メインエスパルス観戦記2019年残留を決めて気持ちが落ちてしまったのか...

2019年12月21日

残留を決めて気持ちが落ちてしまったのか...

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会準決勝
神戸 3-1 清水

 7日に行われたリーグ戦最終節vs鳥栖戦では、前半でのゴールは木間あらなかったものの、オレンジ戦士全員が泥臭く走り回り、体を張ってセカンドボールを回収。そして後半にドグのミラクルゴールが決まって先制!その後も捨て身のプレーで自陣ゴールを守り切り7試合戦ぶりのクリーンシートで勝利!J1残留を決めたエスパルス。21日には天皇杯準決勝vs神戸戦が行われました。

 派手さはなくても見ごたえは無くても、オレンジ戦士全員が意識を一つにし、運動量を落とさず球際で激しく、泥臭く鳥栖攻撃陣を追い回して守備を展開。そして少ないチャンスをゴールに結びつけるべくボールをエースに集める。エスパルスにとっての今季集大成となるであろう最終節は、正直あまりかっこいいものではなかったかもしれません。しかし、今できることを最大限実践し勝利を掴み取るためには、最終節で奇をてらった作戦に打って出るよりも、よりリアリティの高い戦術を展開することが大切だったのかもしれません。そしてエスパルスの絶対エースのドグが決めてくれた値千金のゴール!更にチーム全体での献身的な守備を実践して無失点!サポーターも選手のバス待ちからスタジアム内でのサポートまで一貫して一丸となっての応援。エスパルスを想う人々の気持ちが一つになって掴み取ったJ1残留だったと思います。
 そして迎える天皇杯準決勝vs神戸戦。神戸とは今季リーグ戦で1勝1分とまずまずの戦績。しかし神戸はビジャが今季限りで現役引退を発表。タイトルゲットに対するモチベーションはチーム全体でも高いと考えるのが自然でしょう。ポドルスキーも在籍する神戸はここ一番での爆発的な攻撃力が脅威になるはず。負ければ全て終了の一発勝負のトーナメント戦。小さなミスや遅れが取り返しのつかない致命傷になることは明白。しかし!まだエスパルスの2019シーズは終わっちゃいません!神戸戦終了後にドグは「タイトルはみんなの夢」とコメント。そうです!エスパルスのタイトル奪取はエスパルスにかかわるすべての人々の夢なのです!そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポさんが、アウェイ@ノエスタへ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

 17年前の元日に受け取った大切なもの。それを2020年元日の新国立で受け取りに行くため、そして14日に退任を発表した篠田監督の花道を飾るため!オレンジ戦士の意地と誇りを賭けて、勝利だけを掴み取るために全力を尽くせ!走り切れ!駆け抜けろ!エスパルスの気概を見せつけたい試合がキックオフ!

 試合立ち上がりはエスパルスが中盤の高い位置から神戸選手に複数人数でプレスをかけてボールを奪い、そこから攻守の切り替えを早くして神戸陣内に切り込んでゴール前に迫る。非常に効果的でスピーディな攻撃展開を駆使してゴールを狙います、しかし神戸も自陣内では守備を強固にしてエリアを埋めて守備を展開。エスパルスは神戸ゴールに迫るもゴールにつなげることができません。すると13分に自陣ゴール前でイニエスタがするするとエスパルス守備陣を交わしてゴールを決められてしまい失点。エスパルスは試合開始序盤で1点を置きかける苦しい試合展開を余儀なくされてしまいます。
 失点してしまったエスパルスは選手間の連携にミスが目立ちはじめてしまい、連携面でちぐはぐになってしまう場面が多くなってきてしまいます。すると神戸がエスパルス陣内でボールを持つ時間が長くなってきてしまい、エスパルスは自陣で防戦に回る時間が増えてきてしまいます。33分には守備の隙を突かれてしまい失点。エスパルスは神戸に追加点を許してしまいます。
 そかしその5分後の38分、神戸ゴール前の混戦からこぼれだボールをドゥトラがワントラップから左足で強烈なボレーシュート!ボールは見事にゴールに突き刺さりゴール!エスパルスが1点返しました!
 この勢いをさらに強めて反転攻勢に出たいオレンジ戦士。しかし選手のプレーもどこか鈍重な部分があり、連携や連動の部分でプレーの質が上がりません。結局前半で追いつくことができないまま前半が終了。エスパルスは1点ビハインドで試合を折り返します。
 
 後半に入ってもエスパルスは神戸に試合の主導権を握られてしまい、自分たちのリズムで試合を進めることができません。
 展開を変えたい篠田監督は早めに動きます。54分に翔太に代えてケンタを投入。ゴール前への突破力にチャンス創出を期待します。しかしケンタがボールに絡む時間は少なく、ドグやドゥトラが神戸陣内に切り込んでも単発なプレーになってしまい、連続的で迫力のある攻撃にはなりません。しかも69分には神戸の古橋に追加点を献上。エスパルスは神戸に点差を広げられてしまいました。
 局面を打開したい篠田監督は、76分に河井チャソに代えて楠神を、87分にはエウソンに代えてテセを投入。中盤から前線に攻撃的な選手を投入し、神戸に猛攻撃を仕掛けます。しかし2点リードしている神戸はリスクマネジメントをして守備的になり、神戸守備陣を突き崩すことhができないまま試合終了。エスパルスは神戸に敗戦してしまいました。


 エスパルスは神戸に敗戦。天皇杯準決勝で姿を消すことになってしまいました。18年ぶりの天皇杯奪還の最大の好機でしたが、その好機を生かすことはできませんでした。
 最終ラインからボールをつなぐ神戸を前線から追い込み、パスコースを消す。ミスを誘い、逆襲につなげる。エスパルスの篠田監督が「狙い通りだった」と振り返ったのは、鋭いプレスからドウグラスがGKと1対1になった2度の場面でした。しかし、頼みのエースはいずれも決められず、ただ天を仰ぐのみでした。
 この試合で勝敗を分けたのはゴール前でのフィニッシュの精度の差だったように思います。涼が「相手の攻撃をそれほど怖く感じることはなかった」と語るように、試合立ち上がりをはじめ、エスパルスが主導権を握る時間帯は長かったように思います。しかし、世界基準のイニエスタはしっかり1ゴール1アシスト。少ないチャンスを確実に決め切りました。そしてイニエスタのゴールを皮切りに3失点。リーグ戦から抱える守備の課題を改善できないまま3失点で敗戦。今季のエスパルスの課題総ざらえな天皇杯準決勝だったように思います。
 そして個人的には、この試合を見ていてリーグ戦でのパフォーマンスと比較して明らかに質が落ちていると感じた選手も数名いました。やはりあれだけ集中して臨んで結果を出すことができたリーグ戦最終節が終わり、オレンジ戦士の中にはどこかホッとしてしまった人もいたのかもしれません。また篠田監督の退任も含め、来季に向けた契約更改の時期にもなります。オレンジ戦士の気持ちがどこか揺らいでいたのかもしれません。しかし、前述の事象を確認するすべはありません。そして結果は結果です。
 18年ぶりの天皇杯奪還の夢は今季も泡と消えてしまいました。エスパルスは今季、リーグ戦で「トップ5」の目標を掲げながら結果は12位。最終節後に始まった契約更改の席で、多くの選手は「スタイルの確立」をフロントに求めているとか。悠悟は「負けが込んだ時に自分たちが立ち返る場所が必要では」と話していました。
 来季は横浜Mヘッドコーチのクラモフスキー氏を新監督として迎え、再建への一歩を踏み出すエスパルス。「タイトルはいきなり取れるものではない。僕らはまだ『タイトルを目指す』とは言えないチーム。土台をつくっていきたい」。来季に向けて主将の涼は決意を語ってくれました。


 エスパルスは今季の全日程を終了しました。オレンジ戦士の皆さん、1年間本当にお疲れさまでした。
 一方、フロントは既に忙しくなる時期に突入しています。リーグ戦の最終順位は12位。失点数リーグワーストでこの順位は、まさに篠田監督とドグの功績だったと思います。しかし失点数69はいくら何でも多すぎです。
 今季も守備陣の連携に課題が多かったように思います。来季はクラモフスキー氏を新監督として迎え、新たなエスパルスが走り始めます。しかも篠田監督はコーチとしてチームに残ってくれます。監督間での引継ぎも問題ないでしょう。
 新監督のもと、今季の試合をすべて再検証し、特に守備面での問題点や課題を洗い出し、来季に向けた補強とチームの強化策を考えて実践に移さなければなりません。また今季も怪我に悩まされた選手が少なくありませんでした。メディカル・フィジカル面でもスタッフの充実を図る必要があると思います。
 一方では、オレンジ戦士はつかの間のオフ期間に入ります。この期間でしっかりリフレッシュして、J1での厳しい戦いをベストコンディションで迎えられるようにして欲しいです。

 2018シーズン最終戦の観戦記を、オイラはこんな言葉で締めくくっていました...
 
 「来季は今季の躍進をステップにして、さらにエスパルスを強化し高みを目指してほしいです!」
 
 今季は躍進とは程遠い、厳しいシーズンになってしまいました。しかし、天皇杯準決勝進出という明るい材料もありました。リーグ戦5位以内という公約は果たせなかったエスパルス。今季公式戦最後の観戦記を、こんな言葉で締めたいと思います。

 来季は今季の課題を全て克服し、新監督のもとでにエスパルスの強靭化を図り、今季の雪辱を果たしてほしいです!




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投稿者: tao 日時: 2019年12月21日 12:24

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