メイン日本代表これがワールドカップ、これもサッカー

2018年7月 1日

これがワールドカップ、これもサッカー

2018 FIFA World Cup Russia グループリーグH組最終戦
日本代表 0-1 ポーランド代表

 W杯ロシア大会グループリーグは最終戦!続々と決勝トーナメント進出を決めた国が出てきています。そして我等が日本代表はグループHのグループリーグ最終戦vsポーランド戦に臨みました!
 
 グループリーグ第2戦が終了した時点で日本はグループ首位。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定します。しかしポーランドは最新のFIFAランキング8位と、グループHでは最高位にいます。一方の日本はグループ内でFIFAランキング最下位。ポーランドはグループリーグ敗退が決定してはいますが「引き分け狙い」などという甘い考えが通用するはずがありません!勝利を目指して全力で戦わなければ、必ず取り返しのつかない厳しい結果が日本代表を待ち受けていることでしょう。
 今こそ自分たちの力を、そして仲間を信じて戦い、勝利をつかみ取りたいところです!

 日本代表の西野監督はセネガル戦からスタメンを6人入れ替えました。これまで2試合戦ってきた長谷部や香川や昌子、乾や大迫や原口などをベンチに下げ、GK川島、DF酒井宏樹、吉田、槙野、酒井高徳、長友、MF柴崎、山口、宇佐美、FW岡ちゃん、武藤の11人が起用されました。引き分け以上でグループリーグ突破という好条件を加味し、次の闕所トーナメントに向け、主力を温存させる狙いもあったのかもしれません。
 
 開始直後から守備ラインを低くして意図的にボールを持たせてくるポーランドに対し、日本代表は両サイドを広く使い、集中と運動量を高め、しっかりした守備から攻守の切り替えを早くしてサイド攻撃からポーランドゴールを狙います。13分に武藤が、16分には酒井高がエリア手間からミドルを狙いますが、枠を捉えたシュートはいずれもGKにセーブされてしまいます。そして前半も終了近くになると、日本の選手間のパスミスや連携ミスが目立ち始めてしまい、ポーランドの攻守の切り替えの早いサッカーに、日本の守備が後手に回ってしまうことがしばしばおこってしまいます。それでもGK川島の好セーブなどで何とか切り抜け前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半開始直後の47分、足の負傷を抱えて出場していた岡ちゃんが足を痛めて大迫と交代。すると大迫にボールが収まるようになり、攻撃に厚みが増します。しかし試合会場のボルゴグラードの暑さ(40度前後あったようです)に日本代表選手の動きも精彩を欠き始めてしまい、徐々にポーランドに攻め込まれる時間が長くなり始めます。そして59分にCKからポーランドに決められてしまい失点。引き分け以上で決勝トーナメント進出というゲームプランが、ここで崩れてしまいます。
 失点後の65分、自力突破のために1点が必要となった西野監督は宇佐美に代えて乾を投入。攻撃陣にフレッシュな選手を投入し、攻撃に迫力をもたせます。しかし1点リードしたポーランドは自陣では強固な守備を展開し、日本代表はポーランドの厚くて堅い守備を突き崩すことができません。
 するとここで、同時刻にキックオフしたセネガルvsコロンビアの試合に動きがあり、コロンビアが先制ゴールを決めたとの報が日本代表にもたらされます。このままいくと、日本はセネガルと勝ち点・得失点差で同率になるため、フェアプレーポイント(フェアプレーポイント(※警告は-1、警告2枚の退場は-3、一発退場は-4、警告のあとの一発退場は-5)での勝負になってきます。日本はセネガルに1ポイントだけ優位に立っているため、これ以上ファウルや警告を受ければ、フェアプレーポイント差でグループリーグ敗退となってしまいます。
 試合終了間際の82分、清濁併せのんでも決勝トーナメント進出を決めたい西野監督は、ここで大英断を下します。武藤に代えて長谷部を投入。西野監督は長谷部に現状を伝え、無理な攻撃に出ずにボールを保持しつつ、ファウルをしないよう自陣でのパス回しで時間を進めるように指示します。
 そして試合はこのまま1-0で試合終了。日本代表はポーランドに敗戦してしまいましたが、コロンビアがセネガルを下したことで、日本はフェアプレーポイントでセネガルを上回り、グループリーグ2位で決勝トーナメント進出を決めました!


 試合内容は躍動感に乏しく「これが、これが世界最高峰のサッカー大会の試合なのか...。ルールにのっとっているとはいえ、見ていて寂しい...。」と正直思いました。しかし大胆なスタメン変更を実施し、ポーランドに先制されてしまった日本代表が決勝トーナメント進出を掴み取るため、西野監督はリアリスティックな采配を執ったと考えられます。G大阪時代にACLを戦い、世界と渡り合うための経験を積んできた西野監督ならではの采配とも言えそうです。

 世界中から賛否両論受けているであろう日本代表、しかし誰よりもこの試合から多くを学んだのは、日本代表選手自身だと思いました。選手だって負けている状況を必ずしも良しとは思っていないはず。しかし勝ちに行きたい、攻撃に転じたという思いをぐっとこらえ、その時の現状を踏まえ決勝トーナメント進出のために自陣のパス回しで時間を使った日本代表選手の思いはいかばかりかと思いました。

 今日のこの試合こそが「ワールドカップでの試合」なのでしょう。「潔い」とか「正々堂々」とか綺麗ごとだけでは、ワールドカップで決勝トーナメントには進めないということ。どんなにブーイングを浴びようと、どんなに戦う意思を見せないサッカーをしようと、ワールドカップでは結果がすべてということなんだろうと思いました。この経験を無駄にしないためにも、決勝トーナメントではポーランド戦で鬱積したであろうモヤモヤを晴らすような活躍を期待したいです。

 次の試合からはいよいよ決勝トーナメントが始まります!次の試合は中3日でベルギー代表と対戦します。ベルギー代表はFIFAランキング3位。今大会の有力優勝候補のひとつのいわれる強豪です。そして決勝トーナメントはPK戦まで行われる負けたら終わりのノックアウト方式のトーナメント戦。ここまで来たら、あれこれ考える必要なく、勝利だけを見つめて戦うしかありません!

 日本代表が決勝トーナメント進出を決めたのは2大会ぶりのこと。イエローカード2枚分というわずかな差で手にした決勝トーナメント出場の切符を無駄にしないためにも、次戦からのノックアウトステージは一戦必勝!見敵必殺の覚悟で勝利のみを目指して戦ってほしいです。




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投稿者: tao 日時: 2018年7月 1日 22:45

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