メインエスパルス観戦記2014年悔しさの中に見えた若き光

2014年9月 6日

悔しさの中に見えた若き光

2014 J.LEAGUE Division1 22th sec.
鳥栖 2-2 清水

 8月23日に行われたリーグ戦第21節vs鹿島戦では、前半に先制点を決めて試合を折り返すも、後半から鹿島の猛攻にさらされてしまい、また自らのミスや集中力の欠如から鹿島に逆転を許してしまい、結果的には3ゴールを献上する惨敗となってしまったエスパルス。8月30日にはリーグ戦第22節vs鳥栖戦に臨みました。
 
 鹿島戦で屈辱的な惨敗を喫してしまったエスパルス。自らの気持ちの弱さから招いてしまった敗戦だっただけに、選手の精神的ダメージも心配されます。しかもこの試合はアウェイ@ベアスタでの試合。移動距離も長く、選手のコンディション調整にも懸念が残ります。しかし!ここで踏ん張って勝ち点を積み上げることができなければ、過酷な残留争いに巻き込まれてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。なんとしてもこのアウェイ鳥栖戦で勝利を決めたいところ!そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポさんがアウェイ@ベアスタへ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 鳥栖は目下リーグ戦で上位を走る、堅守速攻を武器とした強豪チーム。しかも元オレンジ戦士で今回日本代表にも選出されたGK林も所属しています。不調にあえぐエスパルスにとって鳥栖を撃破することは至難の業といえそうです。しかしこの不調を払拭し、残留争いから一歩抜け出るためには、この試合に勝利することが大きなきっかけを掴むチャンスに繋がることは明白!元オレンジ戦士の日本代表選出を祝うゴールをお見舞いし、強豪の鳥栖を撃破することができるか!エスパルスの意地を見せたい試合がキックオフ!


 スタメンクラスの選手が怪我と出場停止で厳しい選手起用を余儀なくされてしまった克己監督は、この試合で若手を積極的に起用。出場停止となったキジェの代わりに三浦弦太をCBで先発起用。石毛も先発で出場しました。またベンチにはルーキーの水谷と金子を加えた克己監督。若い力の可能性に期待がかかります。また克己監督はこの試合で最終ラインを3バックに変更。ボランチに起用した吉田と本拓を最終ラインに加え5バックも選択できる戦術的な布陣を採用しました。
 
 試合開始から両者とも激しい中盤での攻防が続きます。鳥栖の攻守の切り替えの速さからくりだされるカウンター攻撃はエスパルスに脅威を与えていました。しかしこの試合でリーグ戦初先発を掴み取った弦太が空中戦の強さを活かした守備を見せて、鳥栖の攻撃を自陣ゴール前ではじき返し続けます。
 一方攻撃陣は石毛が前線で攻撃のアクセントとなり、ノヴァや元紀の攻撃をアシスト。しかし鳥栖も自陣ゴール前では強固な守備ブロックを作ってエスパルスの進入を阻まれてしまうため、オレンジ戦士は鳥栖ゴールを割ることができません。前半は一進一退の攻防が続くも両者ゴールを決められないまま終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 試合は後半に動き始めます。立ち上がりの56分に水沼に決められてしまい失点。エスパルスは後半開始早々に1点を追わなければならない厳しい試合展開を余儀なくされてしまいます。しかし攻撃陣の動きが精彩を欠き、次第に連携もズレが出始めてしまい、鳥栖に脅威を与えることができません。
 克己監督は動き出します。70分に俊幸に代えて村田を、吉田に代えて水谷を投入。水谷はこれがプロ初出場となります。若い選手の速さと動き出しに期待がかかります。
 するとその交代策が早速結果を出します!試合終盤の81分、水谷が基点となって元紀とのワンツーパスから元紀がゴール前にラストパス!これをノヴァが蹴りこんでシュート!ボールは鳥栖ゴールに吸い込まれてゴール!エスパルスが後半に同点ゴールを叩き込みます!
 エスパルスの猛攻は更に続きます!7分後の88分、元紀が落としたボールに反応した金子が相手の裏を突き相手ゴール左で受けてゴール前にクロス!これを元紀が渾身のシューート!!ボールはゴールに突き刺さりゴーール!元紀の公式戦4試合連続となるゴールを決めて逆転しました!!
 このまま試合が終わるだろうと、エスパルスサポーターの誰しもが考えたであろうアディショナルタイム。エスパルス守備陣の一瞬のマークのズレから鳥栖にゴールを許してしまい試合終了。エスパルスは土壇場で鳥栖に追いつかれてしまい、この試合は引き分けに終わりました。


 キャラやキジェといった主力選手を欠く緊急事態のエスパルスに、一筋の光明をもたらしたのは「ヤングエスパルス」の躍動でした。
 この試合で先発出場した弦太。本職のCBで持ち前の高さを活かした守備で自陣ゴール前で鳥栖の攻撃をはじき返していました。途中出場の金子と水谷は、両者ともスタミナと速さを活かして鳥栖守備陣のギャップを突いてチームに貢献。得点に絡むプレーで鳥栖に逆転してみせてくれました。
 怪我や累積警告で出場できない選手が続出し、ただでさえピンチのエスパルスに更に追い打ちをかけるような厳しい状況。しかし、まだまだ荒削りながらも輝きを増している「ヤングエスパルス」がもたらした貴重な「勝ち点1」。この引き分けが、明日のエスパルスの希望を見出すことになるかもしれません。


 エスパルスは鳥栖と引き分け。勝ち点1を分け合いました。スタメンクラスの選手が不在という厳し状況、しかも先制ゴールを決めつつも逆転を許してしまうという劣勢の中、エスパルスを救った「ヤングエスパルス」の躍動は目を見張るものでした。弦太に水谷に金子、いずれも10代の選手です。そして若手が奮起する姿を見れば、ベテラン勢はうかうかしていられません。エスパルス内にいい形での「科学反応」が起きれば、苦境にあえぐエスパルにとって大きな「浮上のきっかけ」に繋がるかもしれません。
 
 次の試合は天皇杯4回戦vsFC東京戦。リーグ戦はナショナルマッチウィークで1週お休み。しかし天皇杯4回戦が行われます。対するはFC東京。FC東京とは今年3回対戦し1勝2敗と負け越しています。この試合は今年4度目となる対戦。チーム状況は好調を維持しているFC東京に対して、エスパルスは目下厳しいチーム情勢と言わざるを得ません。しかし!そんなことは百も承知!今こそチームに関わる全ての人の想いを一つにし、この酷難を乗り越えることができれば、それはきっとエスパルス復活の狼煙になるはずです!
 
 オレンジ戦士は若い選手がピッチに立たなければならない現状を良く考慮し、連携や連動の部分でその精度を少しでも上昇させるべく、選手間でのプレーの成熟度を上げてほしいです。そしてなにより、チーム全体の気持ちを一つにしてFC東京を撃破し、この厳しい状況を全力で乗り越えてほしいです。


 ヤングエスパルスの躍動にベテランがどうこたえるか!頼むぜ!




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投稿者: tao 日時: 2014年9月 6日 23:59

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