メインエスパルス観戦記2020年これまでの想いが結実した「メモリアル・ビクトリー」

2020年9月20日

これまでの想いが結実した「メモリアル・ビクトリー」

2020 J.LEAGUE Division1 17th leg.
湘南 0-3 清水

 16日に行われたリーグ戦第24節vs横浜F・M戦では、試合開始直後に失点してしまい、その後悠悟がレッドカードで一発退場。数的不利な状況で前半更に2失点、後半は横浜F・Mに一方的に攻め込まれるも自陣ゴールを守り切りましたが、クラブワーストにならぶリーグ戦7連敗を喫してしまったエスパルス。19日にはリーグ戦第17節vs湘南戦に臨みました。

 試合開始早々の失点、そして悠悟の一発退場。連敗中続いている複数失点を修正しようと臨んだ横浜F・M戦で早々に1人少ない数的不利の状況を招いてしまい、試合運びは一層難しくなってしまいました。耐えきれずに前半だけで3失点。後半も相手の攻撃をしのぎ失点を防ぐのが精いっぱいでした。
 そして迎える湘南戦。湘南とは昨季リーグ戦で対戦し1勝1敗。しかしその1勝はアウェイ@BMWスで対戦し6-0で快勝している試合。そして次節はアウェイ@BMWスでの試合。エスパルスにとっては験がいいスタジアムでの試合といえそうです。一方で2試合少ない湘南に勝ち点9で並ばれてしまい、得失点差で上回られているエスパルス。すなわち!リーグ戦での目下のライバルチームなのです!この試合に負ければクラブワースト記録更新となってしまうリーグ戦8連敗。エスパルスは中3日での試合に対し湘南は中5日。そしてCBの悠悟が出場停止。状況は極めて厳しいことは明白です。しかし!勝てば連敗脱出!今季リーグ戦アウェイ初勝利!そしてJ1通算400勝達成!あれもこれもそれもまるっと好転させるきっかけとなりうる今季リーグ戦で一二を争う重要な試合となるでしょう!

 リーグ戦の折り返しとなる17試合が経過した時点でエスパルスはわずか2勝。勝ち点9はJ2に降格した2015年の同時期を下回っています。複数得点を記録したのは4試合にとどまり、クラモフスキー監督が掲げる攻撃サッカーの姿もほとんど見えていません。この酷難を乗り越えるためにも湘南戦の勝利は必要不可欠!アウェイで湘南を撃破し今季エスパルスの大きなターニングポイントと成すことができるか!エスパルスの意地を見せたい試合がキックオフ!

 この試合でクラモフスキー監督は横浜F・M戦同様にシステムで3バックを採用。出場停止の悠悟に代わり15試合ぶりに先発出場となた六平を中央に置き、両サイドにヘナトとヴァウドを配する布陣。守備的MFには涼が入り、中盤にはケンタと後藤、攻撃的MFに慶太と翔太、最前線にはドゥトラとカルリーニョスが入りました。
 試合開始直後から攻守の入れ替わりが早い試合展開に。急造3バックのエスパルスは六平とヘナト、ヴァウド、そして涼が連動し湘南の攻撃を食い止め続けます。一方攻撃陣は、ケンタと後藤を起点にしたサイド攻撃を展開。翔太を慶太は敵陣内で攻撃にアクセントをつけ、カルリーニョスとドゥトラが湘南ゴールに迫ります。しかしゴール前を固める湘南守備陣を切り裂くことは容易ではなく、また湘南ゴール前でのプレーの精度も不足していたためゴールを決めきることができません。
 結局このまま両者ともゴールが決まらずに前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。

 このところ前半に失点してしまい敗戦することが多かったエスパルス。前半を無失点で折り返すことができました。この無失点を後半につなげたいオレンジ戦士たち。後半開始直後から攻撃のギアを上げ、湘南ゴールを何度も脅かします。
 すると後半開始間もない54分、自陣中央右で慶太がボールを持つと中央前に運んで右サイドを走る後藤にパス!これを受けた後藤が右サイドに流れて湘南ゴール前にクロス!これに走りこんできたカルリーニョスが右足で合わせてダイレクトシュート!ボールは湘南ゴールに押し込まれてゴール!エスパルスが8月8日の札幌戦以来となる先制ゴールを決めました!
 その後も攻撃の手を緩めることなく、細かいパス交換から攻撃のリズムを作り、また長短織り交ぜたパスで湘南守備陣を切り崩し、慶太や翔太、そして後藤やケンタを含め中盤の選手の攻撃参加でエスパルスの攻撃に厚みが増し、湘南ゴールを脅かし続けます。
 しかし62分、後藤が足を痛めて途中交代を余儀なくされてしまいます。クラモフスキー監督は後藤に代えて唯人を投入。さらにその7分後の69分には、翔太に代えてエウソンを、慶太に代えて河井チャソを投入。中盤の選手をフレッシュにして攻守のリズムを崩さずに攻撃強化を図ります。
 その後、交代で入ったエウソンや唯人が攻守において存在感を発揮!特にエウソンは守備でマイボールにするとボールロストすることなく、自陣から広い視野で長短自在にパスを出して攻撃の起点を作り、それをドゥトラやカルリーニョスが湘南ゴールに運ぶ。エスパルスの攻撃に厚みが増します。しかし2失点している湘南守備陣も守備意識を高めて自陣ゴールを守り、エスパルスはゴールを決めることができません。
 しかも78分には、カルリーニョスが足を痛めて交代を余儀なくされてしまいます。クラモフスキー監督はカルリーニョスに代えてティーラシンを投入。最前線でボールを収められる選手を投入し、攻撃にアクセントを加えます。
 すると86分!!ヘナトの自陣でのクリアボールからのルーズボールを湘南の選手と競り勝ったドゥトラ!!これを左サイドを駆け上がる河井チャソと共に湘南バイタルエリア左にドリブルで持ち込み、切り替えして落ち着いてシューート!!丁寧にコースを突いたボールは湘南ゴール右に突き刺さりゴーール!!エスパルスが追加点を決めました!!
 2点目を決めて湘南との差を広げたエスパルス。しかし!攻撃の手を緩めることは一切なく、さらに追加点を求め湘南ゴールに襲い掛かります!
 するとアディショナルタイム!!!、湘南陣内中央でボールを持った涼が湘南守備陣の裏へ抜けるスルーパス!!!これを受けた唯人がワンタッチでゴール正面に折り返しのパス!!!これをダイレクトでドゥトラがシュート!!!ボールはゴールポストにはじかれてしまいますが、跳ね返りをケンタが詰めてボレーーーシューーート!!!ボールはゴールに押し込まれてゴーーール!!!ケンタが試合を決定づける3点目を決めました!!!そしてそのまま試合終了!!!エスパルスが湘南に快勝しました!!!


 エスパルスは湘南に勝利!勝ち点3を積み上げることができました。試合前の段階で勝ち点9で並ぶ17位の湘南を撃破しリーグ戦の順位は暫定ながら16位まで上昇!リーグ戦での連敗はワースト更新をギリギリで回避し7でストップ!!そしてエスパルスは6チーム目となるJ1通算400勝を達成しました!!!
 出口が見えなかった長い長いトンネル、それをようやく抜けました。攻守の連携や連動ががっちりと噛み合い、リーグ戦連敗を7で食い止め、9試合ぶりの勝利でJ1通算400勝を達成しました。
 横浜F・M戦で採用した3バックをこの試合でも採用。出場停止の悠悟の代役を六平が務めました。両脇のヴァウドやヘナトとともに湘南のロングボールやクロスをはね返し続け、7戦連続で喫していた前半での先制点献上を阻止。クラモフスキー監督は「前半が良くできた」と勝因の一つに挙げていました。
 粘り強く耐えた守備陣に、攻撃陣が応えてくれました。54分、右サイドを突破した後藤のクロスを中央のカルリーニョスが右足で合わせてゴール!9試合ぶりの先制点に選手は感情を爆発させ、歓喜の輪ができていました。先制ゴールに勢いづき、一気呵成に湘南に攻めかかるオレンジ戦士達。86分には敵陣で奮戦してボールを奪ったドゥトラがドリブルから技ありのゴールで勝負を決定づけました。
 
 CBでスタメン出場を続けていた悠悟を出場停止で欠く緊急事態に、クラモフスキー監督は六平を緊急起用。3バックの中央でのプレーとなりました。スタメン入りは第3節vsC大阪戦以来15試合ぶりで今季2試合目。慣れないポジションでしたが、必死のプレーで自身の存在をアピールしてくれました。
 守備的MFが本職の六平は「連戦だったので練習はやっていなかった」とガチンコだったことを明かし「昔、練習でやったことはあったので何となくイメージはあった」と、過去の記憶を頼りに試合に臨んだとコメントしました。
 試合中はアンカーの涼とコミュニケーションし相手の警戒すべきポイントを確認。「基本的にヘナト(・アウグスト)、ヴァウド、タケ(竹内)の4人でリスクマネジメントしていた」と六平。空中戦には不安があったものの「ヴァウドとヘナトがヘディングで全部勝ってくれた」と両脇の本職CBに感謝していました。
 今季初の完封勝利に貢献し「慣れないポジションだったけど、みんなでコミュニケーションを取って良いゲームができた」と胸をなでおろした六平。クラモフスキー監督も「素晴らしいパフォーマンスだった」と六平を称えていました。
 
 同じ勝ち点の湘南からの白星で最下位は脱出。しかし満足できる成績ではありません。「素晴らしい内容で成長もできた試合。上に向かっていきたい」とドゥトラはコメント。六平も「ずっと勝てていなくて1勝できただけなので、ここからどれだけ勝てるかが大事」と、今後の巻き返しを誓ってくれました。
 苦しい連敗街道の長い長いトンネルをようやく抜け出したオレンジ戦士達。久々に手にした勝ち点3でチームを覆っていた停滞感を打ち破れるか。ここで再びトンネルに入ってしまってはなにもなりません。今日の試合は目的地ではなく通過点。トンネルの先に開けた新たな景色を確実に手に入れるためにも、オレンジ戦士の逆襲に期待したいです。


 次の試合はリーグ戦第18節vs浦和戦。浦和とは今季リーグ戦第8節@アウェイで対戦し1-1の引き分けに終わっています。しかし目下浦和は勝ち点27の8位にいるチーム。強力な攻撃陣と手堅い守備陣を要する浦和を攻略することは容易いことではないでしょう。しかも次節は中3日で開催されるミッドウィークの試合。この試合で途中交代した後藤やカルリーニョスを含め、厳しいし日程で連戦を強いられている選手のコンディション調整も非常に気にかかります。しかし!次節は我等が聖地・日本平での試合!湘南戦の快勝の勢いをさらに強く大きくし繋げていくためにも、この浦和戦での勝利は非常に大きな意味を持つと思います。

 オレンジ戦士はまずは厳しい連戦での疲れをケアするべく、フィジカルコンディション調整を万全に行ってほしいです。そして湘南戦で出来ていたこと、やれていたこと、一方で出来なかったことを冷静に分析し、攻守にわたって連携や連動を確認してほしいです。そして再びトンネルに入らないよう、日本平で浦和を撃破してほしいです!


 1つの勝利がオレンジ戦士に力を与える!メモリアル・ビクトリーを次につなげようぜ!




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投稿者: tao 日時: 2020年9月20日 14:23

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