メインエスパルス観戦記2016年怒涛の9連勝!そしてエスパルス「らしく」1年でJ1復帰決定!

2016年12月 1日

怒涛の9連勝!そしてエスパルス「らしく」1年でJ1復帰決定!

2016 J.LEAGUE Division2 the last leg.
徳島 1-2 清水

 13日に行われたリーグ戦vs岡山戦では、試合開始直後にテセのクロスが相手のオウンゴールを誘い先制!その後も攻撃の手を緩めず、34分には凌兵のクロスをテセが頭で合わせて追加点!しかし後半になると岡山に押し込まれ始め65分に失点。それでも選手全員が最後まで集中を切らさず試合終了まで失点を防ぎ切り岡山に勝利!リーグ戦8連勝で今季初めてJ1自動昇格圏となる2位に順位を上げたエスパルス。20日にはJ2リーグ最終戦vs徳島戦に臨みました。
 
 前節vs岡山戦に勝利したエスパルスはクラブ新記録テセの7試合連続ゴールでリーグ戦で8連勝!そしてリーグ戦2位の松本が町田に敗れたため、エスパルスの勝ち点は松本に並ぶ81となり、最大で9の勝ち点差があった松本を追い抜き、得失点差で2位に浮上!リーグ戦残り1試合で、ついに自力でJ1自動昇格が可能な順位に浮上しました!そして迎える徳島戦。徳島には5月15日のリーグ戦第13節@日本平で敗戦しています。そして徳島は昨季まで4年間、小林監督が指揮を執っていたチーム。小林監督が徳島の特徴をよく知るのと同時に、徳島も小林監督の「クセ」をよく知っているはず。リーグ戦最終戦にして非常に困難な試合になることは自明の理。しかし!この試合で勝てなければJ1復帰など実現できない、と思うくらいの覚悟がオレンジ戦士には必要でしょう。そんなエスパルスをサポートするべく、この試合になんと4000人を超えるエスパサポさんが、アウェイ@ポカスタへ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、遠いアウェイでのサポート本当にお疲れ様でした。
 
 あと一つというところまで来ました!リーグ戦も最終戦、この試合に勝てば文句なしでJ1復帰が決まります。しかも札幌の試合結果如何では、J2優勝の可能性もあるのです!ここからは意地と意地とのぶつかり合い!勝利への執念がより強い者が、最後に笑えるのでしょう。試合終了の笛が鳴り終わるまで集中し、俺達は勝つのみ!まさにこの試合は決戦なのです!大きな重圧を跳ね除け、この1年の苦楽を泡沫に帰することなく、J1復帰を掴み取ることができるか!エスパルスの決戦が火蓋を切って落としました!

 試合開始直後から、徳島の高い位置からの速くて強いプレスに苦しめられ、思うような攻撃が展開ができないエスパルス。しかも最終節の大一番というプレッシャーからか選手の動きも固く、攻守にわたり連係ミスやプレーミスが散見されました。それでもGK植草やDF角田を中心としたエスパルス守備陣は集中を切らすことなく、徳島の攻撃を機転を丁寧に潰し、自陣ゴールを守り続けます。一方の攻撃陣は、動きに固さが見られミスも散見されたものの、ピッチを広く使うサイドチェンジを駆使し、引いて守りを固める徳島守備陣のギャップを突こうとしますが、徳島もしっかり守備のブロックを構築し、エスパルス攻撃陣はなかなか徳島ゴールに迫れず、シュートまでもっていくことができません。
 試合が動き始めたのは29分、徳島陣内で河合チャソがパスを受けるとドリブル突破を図り、バイタルエリア右で徳島DFに倒されてFKをゲット!キッカーは元紀!ふわりと浮いたセンタリングは徳島ゴール正面へ!そこへ犬飼が走りこんで徳島DFを乗り越える高さでジャンプ一番!ヘディングシュート!ボールはゴール右隅に吸い込まれてゴール!犬飼のエスパルス初ゴールでエスパルスが均衡を破り徳島に先制しました!
 しかしその6分後の35分、自陣バイタルエリアでの徳島の選手へのチェックが遅れてしまい、藤原のミドルシュートが決まってしまい失点。エスパルスは徳島に追いつかれてしまいました。
 このままではJ1復帰の可能性が低くなってしまうエスパルスは徳島に猛攻を仕掛けますが、自陣に引いて守りを固める徳島を攻略しきれずに前半が終了。1-1で試合を折り返します。
 
 後半に入っても、お互いに鎬を削るようなギリギリした試合展開に。J1復帰に向けて是が非でも何が何でも勝利がほしいオレンジ戦士は我武者羅に徳島陣内に攻撃を仕掛けますが、徳島守備陣にはじき返されてしまい、エスパルスは勝ち越しゴールを決めることができません。
 局面を打開したい小林監督は68分、エースの元紀を下げて翔太を投入。最前線から最終ラインまで、縦横無尽に駆け巡る無尽蔵のスタミナで徳島守備陣の突き崩しを狙います。
 するとその交代采配がドンピシャリと奏功!!翔太交代の5分後の73分、エリア中央右サイドでパスを受けた弦太が前を走るテセに合わせて縦パス!!これを徳島陣内右サイドで受けたテセがゴール前にセンタリング!このボールを徳島陣内中央バイタルエリアからゴール前に猛然と走りこんできた翔太が左足インサイドでダイレクトボレーーシューート!!ボールはゴールネットに突き刺さりゴーール!!エスパルスがついに勝ち越しゴールを決めました!!
 ホーム最終戦で負けられない徳島はここから攻撃のギアを上げ、エスパルスに猛攻を仕掛けてきます。エスパルスは自陣に押し込まれてしまう時間が続いてしまいます。しかしテセや翔太といった攻撃陣からGK植草やDF角田といった守備陣まで。オレンジ戦士全員で守備意識を高め、自陣ゴールを守り続けます。
 さらに小林監督は、85分に河合チャソに代えて本拓を、88分には足がつってしまった弦太に代えて鎌田を投入。バランスを考えつつ守備的な選手を投入し自陣ゴールを守り抜き...、ついに試合終了のホイッスル!!エスパルスはアウェイで徳島を撃破し勝利!1年でJ1復帰を果たしました!!


 この試合、誰が何と言っても全てのオレンジ戦士たちでしょう!
 試合前、スカパーの映像にエスパルスベンチが映し出されました。そこにはこの試合に帯同できなかったオレンジ戦士全員のユニフォームが掲げられ、チーム全員が一丸となって徳島戦に臨むという意気込みがひしひしと感じられました。
 エスパルスの総得点の半分以上となる44ゴールをマークしている元紀とテセ。この試合では「アベックアシスト」でエスパルスのJ1昇格に貢献してくれました。
 29分、元紀の右サイドからのFKが犬飼めがけてドンピシャクロスとなり先制ゴールを演出。73分には右サイドに流れたテセがゴール前への絶妙クロスで翔太の決勝ゴールをお膳立てしてくれました。
 自身の連続得点は7試合で止まりJ2新記録は逃したテセは「昇格できた喜びに勝るものはない」とコメント。試合終了と同時にピッチにあおむけになり、人目をはばからず涙を流していました。今季から主将を務める元紀は、J1昇格決定の瞬間をベンチから見つめていました。最前線からの献身的な守備で限界まで走って翔太に後を託した元紀。「シーズン当初は(自陣に)引いて守る相手に苦しんだが、最後に引いた相手から点を取れたことがうれしい」と喜びをかみしめていました。小林監督は「守備に追われる時間もあったが、2トップがいい仕事をした」と後方からのロングボールで仕掛ける徳島に、前線でプレスをかけ続けて守備陣の負担を軽減させた2人をたたえていました。
 
 ジュニアユース時代から育ったエスパルスでのリーグ戦初ゴールが、貴重な先制ゴールになった犬飼は「(キッカーの大前から)『入ったところに合わせる』と言われていた。その通りのボールが来た」とコメント。相手DFの上から強引に飛び込み、徳島ゴールにねじ込んみました。
 期限付き移籍先の松本から復帰した昨季、J2降格の屈辱を味わった犬飼。副将になった今季も夏場に長期離脱。試合に出られずもどかしさを感じていました。しかし「責任感をもって、できることをやろう」と気持ちを切らすことはありませんでした。
 10月2日のvsC大阪戦から戦列復帰。CBの一角として安定した守備でチームに貢献しました。9連勝中に許した失点は5だけ。2失点以上の試合はなく、4試合連続完封も記録しました。ベテラン角田と中央でコンビを組む23歳が、20歳の后、21歳の弦太と若い最終ラインを統率しました。
 松本時代の2014年にJ1昇格を経験した犬飼。しかし「清水は上がって当たり前のチーム。当時とは重圧が全く違った」とコメント。苦しみ抜いてつかんだJ1復帰。若きチームリーダーは「本当にほっとした」と表情を緩めていました。
 
 同点ので迎えた68分。翔太の名前がコールされました。エース元紀との交代。責任も緊張もしたと思いますが、「ピッチを奏でる 魅惑のテクニシャン」は「やってやろう」とピッチに入りました。
 勢いよくピッチに飛び出した5分後。右サイドを突破したテセと目が合ったとか。「テセさんから絶対に来る」と直感した翔太。スピードを上げてゴール前に走り込むと、クロスは左足にピタリ。「落ち着いて流し込めた。テセさんのクロスだから、外すと芝かれると思った」と翔太。豪快にネットを揺らした。
 決勝ゴールの裏には2人の約束事がありました。「2トップの片方が走ったら、そこに出す」。ゴールチャンスを逃さないよう、練習から意識してきた形でした。
 翔太は6月に元紀が長期離脱した後スタメンに定着した。10月2日のvsC大阪戦でスタメン復帰した元紀に先発を奪われてしまいましたが、悔しさを力にかえていました。「途中からでも自分の色は出せる」とC大阪戦では途中出場から2アシストと活躍。元紀から翔太への交代は、逆転昇格を生んだ9連勝中の必勝パターンとなりました。
 昨季途中に武者修行に出た当時J2の栃木で「エスパルスのサッカーが合っている」と感じ、愛着を深めてエスパルスに復帰。得点後、目の前に歓喜に沸くサポーターを見た翔太は「すごく気持ち良かった。昇格はチーム全員で戦い、サポーターと一緒につかみ取ったもの」とコメント。この試合の大殊勲者は顔を紅潮させ胸を張っていました。
 
 怪我人が続出したSBの穴を21才の弦太が埋めてくれました。本来はCBですが、10月2日のC大阪戦から右SBで出場。そこから破竹の9連勝が始まりました。
 最終戦は73分にテセにパスを通し決勝ゴールの起点になりました。守備でも体を投げ出しピンチの芽を摘んでくれました。最後は右足を痛め鎌田と交代しましたが、急造SBとして十分な働きを見せてくれました。
 8月のリオデジャネイロ五輪は最終候補に残りながら落選。悔しさをリーグ戦にぶつけた弦太。「サイドバックのプレーは何も分からなかったが、この経験は将来に生きる」と前向きに取り組み、大きく成長してくれました。
 
 試合終了の笛が鳴ると、今季のエスパルス支えたベテランの目に涙があふました。GK植草や角田、そしてテセ。「1年でJ1に上がらないといけない」という大きな目標を達成し、重圧から解放された瞬間でした。
 GK陣に故障者が相次ぎ、7月に長崎から加入した植草は「力になれて良かった」とほっとした表情。防戦一方だった終了間際は最後列から鼓舞し続けた。「早く帰りたい」と植草は本音をポツリ。精根尽き果てた昇格の立役者がもらした一言が、激闘を物語っています。
 角田は18試合連続フル出場。京都時代にJ1昇格した経験を伝え、若いチームを牽引してくれました。試合前には気の緩みを防ぐため「プレーオフをやるつもり」と公言してきた角田は「正直ほっとしている」と笑みを浮かべていました。
 
 そして、昨年7月にエスパルスからG大阪に移籍した長沢駿も、下部組織から育った古巣の応援へ現地に駆け付けてくれました。
 
 この試合のピッチに、ベンチに、そして帯同できなかった、すべてのオレンジ戦士達に、心から感謝の言葉を贈りたいです。
 全てのオレンジ戦士達(*^ー゜)b グッジョブ!!今日のこの気持ちを絶対に忘れるなよ!
 
 そしてエスパルスサポーターの皆さん!
 日本平でのホーム最終戦後のセレモニーで、左伴社長は「エスパルスサポーターの皆さん、徳島へ行きましょう!」とエスパサポの皆さんに要請。今季初めてJ2の舞台で戦うことになったエスパルスサポーターは、どんなアウェイであろうと大挙して乗り込み、自慢のサンバ応援でオレンジ戦士の背中を押してきました。
 この徳島戦では約4000人のエスパサポの皆さんがポカスタに駆け付けたとか。今季の徳島の1試合当たりの平均観客動員数が約4300人とのことなので、徳島サポーターを圧倒する数のエスパサポの皆さんがポカスタへ駆けつけたことになります。オレンジサポーターは試合開始前から徳島側の声援をかき消す大声援で、アウェイ@ポカスタの雰囲気を"ホーム"に変えました。試合終了間際には「リバイブ」のチャントが。リバイブは残留争いをしていた苦しい時期に作られたチャントで、その歌詞も非常に意味深いので、テレビを見ていて本当に力が入りました。
 そして勝ち取った勝利とJ1復帰。試合後「多くを学んだJ2ありがとう」という横断幕が出されていました。サポーターにもJ2で苦しんだ1年が無駄ではない。無駄にしてはいけないという思いが込められていました。アウェイ側スタンドに挨拶に来たオレンジ戦士たちとの歓喜の「昇格ロコ」で、オレンジサポーターの歓喜は大爆発していました。
 一方、JR東静岡駅北口のパブリックビューイング(PV)特設会場にも約4000人のオレンジサポーターが詰めかけエスパルスをサポート。会場にはパルちゃんやオレンジウェーブ、そしてスタジアムDJの鈴木克馬さんも駆けつけ会場を盛り上げ、徳島に向けて橙魂を送ってくれました。
 
 「サッカーどころ清水」の誇りを、ホームでもアウェイでも、多くのエスパルスサポーターの皆さんの熱いサポートで取り戻すことができたエスパルス。来季は4季ぶりにジュビロとの「静岡ダービー」も開催されます。地域に根差したオレンジサポーターの本領は、これから発揮されることでしょう。
 オレンジサポーター(*^ー゜)b グッジョブ!!ともに行こういつまでも、俺達がついている!


 エスパルスは徳島に勝利!勝ち点3を積み上げました。この結果2016年のエスパルスのJ2リーグ戦での戦績は、25勝9分8敗の勝点85でJ2リーグ戦3位の松本と勝点で並びましたが、得失点差が松本の30に対しエスパルスは48となりました。
 つまり...


エスパルスは1年で


J1復帰を果たしました!


 バンザ━━━━ヽ(´д`*)ノ━━━━イ!!!!
 ばんざーい!ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノ ばんざーい!
 バンザーイ!! ★\( ̄▽ ̄ )/クル\( )/クル\(  ̄▽ ̄)/★バンザーイ!!

 しかしこの日同時開催だった札幌が引き分けたため、J2リーグ戦での最終順位は2位に。「シルバーコレクター」と言われてきたエスパルスらしいJ1復帰となりました(;´∀`)
 日本平最終戦vs岡山戦に勝利し、リーグ戦の順位が自動昇格圏の2位に浮上したときから、エスパルスにかかわるすべての皆さんは気が気でならない日々を送ってこられたことでしょう。特にオレンジ戦士の皆さんは、とんでもないプレッシャーとの闘いだったはず。それは試合終了のホイッスルがピッチに鳴り響いた瞬間、倒れこんで人目をはばからず涙を流していたテセの姿を見れば一目瞭然です。
 しかし、その重圧を乗り越えて自分が持てる最高のパフォーマンスを発揮できなければ、何事も成し得ることはできない。その重圧を乗り越えられて初めて、新たなステージが見えてくる。オレンジ戦士はそのことを身をもって経験できたことでしょう。

 で、エスパルスJ1復帰は嬉しいけど、ここで親父の小言。
 
 そもそもJ2に降格してしまったことがよろしくなかった訳だし、左伴社長が言うように、現時点でエスパルスはJ1では17位相当の実力しか持ち合わせていないということ。つまりは、来季は今季以上に厳しいタフな試合を乗り越えないと、再びJ2降格の憂き目を見ることになるでしょう。
 
 つまり何が言いたいかというと、来季は今季以上に熱くサポートしなきゃってことです! (そんなことわざわざ言わんでもわかっとるわい!w)
 
 この1年でエスパルスの選手・スタッフ、そしてサポーター。全ての皆さんが、非常に得難い経験を積むことができたと思います。そしてそれを、明日の・来季の・未来のエスパルスに活かしていくことができれば、エスパルスは更に強いチームに成長することが出きるはず。今季の経験を生かすも殺すも、我々次第ということだと思いました。

 エスパルスは今季の全日程を終了しました。オレンジ戦士の皆さん、1年間本当にお疲れさまでした。
 一方、フロントはここからが忙しくなる時期になります。早々に小林監督は来季も続投するとの発表があり、来季J1に復帰し戦い抜くための補強や契約更改、そしてクラブ運営の根幹にかかわる事案など、重要な案件が山積しているはずです。
 そのまた一方では、オレンジ戦士はつかの間のオフ期間に入ります。この期間でしっかりリフレッシュして、来たるべきタフなJ1での戦いをベストコンディションで迎えられるようにして欲しいです。


 2015シーズン最終戦の観戦記を、オイラはこんな言葉で締めくくっていました...
 
 「来季は若きオレンジ戦士たちがJ1での試合で見せてくれた意地に期待したいです!」
 
 それが現実となり、J1復帰を果たすことができたエスパルス。今季最終戦の観戦記を、こんな言葉で締めたいと思います。


 来季はJ2を勝ち抜いた若きオレンジ戦士達がJ1で橙旋風を巻き起こしてほしいです!




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投稿者: tao 日時: 2016年12月 1日 23:35

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