メインエスパルス観戦記2019年「ドウグラス、エグい...」小僧:談

2019年12月 8日

「ドウグラス、エグい...」小僧:談

2019 J.LEAGUE Division1 the last leg.
清水 1-0 鳥栖

 11月30日に行われたリーグ戦第33節vsC大阪戦では、この試合で勝利すれば自力でJ1残留が決まるという重要な試合、前半にエウソンのバースデーゴールが決まるも、ヘナトが負傷交代を余儀なくされてしまい、その後C大阪の猛攻撃にチーム全体で守備を展開するも、後半に連続失点を喫してしまい敗戦してしまったエスパルス。12月7日にはリーグ戦最終節vs鳥栖戦に臨みました。
 
 前半に決まったエウソンのバースデーゴールを最後まで守り切る事ができればJ1残留がつかめた試合。しかし後半はほとんどの時間帯で押し込まれ続け、ヘナトが負傷交代するとさらに防戦一方となり、立て続けに失点。クリアが相手にこぼれたこともあり、択生は「誰かのせいだったわけじゃない」と仲間をかばっていましたが、同点に追いつく力すら残っていませんでした。
 そして迎える鳥栖戦。。鳥栖とは6月30日のリーグ戦第17節@アウェイで対戦し2-4で敗戦しています。しかも鳥栖は勝ち点36で並ぶ14位のチーム。残留争いのライバルチームでもあるのです。
 鳥栖と直接対決する最終節は勝てば自力残留できるエスパルス。しかし交代直後に病院へ救急搬送されたヘナトは左腕を骨折しており今季の出場は絶望的。さらに湘南の相手はすでに降格が決まっている松本だけに「他力本願」は全くあてにできません。
 しかし!今季の最終節は我等が聖地・日本平での試合。そうです!スタジアムを埋めるオレンジサポーターがオレンジ戦士の背中を力強く押してくれるはず!そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポさんが、我等が聖地・日本平へ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 2017年も残留争いが最終節までもつれましたが、神戸に快勝して残留を決めているエスパルス。エスパルスを想うすべての人たちが死力を尽くし、なんとしてでもJ1にしがみつくしかありません!最終節は総力戦!日本平でみんなの力を出し尽くし自力残留を実現させることができるか!エスパルスの決戦がキックオフ!

 試合開始前から決戦は始まっていました。エスバスが到着するときはオレンジサポーターがエスパルスのチャントと大旗を打ち振って選手を鼓舞していました。
 
 そして試合開始!試合は両者ともロングボール主体の手堅い戦術を展開。お互いに失点回避を考え、慎重な立ち上がりとなりました。しかし両者とも勝てば残留が決まる試合。球際ではオレンジ戦士は早く厳しく鳥栖のボールホルダーに寄せてボールを奪い、攻守の切り替えを早くして鳥栖陣内に切り込みます。しかし鳥栖も自陣内では厳しいチェックをエスパルスに展開。エスパルスは鳥栖ゴールを貫くことができません。
 それでもオレンジ戦士は運動量を落とさずにピッチ内を駆け巡り、球際で泥臭く鳥栖の攻撃を摘み取って反転攻勢を仕掛け、鳥栖ゴールを狙う攻撃をやめることはありませんでした。前半はお互いにゴールを決められないまま終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半になっても両者の運動量は落ちることなくお互いにギリギリした試合展開に。オレンジ戦士は一人一人が高い守備意識と球際の激しさを落とさず、鳥栖攻撃陣に高い位置でプレスを仕掛けてボールを奪い、長短織り交ぜたパスで攻撃のきっかけを掴みます。しかし鳥栖守備陣も自陣ゴール前での守備は人数をかけて守備を固め、エスパルスはゴールを決めることができません。
 試合が動いたのは68分、エリア中央付近右でパスを受けた六平が持ち直して鳥栖守備ラインの裏へ抜けるスルーパス!これにドグが反応し、鳥栖守備ライン右深くに出されたボールを拾うと、ペナルティエリアにカットインした直後、左足をフルパワーで振り抜いて強烈なシュート!ほとんど角度のない所から放たれたボールはゴール逆サイドのネットに突き刺ささりゴール!エスパルスが欲しかった先制ゴールを決めました!
 その後リードを奪われ、このまま行くと入れ替え戦に回ることも想定された鳥栖は攻撃のギアを上げ、猛然とエスパルス陣内に切り込みます。しかしエスパルス守備陣も球際に泥臭く守備を展開。鳥栖の攻撃をはじき返し続けます。
 ドグのゴールが決まり鳥栖にリードしたエスパルス。篠田監督は78分、ドゥトラに代えて悠悟を投入。5-3-2のシステムに変更し、粘り強く相手の攻撃をはね返し続けます。その6分後の84分には河井チャソに代えてケンタを投入。疲れが見え始めた河井チャソに代えてフレッシュな選手を投入し、中盤からの守備を固めまます。
 試合も最終盤に差し掛かると、鳥栖は長身の豊田にボールを供給し、ヘディングを駆使してエスパルスゴールを狙います。しかしエスパルス守備陣が自陣ゴール前では強固な守備を展開。鳥栖にゴールを割らせません。
 そして試合終了間際、アディショナルタイムは4分との表示。篠田監督は翔太に代えてテセを投入。最前線からの献身的な守備に期待がかかります。そしてオレンジ戦士は試合終了の笛が鳴り終わる瞬間まで集中力と運動量を落とさず、チーム全体で粘り強い守備を展開し失点を回避し続けて試合終了!エスパルスが鳥栖を下し、J1残留を決めました!


 エスパルスは鳥栖に勝利!勝ち点3を積み上げました。その結果、2019シーズンのJ1リーグ戦での最終順位は12位に浮上!J1残留を勝ち取りました!
 派手さはなくても見ごたえは無くても、オレンジ戦士全員が意識を一つにし、運動量を落とさず球際で激しく、泥臭く鳥栖攻撃陣を追い回して守備を展開。そして少ないチャンスをゴールに結びつけるべくボールをエースに集める。エスパルスにとっての今季集大成となるであろう最終節は、正直あまりかっこいいものではなかったかもしれません。しかし、今できることを最大限実践し勝利を掴み取るためには、最終節で奇をてらった作戦に打って出るよりも、よりリアリティの高い戦術を展開することが大切だったのかもしれません。
 最終決戦を前に二見は「最後はドグ(ドウグラス)を信じる。それしかないやろ」とコメント。そしてそれに答えたドグ!「カットインした瞬間にシュートと決めた」とコメントしたドグ。角度のない位置から左足でカーブを掛けゴール左隅を射抜く、期待に応える鮮やかな一発でした。
 前節vsC大阪戦でもエウソンの先制ゴールをふいにしてしまったエスパルス。しかしこの試合では、オレンジ戦士全員が泥臭く走り回り、体を張ってセカンドボールを回収。捨て身のプレーで7試合戦ぶりのクリーンシート。試合後、主将の涼は「ドウグラスのために、僕らは走る。今日は最後まで、足が止まることはなかった」と誇らしげにコメントしました。
 春先に最下位に沈んだエスパルスは篠田監督を迎え、交代後から徐々に立ち直り、一時はリーグ戦で10位に浮上。しかし残留が視界に入ってきたラスト7試合で突然のスランプに。28節から4連敗するなど1分け5敗。故障者も続出し、ついに16位と勝ち点1差で最終節を迎えてしまいました。しかし、残留の使命を受けた篠田監督が就任直後から求めてきたのは「勝ち点を取るための現実的なサッカー」。たとえ不本意でも理想のスタイルを捨て、圧倒的な存在感を放つブラジル人に望みを託してきました。「一番のミッションを達成できてよかった。正直ずっと苦しかった」と心情を吐露していました。
 それでもサポーターのために下を向くわけにはいきませんでした。選手バスが到着した際は約1,000人のオレンジサポーターが盛大なチャントで出迎え。ドグが「ピッチに入る前に気持ちが入った」と言えば、涼も「この応援があって負ける訳がない」と感謝していました。
 エスパルスを想う全ての人が、今自分ができることを最大限に実践して掴み取ったJ1残留。厳しいシーズンでしたが、オレンジ戦士も大きく成長できたのではないかと思いました。


 2019シーズンのJ1リーグ戦は全日程を終了しました。しかし!まだエスパルスの試合は終わっちゃいません!
 
 次の試合は天皇杯準決勝vs神戸戦。神戸とは今季リーグ戦で1勝1分とまずまずの戦績。しかし神戸はビジャが今季限りで現役引退を発表。タイトルゲットに対するモチベーションはチーム全体でも高いと考えるのが自然でしょう。ポドルスキーも在籍する神戸はここ一番での爆発的な攻撃力が脅威になるはず。負ければ全て終了の一発勝負のトーナメント戦。小さなミスや遅れが取り返しのつかない致命傷になることは明白です。
 しかし!涼は「みんなで新国立に行きたい」とリーグ戦終了のセレモニーで声を張り上げ、ドグは「タイトルはみんなの夢」とコメント。まだエスパルスの2019シーズは終わっちゃいないのです!

 天皇杯準決勝vs神戸戦までは2週間の時間が空きます。オレンジ戦士はまずはリーグ戦で身体に蓄積された疲労を取り除くべく、フィジカルケアを十分に行ってほしいです。そして鳥栖戦で見せてくれたような運動量と集中力、そして球際の厳しさを落とさないサッカーを実践するために、チーム内での選手間の動きや連係を再確認して、来る天皇杯準決勝で神戸を撃破してほしいです。


 残留したからといって気持ちを落としちゃ何もならない!まだ終わっちゃいないんだ!




 にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
 にほんブログ村 エスパルス
 『にほんブログ村』に参加しています。エスパルス関連のブログがたくさんあります。
 ポチッていただけると管理人は小躍りして喜ぶと思います。

投稿者: tao 日時: 2019年12月 8日 14:43

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tao.tbo.jp/mt-tb.cgi/2267

コメントしてください