メインエスパルス観戦記2020年スコア以上に厳しい状況を突き付けられてしまった敗戦...

2020年10月 4日

スコア以上に厳しい状況を突き付けられてしまった敗戦...

2020 J.LEAGUE Division1 20th leg.
大分 2-1 清水

 9月26日に行われたリーグ戦第19節vs名古屋戦では、試合開始直後に失点してしまい、その後も名古屋の猛攻を防ぐために防戦一方に。前半に追加点を献上してしまうと、後半に入っても状況に変化は見られずに追加点を献上。試合終了間際に1点返すのがやっとだったエスパルス。10月3日にはリーグ戦第20節vs大分戦に臨みました。

 守備の要のヴァウドを累積警告による出場停止で欠く中の名古屋戦。試合の出鼻をくじかれたオレンジ戦士は自分たちのサッカーを展開することもままならず名古屋に一方的に攻められるだけの試合展開に。攻守にわたり連携ミスやパスミスが目立ってしまい、攻撃のリズムは皆無。試合後に河井チャソは「同じような失点の形が続いている。練習での意識が足りない」とコメント。チーム内でこのような意識を共有し、課題を明確化してチーム全体で課題を解決してほしいです。
 そして迎える大分戦。大分とは7月26日に行われた第7節@日本平で勝利しています。今季ここまでのリーグ戦で3勝しかしていないエスパルスにとって貴重な勝ち試合の相手だった大分。しかし大分は勝ち点22で12位に位置するチーム。勝てたチームだからと油断するようなら、試合の結果は悲惨なものになることでしょう。一方で次節は中6日の期間が空きます。過酷な真夏の週2試合の7連戦を終え、しっかり準備期間が取れます。オレンジ戦士の再奮起に期待したいところです!

 監督、そしてチーム全体で課題を修正し、そしてそれを勝利に結びつけるために、選手の想いが試される試合になるであろう大分戦。ここが正念場!ここが踏ん張りどころです!チーム全体で意識を高めてアウェイで大分を撃破し、停滞しかけているチームを奮い立たせ、リーグ戦上位進出への狼煙とすることができるか!エスパルスの意地を見せたい試合がキックオフ!

 この試合は久しぶりに中6日で行われた試合。準備期間も長く選手もリフレッシュし十分な準備ができたと思います。そしてこの試合でヴァウドが出場停止開けに。守備の本職が最終ラインに戻り、守備の修正にも期待がかかります。そして先発出場した後藤にとっては古巣対決。後藤の奮起にも期待したいところです。
 試合立ち上がりはお互いに相手をけん制しあうかのような慎重な試合展開に。お互いにマイボールにする時間を長くし、相手の攻撃陣の出方をうかがうような時間が続きます。しかし16分、エスパルスの自陣左サイドの最終ラインの裏を、大分のロングボール1本で簡単に突かれ、相手選手2人の連係から最後は高沢に決められてしまい失点。エスパルスは大分に先制点を献上してしまいます。
 その後エスパルスは同点に追いつくべく攻勢を強めるも攻守がかみ合わず、大分に脅威を与えるような攻撃を展開することができません。それでもオレンジ戦士は下を向かず、大分ゴールに迫り続けます。
 すると26分!中盤右でボールを受けたエウソンがドリブルで大分陣内に切り込んでバイタルエリアのカルリーニョスへパス!これをワンタッチで大分守備陣の裏を突く浮き球のパス!これを大分守備陣の裏へ抜け出たドゥトラが大分GKと交錯しながら浮き球のシュート!ふわりと浮かんだボールは大分ゴールに吸い込まれてゴール!エスパルスが同点に追いつきました!
 追いついたエスパルスはこの勢いに乗じて一気呵成に大分陣内に切り込み逆転を狙いたいところ。しかしその後は連係ミスや連動に精彩を欠き、追加点を奪うことができません。そしてそのまま前半が終了。1-1で試合を折り返します。
 
 後半に入り試合は拮抗した展開に、お互いに攻撃の力量を高めてゴールを狙いますが、追加点を決めるには至らず、攻守が激しく入れ替わる時間が続きます。しかし60分を過ぎたあたりからオレンジ戦士の運動量が激減し始めてしまい、次第に大分にボールを保持され試合の主導権を大分に掌握されてしまいます。エスパルスは自陣に押し込まれてしまい防戦に回る時間が多くなり始めてしまいます。
 追加点を奪いたいクラモフスキー監督は69分、河井チャソに代えて成岡を投入。中盤にフレッシュな選手を投入し攻守の活性化を図ります。しかしその7分後の76分に大分のサイド攻撃からバー直撃のシュートを許してしまい、跳ね返りを田中に決められてしまい失点。エスパルスは大分に引き離されてしまいます。
 再び大分に吹き放されてしまったクラモフスキー監督は、77分に後藤に代えて翔太を、85分にはケンタに代えて奥井を、ドゥトラに代えて慶太を投入。攻撃的な選手を矢継ぎ早に投入し反転攻勢を狙います。しかしリードを奪った大分は自陣で守備を固めてしまい、エスパルス攻撃陣は大分ゴールに迫ることができないまま試合終了。エスパルスは大分に敗戦してしまいました。


 エスパルスは大分に敗戦。勝ち点を積み上げる事ができませんでした。この結果エスパルスのリーグ戦の順位は一つ下がって暫定17位に。今季リーグ戦で3回目の3連敗となってしまいました。
 前節vs名古屋戦終了後に守備の修正を誓ったクラモフスキー監督。しかし結果は前半速い時間帯の先制点献上。今季何度も見せつけられてきたシーンでした。
 同点で迎えた後半は防戦一方に。「疲れもありプレスにいけなくなった」と試合後に後藤はコメント。相手にボールを回される時間が続いてしまうと、勝ち越し点も同じ左サイドを狙われ、こぼれ球を蹴り込まれて失点。試合中に守備を修正することができませんでした。そして大分に再び引き離されてしまった76分、オレンジ戦士に反転攻勢に出る力は残っていないかのように見えてしまいました。
 今季リーグ戦で何度も見てきた敗戦のパターン。名古屋戦を含めて見せてきた課題の解決策としての守備のてこ入れは奏功することはありませんでした。しかも1点ビハインドになっても、守備への意識が強くなったオレンジ戦士達は攻撃の推進力を失い、大分の守備ブロックを前にボールを保持してもスピード感のないパス回しに終始するばかり。クラモフスキー監督が今季掲げる「アグレッシブで速い攻撃サッカー」はどこ吹く風といった感じでした。
 リーグ戦はすでに折り返しを過ぎて後半戦に突入。今季は降格がなく来季を見据えた基礎作りと思っています。しかしその趣旨から外れ、今季ここまで積み上げてきたものを全く無視した試合をし、その結果気概を見せないような負け方をすれば、基礎作り以前の問題でしょう。
 こんな時期だからこそ今一度、監督やスタッフ、そして選手が腹を割って話し合い、考え方を共有し同じ方向に向いて歩いてほしいと切に願いたいです。


 次の試合はリーグ戦第21節vs広島戦。広島とは9月9日のリーグ戦第15節で対戦し、4失点で大敗しています。そして広島は目下リーグ戦で11位に位置するチーム。攻撃陣が脅威なのはもちろん、手堅い守備も持ち合わせたチーム。今季大苦戦を強いられているエスパルスにとって、広島に勝利することは非常に難しい状況であることは間違いありません。しかし!だからと言って尻尾を巻いて逃げるなんてことは許されません!結果は後からついてくる!実力差が大きいのならそれを乗り越えんとするために全力で戦ってほしい!戦う姿勢を見せてほしい!今はまずそれを体現してほしいです!

 オレンジ戦士は大分戦での敗戦をしっかり分析し、攻守にわたって相手に劣後していた連携や連動、そしてミスの多さを丁寧に改善し、まずはプレーの精度を上げてほしいです。そして体の奥底に蓄積されてしまった疲労を取り除きフィジカルケアを万全に行い、体調を整えて広島戦に臨んでほしいです。そして何より、勝利を渇望して戦う姿を見せてほしいです!


 酷難は自分達で乗り越えるしかない!ここで折れちゃ何もならない!一歩でも前に進め!




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投稿者: tao 日時: 2020年10月 4日 13:34

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