メインエスパルス観戦記2014年酷難を乗り越えて掴み取った「残留」の二文字

2014年12月12日

酷難を乗り越えて掴み取った「残留」の二文字

2014 J.LEAGUE Division1 The last leg.
清水 1-0 大宮

 11月19日にリーグ戦第33節vs柏戦では、天皇杯準決勝で若手を起用してまでコンディションを整えてきたわりに、主力組の動きには精彩を感じられず、それ以上に柏の中盤からの早くて強いプレスからのカウンター攻撃に防戦一方になってしまい3失点と惨敗。結果如何で残留が決まるはずだったにもかかわらず、残留決定は最終節へ持越しに。それも4月19日のリーグ戦第8節vs徳島戦以来7か月ぶりにピッチに帰って来た駿の魂のゴールが決まり、柏に一矢報いることができたエスパルス。12月6日にはリーグ戦最終節vs甲府戦に臨みました。
 
 柏に勝利できれば、あるいは残留が確定していたかもしれないエスパルス。しかし結果は敗戦。残留争いはついに最終節で決着をつけることになってしまいました。「あの時勝っていれば」や「あの時引き分けていれば」などと考えたくもなりますが、それは既に過ぎた事。今はしっかりを前を向いて、ピッチを駆け抜けるしかありません!最終節の対戦相手は甲府。16位の大宮との勝ち点差は3です。ゆえに、この最終戦に引き分け以上でJ1残留が決まります。しかし!引き分け狙いで試合に臨めば、このところ好調な甲府に隙を突かれてしまい、取り返しのつかない結果を招きかねません。要するに!甲府に勝利すれば!文句なしに残留が決まるのです!今季最終戦の富士山ダービーで勝利を掴み、同時に残留も掴み取りたいところ!そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポさんが我等が聖地・日本平へ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、寒い中本当にお疲れ様でした。
 
 甲府は堅守で自陣ゴールを守り、失点ランクはリーグ3位を誇ります。そして目下リーグ戦13位とエスパルスよりも上位に位置しています。強固な甲府守備陣をこじ開けてゴールを奪うことは至難の業かもしれません。しかし!甲府とのリーグ戦での対戦成績は9勝2分1敗と相性がよく、甲府は未だリーグ戦では日本平で勝利したことがありません。そして!この試合は我等が聖地・日本平での開催。チケットは完売!多くのエスパルスサポーターが日本平を埋め尽くし、オレンジ戦士の背中を押してくれるはずです!選手・スタッフ・サポーター、エスパルスに関わる全ての人々の想いを我等が聖地・日本平に集結させて甲府を撃破し、明日にかけるJ1残留を勝ち取り、みんなで【清水の空に勝利の歌を】高らかに歌うことができるか!エスパルスの決戦が幕を開けました!


 試合開始直後から試合の主導権を握ったのは甲府。持ち前の堅守からカウンターを仕掛けエスパルス陣内に攻め込む。オレンジ戦士は自陣内に押し込まれてしまい、守備に忙殺されてしまう時間ばかりが過ぎていきます。しかしオレンジ戦士も自陣内では身体を張って甲府のカウンターをはじき返し続け、ゴールマウスを割らせません。25分には甲府に左サイドを崩され阿部に決定的なシュートを打たれますが、これを櫛引がファインセーブ!失点のピンチを切り抜けます。
 その後も甲府の猛攻撃を受け続けますが、オレンジ戦士全員が高い守備意識でを発揮して自陣ゴール前で身体を張って甲府の攻撃をはじき返し続けます。守備に忙殺されてしまったエスパルスの前半のシュート数は0。エスパルス側に全くゴールのにおいが感じられない厳しい試合展開のまま前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半開始直後の47分、左サイドに流れたノヴァのクロスを元紀があわせてシュート!しかしこれはGKに阻まれてしまいゴールにはならず。エスパルスは貴重なゴールチャンスを決め切れません。
 その後は再び甲府に試合を優位に進められてしまったエスパルス。切り替えの早いカウンターからのサイド攻撃を駆使し攻めこむ甲府は、エスパルスゴールを脅かします。それでもエスパルス守備陣は甲府の猛攻撃に対して守備意識と運動量落とさず、自陣ゴールを守り続けます。
 防戦一方ながらもゴールチャンスを作りたい克己監督は57分、石毛に代えて駿を投入。最前線に高さを加え、またポストプレーヤーでもある駿に最前線でボールを収めさせ、攻撃に基点作りを狙います。しかし、甲府も運動量を落とすことなくエスパルスゴールを狙い続け、エスパルスは攻勢に転じることができず、甲府の攻撃に押し込まれ続ける時間が続いてしまいます。
 攻守のバランスを保ちつつ攻撃の基点を作りたい克己監督は78分、涼に代えて六平を投入中盤で攻撃の起点になれる選手を投入し、甲府の隙を突く攻撃を狙います。するとその1分後の79分、FKからのセットプレーで甲府ゴールを奪う好機を作ったエスパルスでしたが、最後のところで決めきれず、甲府ゴールを割ることができません。
 試合も終盤に差し掛かり、甲府の攻撃も更にヒートアップし、エスパルスは更に苦境に陥ってしまいます。しかし、ここで失点してしまえば、それはすなわち降格に直結してしまいます。
 最後の最後で失点を回避したい克己監督はアディショナルタイム、俊幸に代えて弦太を投入。自陣バイタルエリアで甲府攻撃の基点を潰しつつ時間を進めて試合終了!エスパルスは甲府にスコアレスドローとなりました。この結果勝ち点1を積み上げたエスパルスは最終順位で15位を確定!J1残留を決めました!


 11月末の天皇杯準決勝vsG大阪戦で5失点の大敗を喫し、失意のどん底に陥ってしまったにも関わらず。この試合で甲府の猛攻に対して全力でゴールマウスを守り抜いて、7試合ぶりの無失点に貢献した櫛引。5日の練習で右すねを裂傷し、病院で治療を受けつつも強行出場し甲府の攻撃の基点を潰し続けたヤコ。前半の交錯プレーで右足を捻挫しつつも、ハーフタイムで痛み止めを使ってそのままCBとして甲府の攻撃をはじき返し続けた平岡。アディショナルタイムに無失点のまま逃げ切るためにバイタルエリアの守備を任された19歳の弦太。この試合であるべき攻撃の姿をかなぐり捨てて、我慢と忍耐の守備戦術を選択した克己監督。絶体絶命のオレンジ戦士の背中を押すために我等が聖地・日本平に駆けつけた、今季最多の人のオレンジサポーター。テレビやネット、遠方から日本平へ橙魂を送り続けてくれた全てのオレンジサポーターの皆さん。全ては、エスパルスのJ1残留を達成するため。エスパルスに関わる選手・スタッフ・サポーター、全ての人々の気持ちが呼び寄せた勝ち点1が、エスパルスのJ1残留を実現させてくれました。
 ハーフタイムには残留争いをしている大宮がC大阪に2点差でリードしていることが伝わっていたとか。オレンジ戦士は我々が想像できないほどのプレッシャーの中で戦っていたことでしょう。そして、9月からの残留争いはオレンジ戦士にとって今まで経験したことのない過酷な戦いだったことでしょう。しかし!その過酷な戦いを乗り越えJ1残留を掴み取った。この貴重な得がたい経験は、きっとオレンジ戦士を大きく成長させてくれるはずです。もう2度としたくないほどの貴重な経験を、来季は優勝争いで生かして欲しいです。


 エスパルスは大宮に引き分け、最終順位は勝ち点36の15位でフィニッシュ。J1残留を決めました。しかし16位の大宮との勝ち点差はたったの1だけ。今季ここまで厳しい戦いを余儀なくされてしまったのはオレンジ戦士自身。その原因はなんだったのか、そしてどうすればその原因を克服することができるのか、それを克服できなければ、来季も同じ轍を踏むことになるでしょう。このオフ期間でチーム全体で全力で分析し、来季は必ずその原因を克服して欲しいです。

 エスパルスは今季の全日程を終了しました。しかしフロントはここからが忙しくなる時期。来季に向けた補強や契約更改など、重要な案件が山積しているはずです。
 一方で、オレンジ戦士はつかの間のオフ期間に入ります。この期間でしっかりリフレッシュして、来季の戦いをベストコンディションで迎えられるようにして欲しいです。




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投稿者: tao 日時: 2014年12月12日 23:45

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