メインサッカーあれこれその言葉は、サッカーを愛しているか

2017年12月 9日

その言葉は、サッカーを愛しているか

 毎週水曜日の日経新聞スポーツ面のコラム「フットボールの熱源」。日経新聞運動部スポーツ記者・吉田誠一氏が、サッカーにまつわる話題とそれに関しての考察を、冷静かつ的確に論説してくれています。オイラは毎週このコラムを読むのが楽しみで日経を購読しているようなもんです(そこかい)

 で、12月6日のコラムのタイトルは「選手の力になる言葉を」というもの。

 内容は「言葉の力は計り知れない。表現によって選手を育てもするし、殺しもする。ファンによるSNS上の発信で心を痛める選手がいる。」とあり、言葉は発した人が思う以上の影響力があることを説いています。

 Jリーグが「誹謗中傷防止啓発映像」に 名古屋の佐藤寿人選を起用し、J1昇格プレーオフの会場で放映したとか。
 映像のなかで佐藤選手が『寿人オワタ』『いらねぇ』『FW失格』という発言に対しうつむくも、『寿人がんばれ!』という言葉に顔をあげ、こう言い放つ。


 その言葉は、サッカーを愛しているか


 佐藤選手は「ときには厳しい言葉、選手の尻をたたく言葉も必要で、僕らにはそれを叱咤激励として受け止める使命がある」と断ったうえで、「クラブ、選手を愛するみなさんの思いを、選手がしっかり受け止められるような表現方法が望ましいと思う」とコメントしています。

 Jリーガーはプロのサッカー選手。プロであるが故、選手のふがいないプレーや覇気のない態度にはサポーターから容赦ないブーイングや厳しい言葉が選手に浴びせられることはよくあること。しかしてその言葉には「クラブや選手への愛」があるかどうか。単に負けた腹いせで発せられた、あるいは自分のストレス発散で発せられた言葉に、愛はあるでしょうか。

 特にSNS上では、さまざまな発言が見られます。時には選手を傷つけてしまうよな、チームを全面的に批判するような発言も散見されます。特にクラブが敗戦したときなど、試合前には一切発言しないのに、敗色濃厚になったと見るや、選手や監督や強化部門や経営にいたるまで、批判や文句をSNSで連続で発信するかたを拝見したことがあります。そんなアカウントの方も、アイコンや背景にクラブのロゴやマスコットをあしらっていたりされている場合があります。

 発信されている方もいろいろな考えがあるのでしょう。きっとチームを思っての発言なのかもしれません。そして「SNSは自由に発信できる場なんだから」との解釈もあります。しかし、自由なんだから何をやってもいいということではないと、オイラは思います。コラムを執筆されている吉田氏も「『こう書かれたら本人はどう感じるだろう。その恩師や両親はどう感じるだろう』と思い悩むことがある」としています。

 「俺はサッカーを愛しているんだから、選手やフロントに厳しいことを言ってい、それを奮起の起爆剤にしてほしいんだ」との解釈もあるかもしれません。しかしその時に「言われた相手がどう感じるだろうか。自分に置き換えて、自分が同じようなことを言われたら、どう感じるだろうか。」そんなことを考えてから発信するだけで、表現はかわってくると思います。

 コラムはこう締めくくっています。
「どこまでが叱咤で、どこまでが中傷にあたるか。受け止める側に立って考えればわかることだが、佐藤はこう話している『言われて嫌な言葉では、選手の力にならない』」と。


 言葉には大きな力が宿っています。叱咤が中傷にならないよう、オイラは気を付けていきたいです。




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投稿者: tao 日時: 2017年12月 9日 00:39

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