでしょう。怪我で戦列を離れていたオレンジ戦士も復帰しつつあります。前節vs鳥栖戦では複数失点を抑え、守備も徐々に整いつつあります。チームの総力も上がりつつある今、アウェイで柏を撃破し、残るリーグ戦で意地を見せることができるか!エスパルスの気概を見せたい試合がキックオフ!

 この試合から少数ながら、アウェイサポーターも試合会場に入場できるようになりました。日立台に駆けつけてくれたオレンジサポータの皆さんは総勢約200人。声を出せないながらもエスパルス独特のサンバ応援のリズムでの手拍子は、オレンジ戦士の背中を力強く押しtげくれたはずです!
 この試合でクラモフスキー監督は9試合ぶりに布陣を4-3-3に変更。ソッコがけがから復帰したことが布陣変更の要因になっていると思います。その結果、スタメンはGKに梅田、CBにソッコとヴァウド、SBにエウソンと金井、守備的MFにはヘナトと慶太、トップ下には後藤、最前線には翔太とケンタ、そしてカルリーニョスが入りました。ヘナトはCBから本職の守備的MFへ。中盤からの守備力の向上に期待がかかります。
 試合立ち上がりからエスパルスは運動量を惜しまず、高い位置から積極的に柏攻撃陣にプレスを仕掛けてボールを奪い、そこから攻守の切り替えを速くしてサイド攻撃から柏陣内へ切り込み、柏ゴールを脅かします。しかし柏ゴール前でのプレーの精度に欠き、シュートをゴールに結び付けることができません。一方の守備陣は、ソッコやヴァウドが中心となって守備ラインを統率、柏攻撃陣に守備ラインの裏を突かれることもなく安定した守備を見せていました。また梅田のファインセーブもあり自陣ゴールを守り続けます。
 結局前半は両者ともゴールがないまま終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半になると柏は選手を一気に3人交代させ中盤の構成を変更して修正を図ってきます。エスパルスは前半のようなパスワークからの攻撃展開が柏に封じられてしまい、柏陣内に切り込んでもゴールに迫ることができません。逆に柏に試合の主導権を握られてしまい、オレンジ戦士は自陣で守備に忙殺されてしまう時間がつづいてしまいます。それでもGK梅田のファインセーブでゴールを死守し、失点を防ぎ続けます。
 先制点を決めたいクラモフスキー監督は71分、翔太に代えてティーラシンを、後藤に代えて唯人を投入。中盤から最前線の選手を入れ替えて攻撃の活性化を図ります。しかしそれでも中盤からスペースを消して自分たちの攻守のリズムを崩さない柏に対し、オレンジ戦士は押し込まれてしまう時間が続いてしまいます。
 膠着状態を打破したいクラモフスキー監督は88分、ヘナトに代えて涼を投入。攻守のバランスをとりつつ、最後のチャンスを狙います。しかしエスパルスは柏ゴールをこじ開けられないまま試合終了。スコアレスで柏に引き分けました。


 エスパルスは柏に引き分け、勝ち点1を分け合いました。この結果を受けてもリーグ戦の順位は変わらずの暫定17位。エスパルスの酷難は続きます。
 2週間の準備期間をもって試合に臨んだエスパルスに対し、8日間で3試合、中2日で試合に臨んだ柏は、得点ランキングトップを独走するオルンガは温存。エスパルスにとってこれ以上ない「追い風」が吹いていたにもかかわらず、試合結果は引き分け。到底納得できる結果ではありません
。しかし、毎試合のように前半にあっさりと失点し、そして毎試合のようにあっさり複数失点し続けたエスパルス守備陣が7試合ぶりに無失点で守り切ったことは、大きな収穫だと思います。
 試合のなかった2週間、翔太は「本心をぶつけ合う期間になった」とコメント。プレッシャーの掛け方やラインの保ち方をもう一度共有し、監督が求める要素も再確認。オレンジ戦士達は互いのコミュニケーションを深めることで苦境打破の手がかりを探りました。そして迎えた柏戦。故障者が相次いだことや守備の安定を図って採用していた3バックから、就任以来ベースとしてきた4バックに回帰。シーズン当初から採用していたシステムに戻り、オレンジ戦士も迷いなくプレー。これまで守備網に目立っていた穴をほとんどつくらず、攻撃力のある柏を完封することができました。
 一方で攻撃陣は、前半からハイプレスを展開しサイドから攻撃を展開。前半のシュート数は柏の5本を上回る7本。ポゼッションでも54パーセントと柏を凌駕していました。しかし後半から柏のネルシーニョ監督に対応されてしまうと攻撃陣は不活性化。柏ゴールに迫るも、ゴール前の精度を欠いて7戦勝ちなし。攻撃陣の連携や連動、そして練度に問題が顕在化する試合になりました。
 守備陣は整いつつあります。残るは攻撃展開時の連動と対策を打たれた時の対応策となる「引き出し」の数を増やすこと。成果と課題が見えた「次につながる勝ち点1」だったと思います。


 次の試合はリーグ戦第26節vs神戸戦。神戸とは7月18日にアウェイ@ノエスタで対戦し1-3で敗戦しています。そして神戸にはイニエスタや元オレンジ戦士のドウグラスなど強力な攻撃陣を要するチーム。わずかな守備の綻びも見逃さない高い攻撃力はJリーグ屈指といえるでしょう。そんな神戸を日本平に迎えての次節。しかも次節は中2日の水曜開催のナイトゲーム。安定感を増してきたエスパルス守備陣の真価が問われる一戦になりそうです。しかし!そんな神戸攻撃陣をしっかりリスクマネジメントして封じることができれば、勝利に向けた一筋の光明を見出すことができるはず!原点回帰したエスパルスの本領を発揮してほしいです!


 オレンジ戦士はまずは柏戦で身体にたまってしまった疲労をしっかりと取り除き、フィジカルケアに十分時間を割いてほしいです。そのうえで、安定感を増してきた守備陣の連携や連動の向上、そして攻撃時のパスミスやシュートミスの撲滅と、連携や連動の確認を万全に行ってほしいです。そして我等が聖地・日本平で神戸を迎え撃ち、勝利の凱歌を高らかに歌ってほしいです。


 まずは守備!そして攻撃!できることを増やせば勝利も近づく!




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投稿者: tao 日時: 2020年11月 1日 10:27

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