メインエスパルス観戦記2018年20年ぶりの快挙を決めて今季8位フィニッシュ!

2018年12月 2日

20年ぶりの快挙を決めて今季8位フィニッシュ!

2018 J.LEAGUE Division1 the last leg.
長崎 4-4 清水

 11月24日に行われたリーグ戦第33節vs神戸戦では、11月23日に大腸がんで急逝した久米副社長の弔い合戦の様相を帯びていた一戦でしたが、両チーム合わせて退場者2名、負傷者3名をだしてしまう大乱戦。しかしアディショナルタイムにGK六反の橙魂みなぎるヘディングシュートが決まって辛くも引く分けたエスパルス。12月1日にはリーグ戦最終節vs長崎戦に臨みました。
 
 試合結果だけ見れば六反のJ1リーグ戦22年ぶりのゴール、PKを除けばJ1初となるGKのゴールで同点に追いつく劇的な試合。しかしその内容は両チーム合わせて退場者2名に負傷者3名、試合終了間際は大混乱。しかしオレンジ戦士はあの大混乱の中、冷静になって自分たちがなすべきことを見失わず、そしてそれを着実に実行し最低限の結果を残すことができた。近年実力をつけつつあるオレンジ戦士が、サッカーの技術面でも精神面でも成長しつつあるということが実感できた試合だったと思います。
 そして迎える長崎戦。長崎とは4月11日の第7節@日本平で対戦し0-1で敗戦しています。そして長崎は今季J2降格が決定しており、その雪辱を果たすためには、次節で勝利しなければなりません。そして神戸戦でイエローカードを受けた河合チャソは次節出場停止。すなわち、兵働が出場する可能性が高いのです!しかも今は亡き久米副社長が左伴社長に言い残した「このチームは5位以内に入る」という言葉を実現するためには、他チームの結果によるところもありますが、まずは次の長崎戦は絶対に勝利しなければなりません!そんなエスパルスをサポートするべく、この試合に約1000人エスパサポさんが、アウェイ@トラスタへ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

 23日に大腸がんで急逝した久米副社長の「今のエスパルスはリーグ戦で5位以内に入る」という遺志を実現させるためには、勝利だけが求められる結果!そして今季限りで現役を引退する兵働もこれが現役ラストゲーム!全てを出し尽くして久米副社長と兵働を送り出す勝利の栄光を掴むための一戦が火蓋を切って落としました!

 この試合では前節vs神戸戦で負傷した悠悟と航也が欠場。代わりに飯田とテセがスタメンとして出場。それぞれのポジションに入りました。
 
 試合立ち上がりは主力選手を欠く長崎に両サイドの位置取りで後手に回ってしまい、長崎に押し込まれてしまう時間が続いてしまったエスパルス。36分には鈴木武蔵に先制ゴールを許してしまい、エスパルスは1点を追いかける苦しい試合展開を余儀なくされてしまいます。
 しかし前半の終盤の43分、右サイドで飯田がスルーパス!同じサイドで裏に抜け出した翔太がこれを受けると、ゴール前に速くて低いクロス!これを石毛が体を投げ出して押し込んでシュート!ボールはゴールに吸い込まれてゴール!エスパルスが前半のうちに追いつきます!
 しかし喜んだのもつかの間、前半アディショナルタイムに長崎のロングスローからファンマに決められてしまい失点。そして前半が終了。エスパルスは1点ビハインドで試合を折り返します。
 
 ハーフタイムで監督の指示を受け、後半から立て直しを図るオレンジ戦士たち。そして後半開始間もない58分、右サイド中央付近でボールを受けたドウグラスがドリブルでバイタルエリア右に持ち込みペナルティエリア中央のテセにパス!!これをテセが石毛にマイナスのショートパス!!これを石毛が左に抜けだした凌兵に手数をかけずにスルーパス!!これを凌兵がダイレクトで冷静に左足でシュート!ボールはゴール右隅に流れ込んでゴーール!!エスパルスが再び同点に追いつきます!!しかしその3分後の61分に田上に決められてしまい失点。エスパルスは再び突き放されてしまいます。
 だがしかし!その直後の62分、左サイド中央付近からのスローインを受けたドウグラスが左サイドを深くえぐってゴール前にグラウンダーのクロス!!!これに走りこんできた翔太が合わせてシューーート!!!ボールはゴールに突き刺さりゴーーール!!!エスパルスが三度長崎に追いつきます!!!
 ここから一気呵成に長崎ゴールを脅かすエスパルス。すると72分、長崎ゴール前でテセが倒されてしまいPKをゲット!!!!キッカーはテセ!!!!これを落ち着いてシューーーート!!!!ボールはGKの手に当たるもゴール左に吸い込まれてゴーーーール!!!!エスパルスがついに逆転に成功します!!!!
 その後も冷静かつ運動量を落とさずにしっかり守備を展開し時計を進めるエスパルス。しかし試合終了間際に87分に自陣ゴール前で后がヨルディ・バイスを倒してしまいPKを献上。これを鈴木武蔵に決められてしまい失点。エスパルスは長崎に追いつかれてしまいます。そしてそのまま試合終了。エスパルスは激しい打ち合いの末に長崎に引き分けました。


 エスパルスは長崎に引き分け。勝ち点1を分け合いました。すぐそこのあった勝ち点3を手にすることができませんでした。
 長崎戦は勝利こそ飾れませんでしたが、先制されて追いついて、さらにリードされても再び追いつき、また引き離されても三度追いつき、そして逆転までこぎつけた。結果的に最後は追いつかれてしまいましたが、今季のエスパルスの集大成といえるような試合結果だったように思います。
 J2降格が決まっている長崎と壮絶な打ち合いの末に引き分け。ヨンソン監督は試合後に「チーム力、個人の力を向上させることが私の仕事。結果を出すことができてうれしかった」とコメント。エスパルスの成長に確かな手応えをつかんだ様子でした。
 そしてこの試合で翔太が10試合ぶりにゴールを決めて、懇意通算10ゴールをマーク!プロ6年目で初の2桁得点に乗せました。13点の航也、11点のドウグラスに続く3人目で、クラブでは1998年のオリバ、沢登、アレックス以来20年ぶりの「10発トリオ」となりました。
 翔太は8月29日の横浜FM戦以来、10試合ぶりのゴール。得点のない試合もチームプレーに徹し、アシストを決めて勝利を呼び込んできましたが、やはり「あと1点」の期待は重圧だったとか。ゴールが決まった瞬間を翔太は「ずっと気にしていたし、毎日苦しかった。決めた時は泣きそうになった」と振り返りました。
 開幕前に目標だった全試合に出場し、10ゴール7アシスト。「来季はもっと決める」と意欲を新たにしていました。


 この試合で今季リーグ戦の全日程が終了。エスパルスは14勝7分13敗、勝ち点49で8位でした。
 今季のエスパルスはそれまでのエスパルスとは違ったように思います。J2降格、J1昇格、残留争いと昨季までの3年間は最後まで瀬戸際に立たされていたエスパルス。昨季以前のエスパルスはリードを奪われてしまうと一気に意気消沈してしまい、そこからずるずると失点を重ねてしまっていたように思います。しかし今季はリードを奪われても決して下を向くことなく、勇猛果敢に攻撃に転じ、そこからゴールを決めることができた。それは自分たちがやってきたサッカーに自信があるが故のことだと思います。それが結果に繋がり、さらに自分たちのサッカーの質を上げることにつながった。そういった好循環が、今季のエスパルスの躍進につながり、今季始めに公約した「リーグ戦一桁順位」の実現につながったのだと思いました。
 今季は春季キャンプから速攻に磨きをかけ、先手を取られても奪い返す力が根付いてきました。総得点はリーグ2位タイの56。日本代表の航也、そして翔太に悠悟ら若手が躍動し、ドウグラスやソッコ、そしてテセといった助っ人選手が大黒柱として攻守を支えてくれました。43分に同点弾を決めた石毛は「あとは勝ち切ること。今の力に上乗せさせたい」とコメント。エスパルスのさらなる飛翔を期すしていました。
 一時は勝ち越しとなる4点目のPKを決めたテセは、ゴール後に兵働や長谷川らベンチの選手とともに喜びを爆発させました。「一緒に苦労したメンバーと喜びを分かち合いたかった」とテセはコメント。出番が少なかったベテラン勢も、腐らずチームの結束力を強めたことも見逃せないと思います。
 一方で GK六反は「明日から来季は始まっている。今季の順位が良くても、次に上位争いできるとは限らない」と表情を引き締めていました。組織力と若手の勢いで築き上げた経験値を、来季に生かさなければなにもなりません。来季以降のエスパルスの躍進に期待したいです。


 エスパルスは今季の全日程を終了しました。オレンジ戦士の皆さん、1年間本当にお疲れさまでした。
 一方、フロントはここから忙しくなる時期になります。得点数リーグ2位タイでも、失点数が多くなってしまっては元も子もありません。特に今季は守備陣の連携に課題が見える試合が多かったように思います。今季の試合をすべて再検証し、攻守にわたり修正しなければならない部分を洗い出し、来季に向けた補強とチームの強化策を考えて実践に移さなければなりません。また今季も怪我に悩まされた選手が多かったように思います。メディカル・フィジカル面でもスタッフの充実を図る必要があると思います。
 一方では、オレンジ戦士はつかの間のオフ期間に入ります。この期間でしっかりリフレッシュして、J1での厳しい戦いをベストコンディションで迎えられるようにして欲しいです。

 2017シーズン最終戦の観戦記を、オイラはこんな言葉で締めくくっていました...
 
 「来季は心身ともにもっともっとタフになり、今季の悔しさを晴らすよな大躍進を遂げてほしいです!」
 
 それはある部分では現実したと言ってもいいかもしれません。リーグ戦一桁順位というチームの公約は果たせたエスパルス。今季最終戦の観戦記を、こんな言葉で締めたいと思います。

 来季は今季の躍進をステップにして、さらにエスパルスを強化し高みを目指してほしいです!




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投稿者: tao 日時: 2018年12月 2日 18:05

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