メインS-PULSE2017年エスパルス2017新体制発表に思う事

2017年1月15日

エスパルス2017新体制発表に思う事

【2017シーズン新体制発表記者会見】記者会見レポート①
【2017シーズン新体制発表記者会見】記者会見レポート② 
【2017シーズン新体制発表記者会見】2017シーズン クラブスローガン決定
【2017シーズン新体制発表記者会見】クラブ創設25周年ロゴ決定
(いずれもエスパルス公式)

 2017年1月13日、清水エスパルスの新体制が発表になりました。

 昨季はクラブ創設以来初となるJ2での戦いを余儀なくされてしまったエスパルス。しかしリーグ戦最終盤で怒涛の9連勝!その結果、リーグ戦で2位に食い込んで、1年でJ1復帰を決めたエスパルス。そんなエスパルスがJ1復帰初年となる2017シーズンをどう戦っていくのか。非常に興味がありました。

 今回の左伴社長の記者会見で気になったこと、それは「ブレない(ブレずに)」という言葉です。
 オヒサルに掲載された左伴社長の記者会見の様子の中で、実に5回「ブレない(ブレずに)」という言葉が発せられていました。オイラは「左伴社長以下(株)エスパルスとして、フロントも選手も同じ方向を見据え、一心不乱に邁進していく。」という決意を感じました。

 そして何より驚いたのが、2016シーズンの(株)エスパルスが増益(予想)だということです。
 J2に降格してしまうと、観客収入や物販、それとスポンサー収入等、様々な収益が減収になってしまい。クラブ運営の費用を考えると、どうしても強化費を削減しないとならなくなる。そうなると、一層J1復帰が遠のいてしまう。左伴社長も記者会見の中「過去に強化費を落としたクラブが1年で戻った実績はない」とコメントしています。
 しかし昨季のエスパルスは(株)鈴与様を筆頭に、協賛金だけで17億5千万円ほど!「いまだかつて年商の半分以上を協賛でつけたクラブはございません」(左伴社長:談)。
 左伴社長は「Jステップですとか、フットサル、それからサッカースクール等で5億円を超える収入があります。これは、エスパルスだからこそできる。年間スタジアム入場者数を遥かに上回るご利用者があって、これは一つの収益の軸になっております。」ともコメント。この部分はほかのJリーグのクラブではありえない、サッカーどころ静岡に本拠地を置くエスパルスだからこそなせる業だと、心底感動しました。
 
 ただ冷静に考えると、昨季は「J1復帰」という大命題をクリアできたからこそ、協賛金や地域収入が大きくなったとも考えられます。逆に言えば、今季のエスパルスが協賛企業の皆様や地域の皆さんを落胆させてしまうような成績であった場合、ここまで収益があげられなくなるということも想定に難くないということだと思います。
 
 協賛企業の皆様や地域の皆さんに甘えるようなことの無いよう、オレンジ戦士は最大限のパフォーマンスでその期待に応えてほしいです。

 そして特筆すべきは、コストダウンで1億5千万円の損益改善が図れたということ。このうち約7千万円は、エスパルス社内で作った「コストタスクフォース」が実現させたそうです。そうです!「カイゼン」ですよ!(株)エスパルスも「カイゼン」に取り組んでいるということです。
 これまで、Jリーグからの助成金やスポンサー収入、母体企業からの協賛金に頼りがちになってしまい、その結果、放漫経営で経営破たん寸前に追い込まれてしまったJクラブは少なくありません。かく言うエスパルスも経営危機に陥った苦い経験があります。その時にクラブを支えたのが、ほかでもない「地域」なのです。
 一般企業であれば今やどこでもやっている「カイゼン」ですが、それを(株)エスパルスが実践し結果につながっていることは、評価に値すると思います。これからも地道に愚直に「カイゼン」を続けていってほしいです。

 2017シーズンのクラブスローガンは「FROM NOW ON!!」「WE ARE THE ONE」となりました。J1復帰初年の戦い、決して楽な戦いではありません。選手もサポもフロントも、エスパルスに関わる全ての人々が一つになって、ここからやってやろうじゃありませんか!

 そして肝心要の2017シーズンのチーム目標は「一桁順位」とのこと。つまり9位以内ですね。
 「J2からJ1に上がったクラブの中で、大型のクラブは「残留を目指します」ということをよく言われます。「残留を目指す」と言ったクラブは、ほとんどが残留争いをしております。やはり会社としての目線は、そこに置くべきではないという、「べき論」で掲げた言葉であります。」と左伴社長。つまり、やる前から目標を下げすぎちゃったらダメだってことですよ。やはり志は高く!ですよね。
 それに「2017年度の強化費なり、予算なり、それから取り組む内容なりは、ここを意識してやっています。」と左伴社長。フロントはチームを「一桁順位」にするために、強化費や予算などをいくら稼げばいいかを常意識して行動する。左伴社長が(株)エスパルス全体をリンケージさせている。そんな考え方が見て取れました。

 選手の補強については、実質的に現時点での新加入選手は4名に留まっています。しかし左伴社長は会見で「今後も、また十分な予算を確保いたしましたので、補強はしていくので、今回は間に合いませんけども、別途まとまった折には、皆様方にリリースという形で出させて頂きたいと思います」とコメント。昨季チーム2位の18ゴールをたたき出した元紀が移籍で抜けてしまった現状を鑑みるに、さすがにこの陣容では一抹の不安が残ります。今後の選手補強に期待したいです。

 あと気になったのは「適正な選手人員を30名程度にする」「メディカル態勢の強化」です。
 左伴社長は「昨年は長期離脱でほとんど戦力にならなかった主力クラスがいます」とコメント。確かに、昨季は西部やデュークなど、主力級の選手がほとんど試合に出場できていません。これではいわゆる「宝の持ち腐れ」になってしまいます。それに昨季は小林監督から「この人数では全部を見るのは難しい」という話があったとか。昨季はレンタル人数を含めると40名を超えるエスパルス保有の契約選手がいました。さすがにこの人数いると、監督やコーチングスタッフが選手全員に目を配りケアすることは難しいです。
 今季は「フィールドプレーヤーだけでも25名か26名という人数で、監督やコーチングスタッフの目が行き届く、あるいは練習でモチベーションが落ちることが出てくる選手がないよう、そういった人数にする」と左伴社長。選手のケアやマネジメントもしっかりと行ってほしいです。

 それと「育成費用の強化」を掲げています。昨年、清水エスパルスJr.ユースは高円宮杯 第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会で優勝。チーム全体の強化を図るうえで、育成年代の強化もないがしろにはできません。しかしこれも費用がかかること。今季はJ1復帰を果たし費用もかけられるとのことで、育成費用の予算を増加できるとのことでした。

 最後に左伴社長があげたのは「フロントにエスパルスのOBがあまりいない」ということ。サッカーどころ静岡にあり、設立当初から市民クラブとして運営されてきたエスパルスとしては、いささか寂しい事実です。生え抜きのオレンジ戦士OBがフロントに在籍してくれれば、地域振興や協賛企業への働きかけももっともっと強化できるはず。エスパルスOBに門戸が開けたということは、オレンジ戦士のセカンドキャリアの面でもいいことだと思います。

 2017シーズンの年間チケット販売が、一番年間チケット売上げがあった2010年とほぼ同じペースで伸びているそうです。、またJ1復帰を果たし、スポンサー料を増額してくれるスポンサー様も増えてきているとか。そんなこんなで、年商規模については過去最高となる35億円超を予想し、それに基づき強化費も、過去最高だった2010年の強化費を超える約14億円という額を予算化していとのこと。選手補強はまだまだこれからといったところでしょう。

 ここまで書いてきて心底感じたのは、昨季のMVPは左伴社長を筆頭とした「大営業本部」だったのではないかということ。2015年に左伴社長が就任された直後に組織変更により設置された組織。それまでの営業本部に、スポンサー、チケット、グッズ等の売り上げまでをトータルにマネジメントする組織が大営業本部。2016シーズンにJ2降格してしまったにも関わらず、各種スポンサーに継続どころか増資支援まで取り付けてしまう離れ業を披露。それに加え新規スポンサーまで獲得してきてくれました。
 メディア露出が激減するJ2降格を前に、左伴社長以下大営業本部の皆さんがスポンサー企業の皆様にどれほど頭を下げて回ったのか、その苦労は計り知れません。左伴社長の経営手腕は、今やエスパルスに無くてはならないものになったといっても過言ではないでしょう。


 っとまぁ、色々諸々ゴチャゴチャと書きなぐってきましたが、結局のところトドのつまりが


オイラは常に


清水エスパルスを


全身全霊を賭して


応援し続ける


 ということ。

 今季も始まりました!J1復帰初年で一桁順位という目標を達成するためには、昨季の艱難辛苦を決して忘れず、勝利を目指して戦うしかありません!
 2017シーズンの小林エスパルスが抜錨し大航海へ発進しました!
 共に戦い、勝ちましょう!




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投稿者: tao 日時: 2017年1月15日 19:21

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コメント

まさに左伴社長の言葉に騙される典型的なサポーターですね
就任一年目は降格、赤字
二年目黒字は、正直、最低ラインのクリアーにすぎません
左伴社長が述べてるのはあくまで願望にすぎず、まだ何も成し遂げていない
それをよくやったと思うなんて正気ではありませんね

騙されるとか騙されないとかそういうことじゃないでしょう

最低ラインのクリアが難関だったわけだから自分も素直によくやったと思いますよ 昨シーズンは
J1復帰した今シーズンが本当の評価になるにしても前経営陣よりはよっぽどいい仕事をしてるのは確かです ビジョンと目標管理、課題と具体的な解決方向をはっきり名言しているのも説得力あります。
 すぐに結果が出ないから騙されるって子供じゃないんだから(笑)

>TTさん
 
はじめまして。弊ブログの管理人のtaoです。
激しく返信が遅れてしまい、申し訳ありませんm(_ _;)m
このような辺境のブログに足を運んでいただき
ありがとうございます。
 
確かに、左伴社長もここまでは何とか結果が出せているだけかも
しれませんね。
先日の左伴社長の記者会見の中での願望が実現できるかどうかで
本当の評価がなされるべきなのかもしれませんね。

>じぇじぇじぇさん
 
はじめまして。弊ブログの管理人のtaoです。
激しく返信が遅れてしまい、申し訳ありませんm(_ _;)m
このような辺境のブログに足を運んでいただき
ありがとうございます。
 
オイラも昨シーズンの左伴社長の成果は収益面で数字に表れて
いるので、素直に評価されてしかるべきと思いました。
たらればを言っても仕方ないですが、2014シーズンの経営陣の
ままだったら、恐らく2016シーズンの収益は上げられなかった
のではと思います。
 
J1復帰初年の今年を経営としてどう乗り切るか。
左伴社長の手腕が試されますね。

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