メインエスパルス観戦記2013年これこそ天皇杯の醍醐味!って、あんまり味わいたくないけど...【J特】

2013年10月16日

これこそ天皇杯の醍醐味!って、あんまり味わいたくないけど...【J特】

第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦
清水 3-2 金沢


 5日に行われたリーグ戦第29節vs広島戦では、後半にPKをゲットして先制ゴールを奪うも、その後冷静に攻撃を構築する広島の術中にはまってしまい、15分間であれよというまに3失点...。経験の差が試合結果に大きく影響してしまし、3月30日のリーグ戦第4節での敗戦のリベンジを果たすことが出来なかったエスパルス。14日には天皇杯3回戦vs金沢戦に臨みました。
 
 天皇杯は一発勝負のトーナメント戦。一瞬の気の緩みや判断の遅れが、致命的な結果を招きかねません。リーグ戦vs広島戦での悔しい敗戦から1週間、オレンジ戦士もきっちり気持ちを切り替えてきたはず。相手は2回戦で横浜FCを撃破した金沢。勢いに乗っているであろう金沢を撃破しなければ、元日の国立勝利への道は閉ざされてしまいます。J1チームの実力と貫禄を見せて勝利を掴んで欲しい!そんなエスパルスをサポートするべく、多くのエスパサポさんが、我等が聖地・日本平に駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

 エスパルスが金沢を「格下」だと侮って、少しでも試合でダレたところを見せてしまうようなことがあれば、我武者羅に勝利を目指して向かってくる金沢に苦杯をなめさせられることだって十分あるでしょう。選手・スタッフ・サポーターが気持ちを一つにして全力で戦い、元日勝利を見据えた勝利を掴み取ることができるか!エスパルスの勝ち抜かなければならない試合がキックオフ!

 
 次節のリーグ戦では本拓とラドンチッチが累積警告で出場停止。特に本拓のポジションは試合結果に影響する重要なポジション。そのためゴトビ監督はこの試合で八反田と涼をスタメンで起用。鳥栖戦を考慮にいれつつ若手の実力を試す意味で、中盤の選手を入れ替えてきました。またこの試合では俊幸はベンチスタート。村田が怪我で出場を回避したため、俊幸をスーパーサブで起用したいゴトビ監督の意図がうかがえます。
 そしてスタメンの予定だったGK高原が試合前の練習で腰を負傷。急遽櫛引がゴールマウスに立つことに。この事態がオレンジ戦士に少なからず動揺を与えたかも知れません。
 試合開始から試合を優位に進めていたのは金沢。金沢は高い運動量と速くて強い球際のプレー、そしてなにより、勝利を目指す我武者羅さをギラギラと見せつけてエスパルスを圧倒していました。対するエスパルスは、八反田と涼が不慣れなポジションで悪戦苦闘。似通ったプレースタイルの両者はたびたび動きがダブってしまい、攻撃の基点を作り出すことが上手くいきません。
 すると20分、CKから金沢に決められてしまい失点...。エスパルスは前半で苦しい試合展開を強いられてしまいます。
 しかしこの失点をきっかけに、徐々に金沢の選手の動きにも慣れてきたオレンジ戦士達が攻撃のリズムを掴み始めます。特に八反田と涼がお互い距離をとりあって、攻撃の基点となるパスを前線へ供給し始めます。それに対して金沢は運動量を惜しまない、激しい球際での競り合いを披露。両者とも一歩も譲らない鍔迫り合いが続きます。
 このまま前半が終わるかと思われた前半終了際のアディショナルタイム2分、ロングパスに反応した元紀がGKの頭上を越す技ありのループシュート!ボールは金沢GKの頭上を越えてゴールに吸い込まれてゴール!そこで前半が終了!エスパルスが土壇場で同点に追いついて試合を折り返します! 
 
 後半に入ると、前半から運動量を惜しまずにピッチを駆け巡っていた金沢の選手にもさすがに疲労の色が見え始め、次第に足が止まり始めます。するとオレンジ戦士がさらに攻撃のギアを上げ、金沢に対して猛攻を仕掛けます。しかし金沢守備陣もこれ以上の失点を免れるべく、ゴール前では守備を固めて失点を防ぎます。
 逆転ゴールを決めたいゴトビ監督は61分、大輔に代えて本拓を、八反田に代えて俊幸を投入。中盤の選手を入れ替えて攻撃展開力を高め、俊幸の速さで金沢ゴールをこじ開けにいきます。
 その後も試合の主導権を握り金沢を自陣に押し込んで攻撃を展開するエスパルスに対し、身体を張って自陣ゴールを守る金沢。お互いにギリギリとした攻防戦が展開されます。
 アディショナルタイムの表示は4分。このまま延長戦に突入かなぁ?と、試合を観ていた誰もが思ったであろう試合終了間際、ドラマはまだ終わってはいませんでした!
 90分、本拓からのロングフィードをペナルティエリア手前で俊幸が絶妙なトラップから落ち着いてシュート!!ボールはゴール左に突き刺さりゴーール!!エスパルスが試合終了間際に逆転ゴールを決めます!
 試合終了間際の逆転ゴールに沸き立つエスパサポでしたが、その直後のアディショナルタイム1分にエスパルス守備陣の一瞬の隙を突かれて金沢の突破を許してしまい失点...。エスパルスは再び同点にされてしまいます。
 これはさすがに延長戦突入だろう。試合を観ていたほとんどの方がそう思っていたであろうアディショナルタイム4分。ここからまさに「ドラマ」のクライマックスが始まりました!
 この試合のラストプレー!キャラのパスをラドンが頭で落とし、それを金沢DFの背後を抜けて俊幸が受けるとGKと1対1に!これを冷静に左隅に流し込むようにシュート!!!ボールはゴールに吸い込まれてゴーーール!!!次の瞬間に試合終了の笛!!!エスパルスが辛くも金沢を下し、天皇杯4回戦に駒を進めました!!!


 この試合、誰がなんと言おうと俊幸ですよ!
 この試合でスタメンを外れてベンチスタートだった俊幸。ゴトビ監督は負傷で出場できない村田の代わりとして、後半からピッチで暴れて欲しい!という意図があってのベンチスタートだったのかもしれません。
 そしてその意図を知ってか知らずか、後半から途中出場した俊幸はピッチを縦横無尽に駆け巡り躍動!涼からのパスにあわせてペナルティアリアに切り込む。またラドンの落としに反応してミドルレンジからシュートを放つ。足が止まり始めた金沢の選手にとって、俊幸に対応することは難しかったのかもしれません。
 決めた2本のシュートはいずれも「俊幸らしい」ゴール。「あの展開は自分の真骨頂。これが天皇杯の醍醐味ですよ」と語った俊幸。ああいった緊張感で萎縮してしまいそうになる試合展開でのびのび自分のプレーが出来たことは、きっと俊幸の成長を促してくれるはずです。
 俊幸(*^ー゜)b グッジョブ!!当人は醍醐味なんだろうけど、観ているほうはハラハラしっぱなしだったよ。


 エスパルスは金沢に勝利!天皇杯4回戦に駒を進めました。金沢はエスパルスを良く研究していたし、そしてなにより勝利への意識も運動量も球際の激しさも我武者羅さも、どれをとっても金沢がエスパルスを凌駕していた。もし金沢の運動量がそれほど落ちなかったら、結果は大きく違っていたかもしれません。
 試合終了後、エスパサポさんからの大きな「ツエーゲン金沢」のコールがスタジアムにこだまする。金沢の選手は西サイドスタンドに挨拶にやってくる。それを拍手で迎えるエスパサポさん達。金沢サポーターの皆さんからはエスパルスコール。互いに全力を尽くしてた戦った戦士達への敬愛の念。素晴らしいスポーツマンシップだと思いました。
 この試合で感じたことを、オレンジ戦士には胸に刻んでいつまでもいつまでも忘れないでいて欲しいです。
 
 次の試合はリーグ戦第29節vs鳥栖戦。4月6日のアウェイゲームでは、バレーのエスパルス移籍後初ゴールが決まり鳥栖を撃破しています。しかし既にバレーはエスパルスを離れてしまっています。そして鳥栖戦は累積警告でラドンと本拓が出場停止。攻守の要の選手が2人も出場停止というスクランブル状態で臨まざるを得ない鳥栖戦。選手一人一人が高い意識と運動量で試合に臨むことが出来なければ、試合結果は望むべくも無いでしょう。
 
 オレンジ戦士は主力2人を欠いて臨まなければならない鳥栖戦に向けて、特に試合開始直後と終了間際についてはしっかり集中して試合に臨むよう、守備面での連携や選手間の連動を十分に確認して欲しいです。そして攻撃陣は、ターゲットとなるラドンや攻撃の基点となる本拓不在の穴を埋められるよう、攻撃展開のバリエーションをしっかり確認して、日本平で鳥栖に勝利してほしいです。




 にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
 にほんブログ村 エスパルス
 『にほんブログ村』に参加しています。エスパルス関連のブログがたくさんあります。
 ポチッていただけると管理人は小躍りして喜ぶと思います。

投稿者: tao 日時: 2013年10月16日 00:32

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tao.tbo.jp/mt-tb.cgi/1833

コメントしてください