メインエスパルス観戦記2020年撃ち合い上等の師弟対決は師匠に軍配

2020年8月21日

撃ち合い上等の師弟対決は師匠に軍配

2020 J.LEAGUE Division1 11th leg.
清水 3-4 横浜F・M

 15日に行われたリーグ戦第10節vs仙台戦では、ルヴァ杯予選から中2日で行われたためスタメンを大きく変更。遠隔地のアウェイゲームと酷暑の中での試合。厳しい環境の中でゴールは生まれなかったものの、集中を切らさずに戦い抜きリーグ10戦目で今季初の無失点。スコアレスドローに終わったエスパルス。19日にはリーグ戦第11節vs横浜F・M戦に臨みました。

 これまでリーグ10試合で毎試合失点していたエスパルス守備陣。しかしこの試合ではオレンジ戦士全員が最後まで運動量を落とさずに高い位置からプレスを展開。仙台の攻撃の起点をつぶし続け自陣ゴールを守り切り無失点で終えることができました。一方で攻撃陣は自分たちが試合の主導権を握っているときにゴールを決めることができなかった。成果と課題が現れた試合だったと思います。
 そして迎える横浜F・M戦。横浜F・Mとは昨季2戦して2勝している相性のいい相手。しかし横浜F・Mは昨季リーグ戦で優勝しており、今季も優勝の期待がかかる強豪チーム。そして今季からエスパルスの指揮を執っているクラモフスキー監督が昨季コーチを務めていたチーム。クラモフスキー監督としては古巣、そして横浜F・Mのポステコグルー監督との師弟対決となります!一方でこの試合はリーグ戦から中3日で行われるミッドウィークのナイトゲーム。選手のコンディション調整も気になります。しかし!この「師弟対決」を制し、横浜F・Mを日本平で撃破できれば、監督には采配に、選手には実力に、大きな自信を与えてくれるはずです!

 エスパルスのJ1通算1,300ゴールとJリーグ通算400勝がかかった大一番となる横浜F・M戦!日本平で強豪の横浜F・Mを撃破し師弟対決で師匠を破り、チーム全体に強固で絶大な力を得ることができるか!エスパルスの誇りを見せたい試合がキックオフ!

 試合はいきなり動き出します。開始直後の2分にジュニオール・サントスの強引な突破を許してしまいゴール前に侵入されてしまい失点。エスパルスはいきなり1点を追いかけ無ければならない厳しい試合を強いられてしまいます。
 しかしその10分後の12分、横浜F・M陣内でのこぼれ球をすかさず回収し、カルリーニョスがドリブルで中央の前へ。左を走る涼にパスを出すと、涼がワンタッチで左サイドにいるケンタへパス!これをケンタが受けると切り替えした横浜F・Mゴール左斜めの得意な位置から右足を振りぬいてシュート!コースを突いたボールはゴールに吸い込まれてゴール!エスパルスのJ1通算1,300ゴールで早い時間に横浜F・Mに同点に追いつきました!しかしその7分後の19分に前田大然に決められてしまい失点。エスパルスは再び横浜F・Mに突き放されてしまいます。
 しかしオレンジ戦士はここで浮足立つことなく、逆にサイド攻撃を駆使した速い攻撃を展開。エスパルスが横浜F・Mゴールに攻撃を仕掛け続けます。それでもリードを奪った横浜F・Mはリスクコントロールで守備意識を高め、エスパルスの攻撃はゴールに結びつくにない足りません。
 このまま横浜F・Mリードで前半が終わるかと思われた前半終了間際の44分、自陣中央のヴァウドから横浜F・M陣内右サイド中央に展開した翔太へロングパス!これを受けると翔太がドリブルで持ち込んで右サイドからゴール前へアーリークロス!!これを横浜F・MDFがクリアするもクリアが小さく、ボールは横浜F・Mゴール方向へ!!ボールは横浜F・Mゴールに転がり込んでゴーール!!そして前半が終了!エスパルスが横浜F・Mに追いついて前半が終了します。
 
 後半になると両者攻撃陣が持ち味を発揮して攻撃を展開。それを守備陣がはじき返し続けるという激しい主導権争いが見られる試合展開に。エスパルスは強力な横浜F・Mの猛攻撃をヴァウドや悠悟をはじめとしたオレンジ戦士が身体を張ってなんとか防ぎ続け、自陣ゴールを守ります。
 両者拮抗した試合となりクラモフスキー監督は、68分にケンタに代えて唯人を、奥井に代えて金井を投入。その11分後には、翔太に代えて梨誉を、涼に代えて六平を投入。攻守のバランスをとりつつ、攻撃の起点となる選手を投入し横浜F・Mの守備を切り崩しにかかります。しかし連戦と酷暑の疲れからかオレンジ戦士のプレーの精度が落ち始めてしまい、エスパルスの攻撃にゴールを決める迫力がありません。そして試合終盤の84分と86分に立て続けに横浜F・Mに決められてしまい失点。エスパルスはあっという間に横浜F・Mに突き放されてしまいます。
 このまま黙ってはいられないクラモフスキー監督は88分、後藤に代えてティーラシンを投入。最前線の選手を追加し最後の反撃に出ます。するとその直後の90分!!!エスパルスが右からのCKをゲット!ニアサイドに上がったセンタリングは横浜F・M守備陣に当たるも、こぼれ球をティーラシンがヘディングシュート!これはポストにはじかれてしまいますが、跳ね返りに飛び込んできたのは金井!!!金井が身体ごと飛び込んでダイビングヘッド!!!ボールはゴールに突き刺さりゴーーール!エスパルスが横浜F・Mに1点差に詰め寄ります!!!
 その後のアディショナルタイムはエスパルスのパワープレーの時間帯に!オレンジ戦士全員で横浜F・Mゴールに猛然と詰め寄りますがゴールを決めることはできないまま試合終了。エスパルスは横浜F・Mに敗戦してしまいました。


 エスパルスは横浜F・Mに敗戦。勝ち点を積み上げることはできませんでした。この結果リーグ戦の順位は一つ下がってしまい16位に。今季はJ2降格はないものの、この順位では誰も満足しているわけはありません。
 クラモフスキー監督がコーチとして在籍していた横浜F・Mとの一戦。横浜F・Mのポステコグルー監督の薫陶を受けたクラモフスキー監督だけあって、両者とも似たような攻撃主体のチーム同士の戦いに。ある程度リスクを冒しても前に速く強い攻撃を仕掛けるチーム同士の試合は、目まぐるしく攻守が入れ替わる見ごたえある試合でした。
 そんな中、試合開始直後に失点しても直ぐに追いつき、再度引き離されても攻撃の手を緩めず、後半に立て続けに失点しても下を向かず、最後最後までどん欲にゴールを狙い続けたエスパルス。クラモフスキー監督のこの一戦に賭ける想いと、監督を男にしてやろうというオレンジ戦士達の気概が見えた試合だったように思います。守備陣もヴァウドや悠悟をはじめとした選手が横浜F・Mの圧力のある攻撃を身体を張って防ぎ続けた。無失点とはいかなかったけど、その戦いぶりは評価に値すると思います。
 それでも試合結果は師匠に軍配。ここは試合巧者の横浜F・Mにエスパエルスは実力が及ばなかったといえるでしょう。試合開始直後の失点や試合終盤の2失点はチーム全体として猛省したいところ。試合開始直後や終盤は失点のリスクが非常に高い時間帯。チーム全体で90分間途切れることのない守備意識を更に強化してほしです。


 次の試合はリーグ戦第12節vs横浜FC戦。横浜FCは今季J2から昇格してきたチーム。しかし現在のリーグ戦の順位はエスパルスの2つ上の14位。J1昇格の勢いを保ちつつ、前々説の湘南戦、そして前節の鹿島戦と連勝し更に勢いを増しつつあるチーム。堅実に勝ち点を積み上げてきています。そしてなにより、横浜FCにはあのキング・カズこと三浦知良選手、そして中村スンスケも在籍しているチーム。決して侮ることができない、逆に現時点では実力ではエスパルスより横浜FCのほうが上だと思います。ここで全力で対戦し撃破しなければならない横浜FC、そして次の試合は中2日の土曜日開催の試合。選手のコンディション調整に不安がよりぎります。しかし!勢いに乗る横浜FCを日本平で迎撃し、エスパルスの実力以上の力を出し切ることができれば、必ず勝利を掴めるはず!日本サッカー界のレジェンドが在籍するチームに勝利することができれば、オレンジ戦士の大きな自信につながるはずです!


 オレンジ戦士はまずは酷暑の連戦で身体に溜まってしまったであろう疲労をしっかり取り除き、フィジカルコンディションの調整を十分に行ってほしいです。そして試合開始直後や終了間際などの失点リスクが高まってくる時間もチーム全体で守備意識を落とさないよう、オレンジ戦士全体での意識と連動の向上、そして連携面でのミスを極力減らしてほしいです。そして勢いを増す横浜FCの鼻っ柱をここでへし折る勝利を決めて、日本平の夏の夜空を勝利の花火で彩ってほしいです。


 金井もゴールを決めたし、チーム力は着実に向上してる!この歩みのさらなる強化を!




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投稿者: tao 日時: 2020年8月21日 23:15

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