メインエスパルス観戦記2019年結果に安堵するより過程に危機感を持て!

2019年7月 4日

結果に安堵するより過程に危機感を持て!

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会2回戦v
清水 1-0 長野

 6月30日に行われたリーグ戦第17節vs鳥栖戦では、篠田監督体制になってリーグ戦5試合無敗。上位チームに連勝した勢いでアウェイに乗り込んだものの、最下位だった鳥栖に4失点の完敗を喫してしまったエスパルス。7月3日には天皇杯2回戦vs長野戦に臨みました。

 鳥栖戦では自陣ゴール前での守備陣の枚数はそろっているのに、鳥栖攻撃陣への寄せの甘さを突かれてしまい4失点。篠田監督は「相手の前線には質の高い選手がそろう」と鳥栖の攻撃陣を警戒していましたが、それらを封じることもままならず、逆にエスパルスが抱える守備陣の問題点が浮き彫りになってしまいました。
 そして迎える長野戦。今季天皇杯初戦の相手は格下のディビジョンのチームではありますが、天皇杯はノックアウト方式のトーナメント戦。一発勝負のガチンコ対決は何が起こるかわからないことは、フットボール・フリークな方にはわかるはず。しかも長野には元日本代表の明神智和選手も在籍。勝負のアヤを知り尽くしたベテランの存在は決して侮れません。格下相手だからといってなめてかかれば、必ず最悪の結末が待っていることでしょう。出場機会に飢えたオレンジ戦士達は一層の奮起を見せたいところ!そんなエスパルスをサポートするべく、そぼ降る雨の中にもかかわらず、この試合にも多くのエスパサポさんが、我等が聖地・日本平へ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、雨の中でのサポート本当にお疲れ様でした。

 今季もいよいよ天皇杯の戦いが火蓋を切って落とします。毎年天皇杯初戦には苦しめられているエスパルス。トーナメント戦独特の空気に飲まれず、相手を圧倒できるような試合展開で勝利し、リーグ戦での勝利の流れを取り戻すことができるか!エスパルスの新たなパワーに期待したい試合がキックオフ!

 リーグ戦から中2日で行われるこの試合。篠田監督はリーグ戦からスタメンを10人入れ替えて臨みました。GK高木和、DFに飯田、悠悟、鎌田、水谷君、DMFに河井チャソと六平、OMFに翔太、慶太、FWに滝君とテセ。テセはリーグ第12節vs大分戦以来の出場となります。
 エスパルスはボールポゼッションを高めて攻撃のリズムを作り、長野ゴールを目らいます。しかし長野は自陣で守備を強固にしてゴールを守る体制を構築。またエスパルス攻撃陣も攻撃のギアが思うように上がらず、長野守備陣を引きはがしたり守備のギャップを突くなどのアイデアに欠けてしまい、長野ゴールを貫くことができません。逆に長野の球際の強さや我武者羅なプレーに気圧される場面も散見されてしまい、エスパルスは試合の主導権を握ることができません。それでもGK高木和の好セーブもあり、何とか失点を回避し続けます。
 結局エスパルスはいいところがないまま前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半になってもエスパルスは試合の主導権を握ることができず、攻撃陣はゴール前でのプレーの精度や決定力を欠いてしまい、ゴールを決めることができません。逆に長野の運動量を惜しまないプレーに翻弄されてしまい、自陣に押し込まれてしまう時間が続いてしまう場面も。GK高木和をはじめとしたエスパルス守備陣が自陣で集中して守備を展開。何とか自陣ゴールを守ります。
 こう着状態を打破したい篠田監督は後半立ち上がりに動きます。58分に慶太に代えてケンタを、69分には翔太に代えて航也を投入。攻撃陣にフレッシュな選手を投入し、攻撃陣の活性化を図ります。しかしそれでも、全体の攻守のリズムがかみ合わず、また連携ミスやパスミスからピンチを招いてしまう場面が目立ってしまい、エスパルスは攻勢に転じることができません。
 局面を変えたい篠田監督は83分、滝君に代えて涼を投入。攻守で要となる選手を投入し、システムを4-1-4-1へ変更。河合チャソを攻撃的なポジションに代えて、ゴール前での決定機を狙います。それでも残された時間は短く、試合はこう着状態のまま進んでいきます。
 だれもが延長戦突入を覚悟した試合終了間際のアディショナルタイム、ついに試合が動きます。左サイドに走り込んだ水谷君にパスが通ると、そこからゴール前に鋭いクロス!これをゴール前で待ち構えたテセが相手DFと競り合い混戦に!エリア内でこぼれたボールを受けた河井チャソが胸トラップから右足を振りぬいてシュート!ボールはゴールに流れ込んでゴール!エスパルスがついにゴールを決めました!そしてそのまま試合終了!エスパルスが長野に勝利しました!


 エスパルスは長野に勝利!天皇は3回戦に駒を進めました。しかし試合結果は勝利でも、試合内容では長野に敗戦しいたといっても過言ではないでしょう。
 リーグ戦の出場機会が少ないオレンジ戦士主体で臨んだ天皇杯vs長野戦。相手は目下J3で最下位、しかもリーグ戦からスタメンを総入れ替えして天皇杯に臨んだ長野に対し、エスパルスは前半から攻めあぐねる時間が続いてしまい、攻撃のアイデアもラストパスの精度も低く、決定機らしい決定機を作り出すことができまま、終盤まで長野ゴールをこじ開けられませんでした。リーグ戦での攻撃の主力であるドグやエウソンが不在というだけで、ここまで攻撃陣が精彩を欠いてしまうということは、大きな問題点と言えそうです。
 それでも最後の最後のロスタイムで決勝ゴールを決めた河合チャソは「監督の期待に応えられて良かった」と試合後にコメント。昨年も天皇杯2回戦vs今治戦で決勝ゴールを決めた河合チャソ。リーグ戦につながる勝利を何とかもぎ取りました。


 次の試合はリーグ戦第18節vs神戸戦。神戸とは昨季リーグ戦で1勝1分と勝ち越しています。しかし神戸はイニエスタをはじめとした強力な攻撃陣を要するチーム。方やエスパルスは残留争いの渦中にあるチーム。力量の差は歴然と言えそうです。しかし!リーグ戦11位の神戸との勝ち点差は2しかありません。この対戦でエスパルスが勝利することができれば、順位をあげられるチャンスは大きいおです。一方でJ2自動降格圏の17位松本との勝ち点差は3しかありません。それは些細なミスによる敗戦が、エスパルスを一気に窮地に追い込む可能性も高いといえるでしょう。これからリーグ戦も後半戦に突入します。一試合一試合を全力で戦い、より多くの勝ち点を貪欲に積み上げていくしかないのです!

 オレンジ戦士は長野戦で露呈していしまった攻撃陣の力不足とスタメンを支えるサブ組の連携や連動について、チーム全体で問題意識を共有化し、改善を図ってほしいです。そして河合チャソがもぎ取った勝利をリーグ戦につなげるべく、エスパルス主力組は万全の準備を整えて、中2日で迎える神戸戦で勝利をつかみ取ってほしいです。


 長野戦の苦戦を決して忘れるな!そしてサブ組を含めチーム全体で戦力アップを!




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投稿者: tao 日時: 2019年7月 4日 23:17

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