メインS-PULSE2019年こんな結末で「冷静沈着な指揮官」を失いたくはなかった...

2019年5月13日

こんな結末で「冷静沈着な指揮官」を失いたくはなかった...

ヤン ヨンソン監督 退任のお知らせ
ファン・サポーターの皆さまへ(ヨンソン監督の退任について)
(いずれもエスパルス公式)


 リーグ戦第11節vs川崎戦に敗戦した約2時間後、エスパルスはヨンソン監督の退任を発表しました。後任は暫定的に篠田善之ヘッドコーチが務めるとのことです。

 ヨンソン監督は2018シーズンから清水に就任し、開幕当初から安定した成績を残してくれました。
 
 W杯中断明け後は連敗を喫し一時的にJ2降格が危ぶまれる順位に落ち込んでしまいましたが、強固な守備からドウグラス、航也を中心としたカウンターでゴールを決める「堅守速攻」を武器に、リーグ戦8位という成績を収めてくれました。
 ここ数年、最終節までJ1残留が最優先というシーズンが続いていましたが、早々に残留を確定。またゴール数はリーグ2位という記録も作ってくれました。
 若手選手の起用も進め、昨シーズンは悠悟が、今シーズンは滝君がトップチームで活躍できるほどに成長させてくれました。
 
 しかし、さらなる飛躍が期待された今季は選手の怪我や体調不良によりベストなチームが編成できず、選手が変わったことで戦術にも落とし込みが足りず、また今季から採用した3バックがチームにフィットせずに急きょ昨季の4バックに戻すなど迷走。重要課題だった守備組織のさらなる強化を図ることが出来ず、ここまで11試合で26失点という惨憺たる状況に...。
 また、ヨンソン監督自体の交代策の遅さや、メンバーを固定して戦う方針に疑問の声があったのも確かです。

 今季リーグ戦トップ5を目指し、選手もスタッフも勝負のシーズンと位置づけた今季でしたが、11節を終了した時点で2勝2分7敗で勝ち点8となりました。J2に降格した2015年のリーグ戦第11節終了時点では2勝4分5敗の勝ち点10でしたので、当時よりもいまのほうが厳しい状況であることは間違いないでしょう。ヨンソン監督の退任は、その責任を取ってのもの、事実上の更迭なのだと思います。
 一部報道によると、今季10節で勝ち点9がフロントからのノルマだったとか。しかし9節の浦和戦は0-2、10節の鹿島戦は0-3、そして今節川崎戦が0-4と、順調に失点を重ねてしまいました。そうすると退任は既定路線だったのかも...仮に今日の試合に勝っていても、退任は時間の問題だったかもしれません。
 
 退任に至る経緯や、暫定的に後任となる篠田ヘッドコーチの起用理由については左伴繁雄社長が公式サイトで文書を公開しています。こういったクラブの姿勢は評価したいです。しかし一方で監督の任命責任はクラブ、特にGMや社長にあるはず。退任の経緯の文章を左伴社長は「残りシーズンの後はないとの決意で闘って参ります。」と締めくくっています。その言葉を、今は信じて見守りたいです。

 全てにおいて監督に責任があるわけではありませんが、結果がものをいうスポーツの世界では結果が出なければ現場責任者である指揮官の交代が起こることは仕方がないことです。残された選手・スタッフは、なにが足りなかったのか、どうすれば改善するのか、自分たちで考え、プレーに反映していってもらいたいと思います。そして石にかじりついても泥臭くても、絶対にJ1残留を果たしてほしいです。それが、去りゆくヨンソン監督への唯一の餞になると思います。

 そして監督代行となる篠田コーチですが、福岡をJ1昇格に導いたりFC東京でも指揮を執っていた等、監督としての実績もありますし、昨シーズンも1試合、ヨンソン監督が退席処分を受けた次の試合で監督代行を努めたこともあります。
 
 チームのいい面・悪い面をよくわかっていると思いますので、それらをしっかりと把握して再構築してもらいたいと思います。


 ヨンソン監督退任...。これは悲しい、そして悔しい。
 オレンジ戦士はヨンソン監督の退任の意味の重さを痛感し、自分たちもJ1残留に向けて不退転の決意で、1試合1試合必死の覚悟で臨んでほしい。




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投稿者: tao 日時: 2019年5月13日 22:47

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