メインS-PULSE2019年幾度もエスパルスの危機を救ってくれたオレンジ戦士がエスパルスとの別れは...

2020年1月11日

幾度もエスパルスの危機を救ってくれたオレンジ戦士がエスパルスとの別れは...

六反 勇治選手 横浜FCへ期限付き移籍決定のお知らせ
ドウグラス選手 ヴィッセル神戸へ完全移籍決定のお知らせ
(いずれもエスパルス公式)

 年が明けてオレンジ戦士の契約更改が続く中、去就が気になっていた2選手の移籍が発表になってしまいました...。二人ともエスパルスにとってなくてはならない選手だと思うので、移籍は本当に残念でなりません...。

 エスパルスのゴールマウスを守ってくれた六反は横浜FCへのレンタル移籍が決定しました。

 2017年にJ1に復帰したエスパルスにやってきてくれた六反。それまでにシーズン途中でスタメンGKが入れ替わることが多かったエスパルスにあって、2017年・2018年と不動の正GKとしてリーグ戦フル出場。エスパルスのゴールマウスに立ちはだかってくれました。
 
 気迫のこもったセービングとDF陣へのコーチングで守備陣を統率してくれた六反。それを軽く凌駕するスーパーセービングの数々。至近距離からのシュートでもミラクルセービングでゴールを守る、まさに「信頼おける最後の砦」でした。2018年のリーグ戦第29節「静岡ダービー」vsジュビロ戦では、相手選手に前歯を4本折られながらもゴールを守りきり勝利に貢献し、最終節vs神戸戦では、大荒れに荒れた試合の中、アディショナルタイムに豪快なヘディングシュートで同点弾をたたき出してくれたことも記憶に新しいです。
 
 2018年の好成績から2019年にさらなる飛躍を期待されていたエスパルス。その中にあって六反は開幕戦vs広島戦@アウェイの終盤で負傷交代を余儀なくされてしまい、リーグ戦フル出場記録が途切れます。次節には戦列復帰したものの、不慣れな3-5-2へのシステム変更への対応が遅れて試合守備が崩壊。失点の山を築いてしまいます。
 その後もチームは浮上のきっかけをつかむことができず、リーグ戦第10節vs鹿島戦@アウェイでおった怪我がもとで、六反は戦列を離れることに...。
 チームはリーグ戦第12節vs大分戦の前に監督が交代。GKは西部に代わりました。六反は5月中にサブに復帰しましたが、6月の練習中に再び怪我。そして8月にはオーバートレーニング症候群との診断を受けることに。
 休養の後、10月には練習に復帰していましたが、10月後半からは練習環境をJ3藤枝MYFCに移して復帰に向けて準備をしていました。
 
 2019年は六反にとって人生を大きく揺るがす1年だったと思います。
 チームに対する責任感の強い選手故に、チームの不調や自身の度重なる怪我等、様々な要因が重なりオーバートレーニング症候群となってしまったこと。そこから復帰できないかもしれないという恐怖もあったはずです。個人的には、敗戦後の挨拶を終えてロッカールームに引き上げるとき、じっとホームゴール裏を見つめている姿が、今でも深く印象に残っています。
 
 そんな折、六反が練習に復帰し藤枝MYFCで体を動かしているとの報を聞き、ほっとしたのは確かなこと。そして横浜FCからオファーがかかるほど回復したことは朗報だと思います。
 
 まずはゆっくりじっくり、横浜FCで試合感を取り戻し「信頼おける最後の砦」を再構築してほしいです。そしてJ1復帰を果たした横浜FCで活躍し、また再びエスパルスに戻ってきてほしいです。


 エスパルスのピンチの時に本当に頼りになったドウグラスは、神戸への完全移籍が決定しました。

 ドウグラスもここでいちいち説明するまでもない、押しも押されもしないエスパルスの大黒柱の一人。2018年にエスパルスに加入。それまでは練習生としてエスパルスの練習に参加していたため、チームにもすんなり馴染みます。そしてデビュー戦となったG大阪戦で途中出場ながら挨拶代わりのゴールをマーク!ここからドウグラスの快進撃が始まります。
 
 その後はスタメンに定着し、リーグ戦で15試合11ゴールと大活躍。高さ、強さ、速さを高いレベルで兼ね備え、脚でも頭でも正確にゴールを射抜くことができる選手。ドウグラスのバイシクルシュートからのゴールは、まさに漫画の世界でもスーパーなミラクルゴールだと思いました。自分でもゴールを決められる決定力があり、周囲もよく見えていて周りの選手も活かせる逸材でした。
 
 ここ数年、J2降格や残留争いに巻き込まれているエスパルスにとって、8位となった2018年は、ドウグラスの活躍抜きには語れず、早くも「史上最高の助っ人」と呼ばれていました。
 
 また、常にチームやチームメイトのことを気遣う選手。そんなドウグラスのおかげもあって、昨シーズンコンビを組んでいた北川航也も飛躍。日本代表に選出され海外移籍も果たしました。
 
 しかし2019年はドウグラスが不整脈を発症してしまい戦列を離脱。また中国のクラブから獲得オファーが届くという事態もありましたが、ドウグラスはエスパルスに残留。そんなこともあり、エスパルスはリーグ戦でスタートから大きく躓いてしまい敗戦を重ねてしまいます。
 チームの状態が悪い中、ドウグラスは第5節vs湘南戦@ホームで途中出場。しかしトップコンディションには程遠い状態でした。それでも5月のリーグ戦vs鹿島戦@アウェイで初先発。ルヴァ杯のG大阪戦ではフリーキックからシーズン初ゴールを決め、コンディションを上げてきます。
 しかしチームはその後も調子が上がらず、ヨンソン監督から篠田善之コーチに監督を交代。篠田監督就任直後のリーグ戦vs大分戦でPKを決めると、そこから7試合連続ゴールと大復活!チームも上昇気流に乗り始めました。
 
 一方、2018年からコンビを組んでいた北川航也が海外に移籍すると、フォーメーションの変更等によりチームもドウグラス頼みの状況になってしまうこともしばしば。また相手がドウグラス対策を講じることでドウグラスが自由にボールを持てなくなってしまったり、そのドウグラス自身もコンディションが上がらなくなってしまう時期もあり、チームの戦績はドウグラスのコンディションに大きく影響を受けてしまいます。
 
 2019年のリーグ戦終盤でエスパルスは勝てない時期が続き、いよいよJ1残留の行方は最終節次第となってしまいます。しかしここでチームは今まで以上に泥臭くアグレッシブに戦います。そして、残留に導く決勝ゴールを決めたのはドウグラスでした。
 
 ドウグラスがいてくれた期間、特に2019年はエスパルスが完全にドウグラスに依存していたシーズンだと思います。それだけに、ドウグラスの移籍はチームにとっては大きな痛手であることは想像に難くありません。しかし、エスパルスは来期、ピーター・クラモフスキー新監督が目指すであろうポゼッションを高めたサッカーへの転換をスムーズに進めるには、ドウグラスの決定力に依存したカウンターサッカーからの脱却は不可欠。そう考えると、ドウグラスの移籍はやむなしと考えられなくもないと思います。

 ドウグラスの在籍期間は1年半と比較的短期間ではありましたが、プレーや人柄でサポーターに強烈な印象を残し、何よりもチームに結果を残してくれた、まさに史上最高の助っ人だったということは異論がないと思います。
 
 エスパルスに残留ゴールとおそらく高額な移籍違約金を置き土産として退団していくドウグラス。非常に残念ではありますが、今までの活躍には感謝の言葉しかありません。そして神戸でまずは健康に気をつけて(エスパルス戦以外で)活躍してもらいたいと思います。
 
 一方でエスパルスは神戸より様々な面で「今は」選ばれにくいクラブであるということも言えるかもしれません。選手に選ばれるクラブにならなきゃね!


 エスパルスを支えてきてくれた選手との別れは本当に寂しいものです...




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投稿者: tao 日時: 2020年1月11日 13:47

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