メインエスパルス観戦記2020年数的不利があったにせよ...

2020年9月18日

数的不利があったにせよ...

2020 J.LEAGUE Division1 24th leg.
横浜F・M 3-0 清水

 12日に行われたリーグ第16節vs鹿島戦では、自陣でのパス回しのミスを鹿島に突かれてしまい前半立て続けに2失点。その後は鹿島ゴールを脅かすシーンもありましたがゴールにはつながらず、それでも後半に交代出場した唯人やティーラシンの活躍で1点返すも反撃しきれないまま敗戦してしまったエスパルス。16日にはACLの関係で変則日程となったリーグ戦第24節vs横浜F・M戦に臨みました。

 守備の軽さによる前半の失点が鹿島戦でも繰り返されてしまいました。29分と32分の失点はいずれも自陣でのパスを鹿島にかっさらわれてしまったことによる失点。ボールを丁寧につないで攻撃を組み立てるのは今季のエスパルスが目指すサッカーの特徴。しかし自陣でのミスは致命的な事態を招いてしまいます。チーム状態を象徴するような2失点。一つ一つのプレーの精度や練度を最大限に上げなければ、エスパルスが目指すサッカーは具現化できないと言えると思います。
 そして迎える横浜F・M戦。横浜F・Mとは8月19日のリーグ戦第11節で対戦したばかり。その時は壮絶な撃ち合いの末3-4で敗戦しています。しかし昨季リーグ戦で優勝し今季も優勝の期待がかかる強豪チームの横浜F・Mから3ゴールを奪い勝利に肉薄できた。クラモフスキー監督の古巣、そして横浜F・Mのポステコグルー監督との師弟対決第2弾!しかもアウェイ@日産スでの試合。クラモフスキー監督の闘志に火がつかないわけがありません!その意気をオレンジ戦士が感じ取り、チーム全員で日産スで横浜F・Mを撃破することができれば、チームにとって大きな大きな力になるはずです!

 この試合はミッドウィークのナイトゲーム。だもんで試合内容はこれっぽっちもわかりません。しかしサッカー関係のサイトやSNSなどを見るにこの試合は「数的不利が致命傷になってしまった」試合だったようです。

 試合はいきなり動きます。開始直後の9分に横浜F・Mのエリキに決められてしまい失点。エスパルスは試合開始直後から1点を置きかけなければならない厳しい試合展開を余儀なくされてしまいます。しかもその4分後の13分には、最終ラインの突破を図る横浜F・Mの選手を悠悟が倒してしまいファウルの判定。これが一発レッドカードとなってしまい退場処分に。エスパルスは10人で戦わなければならない、非常に厳しい試合を強いられることとなってしまいます。
 数的不利になってしまったエスパルスは横浜F・Mに一方的に攻めこまれてしまう状況に。22分と28分には立て続けに横浜F・Mに決められてしまい2失点。エスパルスは3点を追いかけなければならない状況に陥ってしまいます。
 その後も自陣で横浜F・Mの猛攻を受け続け守備に忙殺されてしまうエスパルス。それでもオレンジ戦士全員でゴール前を固めて更なる追加点を許さないまま前半が終了。3点ビハインドで試合を折り返します。
 
 後半からクラモフスキー監督は、慶太に代えて六平を投入。中盤での守備強化と攻撃の起点づくりに期待を寄せます。しかし後半に入っても状況に変化はなく、数的不利なエスパルスは横浜F・Mの圧倒的な猛攻撃の前に自陣に押し込まれてしまい、横浜F・Mの攻撃を何とかはじき返すのがやっとの試合展開に。攻撃のチャンスは少なく、またそのチャンスとなってもプレー精度を欠いてしまい、横浜F・Mからゴールを奪うことができません。
 厳しい局面を打開したいクラモフスキー監督は64分、河井チャソに代えてケンタを、奥井に代えても宮本を、後藤に代えてカルリーニョスを投入。ピッチで汗をかける選手を投入し、試合の流れの中から反撃の機会をうかがいます。しかしその交代も奏功することはなく、自陣で横浜F・Mの集中砲火を浴びせられてしまう非常に厳しい試合展開に。それでもGK択生の好セーブや横浜F・M攻撃陣の決定力不足もあり、何とか追加失点を免れ続けます。
 一矢報いたいクラモフスキー監督は75分、ティーラシンに代えてドゥトラを投入。最前線にフレッシュな選手を投入し、横浜F・M守備陣の打開を図ります。しかしエスパルスが攻勢に出る場面は少なく、意地のゴールを決められないまま試合終了。エスパルスは横浜F・Mに敗戦してしまいました。


 エスパルス横浜F・Mに敗戦、勝ち点を積み上げることができませんでした。この敗戦によりエスパルスは1996年以来のクラブワーストとなるリーグ戦7連敗。当時は延長vゴール方式での敗戦も含まれているため、90分間での試合での連敗とすれば、リーグ戦7連敗は実質的にクラブワースト記録更新といえるかもしれません。
 数的不利が試合結果に色濃く反映されてしまいました。ゲームプランが狂ったのは0-1で迎えた13分。突破を図った横浜F・Mの仲川を悠悟がペナルティーエリア手前で肩に手を掛けて倒してしまい一発レッドで退場処分に。連敗中続いている複数失点を修正しようと臨んだ横浜F・M戦で早々に1人少ない数的不利の状況を招いてしまい、試合運びは一層難しくなってしまいました。耐えきれずに前半だけで3失点。後半も相手の攻撃をしのぎ失点を防ぐのが精いっぱいでした。
 今季のリーグ戦で一貫していた4-3-3の布陣から、MFヘナトを最終ラインに入れる3バックに変更。横浜F・Mの布陣と同じにしてミラーリングで臨んだ横浜F・M戦。クラモフスキー監督は「使いたいスペースで数的優位をつくりたかった」と意図をコメントしましたが、10人での戦いによって狙いは頓挫。守備時には自陣ゴール前に両ウイングバックを加えた5人が並び、厚みが増したはずでしたが
、試合開始直後の9分に7試合連続で先制点を献上。急造布陣も課題の解消にはつながりませんでした。
 リーグ戦の折り返しとなる17試合が経過した時点でエスパルスはわずか2勝。勝ち点9はJ2に降格した2015年の同時期を下回っています。複数得点を記録したのは4試合にとどまり、「主導権を握り相手を圧倒する」というクラモフスキー監督が掲げる攻撃サッカーの姿もほとんど見えていません。エスパルスが置かれている状況は更に厳しさを増したといえるでしょう。
 数的不利な状況があったにせよ、その数的不利を招いた一発レッドの場面はエスパルスの守備の軽さが招いたもの。急造布陣で慣れないポジションでの試合となり選手の練度が足りなかったとしても、それはこれまでの試合であまりに失点が多く、この布陣で臨まざるを得なかったがためではないでしょうか。つまり、起こるべくして起こった敗戦と考えるのが妥当ではないかと思います。
 敗戦の責任を何かに転嫁するのではなく、敗戦という結果を真摯に受け止め、非常に厳しい状況にある現状をオレンジ戦士一人一人がどれだけ感じ取り、それを打開するべく具体的な行動に移せるか。この酷難を乗り越えるための最大限の奮起を、エスパルスの選手、スタッフに期待したいです。


 次の試合はリーグ戦第17節vs湘南戦。湘南とは昨季リーグ戦で対戦し1勝1敗。しかしその1勝はアウェイ@BMWスで対戦し6-0で快勝している試合。そして次節はアウェイ@BMWスでの試合。エスパルスにとっては験がいいスタジアムでの試合といえそうです。一方で2試合少ない湘南に勝ち点9で並ばれてしまい、得失点差で上回られているエスパルス。すなわち!リーグ戦での目下のライバルチームなのです!この試合に負ければクラブワースト記録更新となってしまうリーグ戦8連敗。エスパルスは中3日での試合に対し湘南は中5日。そしてCBの悠悟が出場停止。状況は極めて厳しいことは明白です。しかし!勝てば連敗脱出!今季リーグ戦アウェイ初勝利!そしてJ1通算400勝達成!あれもこれもそれもまるっと好転させるきっかけとなりうる今季リーグ戦で一二を争う重要な試合と言えそうです!


 オレンジ戦士はこの連戦で蓄積されてしまったであろう疲労の回復に努め、コンディション調整を十分行ってほしいです。そしてクラブ創設以来最悪のこの酷難を絶対にチーム一丸となって乗り越えるんだ!という強い意志の元、選手・スタッフ、そしてサポーターの想いを一つにして、湘南に勝利し、リーグ戦反転攻勢の大きなターニングポイントにしてほしいです。


 これ以上悪くならないのであれば、あとは上昇するだけ!折れずに愚直に進もう!




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投稿者: tao 日時: 2020年9月18日 23:43

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