メインエスパルス観戦記2013年これを「開花宣言」と言わずして何と言う!【J特】

2013年4月 9日

これを「開花宣言」と言わずして何と言う!【J特】

2013 J.LEAGUE Division1 5th sec.
鳥栖 0-1 清水

 3月30日に行われたリーグ戦第4節vs広島戦では、広島の早くて流動的なポジションチェンジに対応しきれず、広島に良いようにカウンターを仕掛けられてしまい、前半の早い時間に失点。それでも前半は何とか踏ん張っていたもの、後半に岡根が累積警告により退場処分をうけると、そこからなすすべなく失点を繰り返し、終わってみれば4失点無得点で惨敗。NCダービーに続いて公式戦2試合連続の大量失点と苦境に立たされているエスパルス。6日にはリーグ戦第5節vs鳥栖戦に臨みました。
 
 ナビ杯ダービーに続いて鳥栖戦でも大量失点での敗戦、試合後のスタジアムでは一部のサポーターとクラブ首脳陣(社長・強化部長・ゴトビ監督)が緊急会談を開く事態に。しかしそれは、表現方法には疑問符がつくかもしれませんが、サポーターがエスパルスの危機を真剣になって危惧している証拠。選手やスタッフにもそのことは痛いほどよく伝わっているとお思います。そんな思いを胸に戦うオレンジ戦士をサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポが遠距離&強力な低気圧の影響で風雨が叩きつけるアウェイ@ベアスタに駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

 クラブ創設以来の厳しい状況にもがき苦しむエスパルス。しかし、前節vs広島戦では、岡根の退場までは失点をしつつも集中して試合ができており、退場による数的不利がなければ、あるいは試合結果は大きく変わっていたかもしれません。自分たちがここまでやってきたサッカーを、そして自分たちの仲間を信じて、試合終了まで運動量と集中を落とさず、勝利を目指して戦うことが出来れば、おのずと結果はついてくると思います。この苦境を打破するためのエスパルスの決死の覚悟の試合が火蓋を切りました。

 
 この試合でPSMで左膝を負傷して戦列を離れていたキジェがスタメンに復帰。前節vs広島戦を欠場した平岡もスタメンに名を連ね、ようやくエスパルスの主力メンバーがスタメンに顔をそろえる事となりました。ゴトビ監督はこの試合で、ボランチの両サイドに中盤の両サイドの選手が下がり目に入る4-2-3-1の布陣を採用。両サイドの中盤の選手が比較的守備的なポジションを取り、鳥栖の速攻に備えました。また俊幸はバレーとの距離を近く保ち、攻撃の連携を高めていました。ですので4-4-2に近い4-2-3-1ともいえそうです。
 
 試合立ち上がりはエスパルスが守備ラインを高く保ち、中盤をコンパクトにして攻守の切り替えを早くする。そこから浩太を基点として前線のバレーに当てて俊幸や河合チャソが飛び込んだり、河合チャソがサイドに流れて鳥栖DFの引き出しスペースを作り、開いたスペースにバレーや俊幸が切り込んで鳥栖ゴールを狙う。エスパルスが今季目指していたであろう攻撃展開を披露して、鳥栖ゴールを脅かします。しかしそこは堅守を誇る鳥栖、自陣ではしっかりとエスパルス攻撃陣をケアして、そうやすやすとはゴールを割らせてはくれません。
 一方で、鳥栖もマイボールになると手数をかけずにボールを前に運ぼうと、サイドや中央から早い攻撃を展開。これに対してエスパルスは、河合チャソと吉田・キジェとミンスで両サイドを、浩太と大輔で中央をしっかりケアして鳥栖の攻撃の起点を潰します。また平岡とキャラは鳥栖の中心選手の豊田を丹念にマークして自由にさせず、その結果鳥栖の攻撃も思うようにいきません。
 前半は両者ともシュート数が少ないものの、非常にぎりぎりとした鍔迫り合いで緊迫した試合が続き、そのまま前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半頭からの選手交代はなく、そのまま後半が開始!エスパルスは前半同様に中盤をコンパクトにした守備と攻守の切り替えを早くした、高い基点の攻撃展開で鳥栖を猛攻!鳥栖はゴール前を固めてエスパルスの攻撃を回避するも、セカンドボールへのアプローチでエスパルスが優位に立ち、そこからきびすを返してエスパルスは鳥栖ゴールを脅かすという、非常と迫力と厚みのある攻撃をエスパルスが展開します。
 すると70分、ついに「その時」が訪れます。この試合でスタメン復帰したキジェのスローインを受けた俊幸が鋭く縦パスを入れ、これをペナルティエリア内で相手DFを背負いつつバレーが受け、鳥栖ゴールに背を向けていたバレーが180度反転して振り向きざまに右足で渾身のシュート!ボールはDFの股を抜けてGKの手をすり抜けてゴールに吸い込まれてゴール!バレーの移籍後初ゴールが決まり、エスパルスが今季公式戦2度目の先制点を決めました!
 その後は1点ビハインドとなった鳥栖が攻勢を強め、エスパルスは自陣に押し込められてしまう時間が続きます。しかしオレンジ戦士は決して運動量と集中を落とそうとはせず、中盤の高い位置でのプレスと、鳥栖の豊田を自由にさせない最終ラインでの守備で鳥栖の攻撃を弾き返し続けます。
 ゴトビ監督は83分にミンスに代えて石毛を、アディショナルタイムには俊幸に代えて廣井を投入。的確に試合をコントロールして時間を使い、そのまま試合終了!エスパルスは公式戦13試合試合ぶり、実に161日ぶりに公式戦で勝利しました!


 この試合、誰がなんと言おうとバレーさんでしょう!(某ゆるキャラではないw)
 今季エスパルスにストライカーとして新加入したバレーさん。しかしここまでゴールは0と厳しい状況が続いてしまいました。それでも毎試合熱い気持ちを保ちつつピッチを駆け巡っていたバレーさん。前節の広島戦でも前線でボールを追い回し続けていました。しかしそれがシステムのバランスを崩してしまい、逆効果になってしまうことも...。
 そこでこの試合ではむやみに前でプレスをかけるのではなく、相手選手の動きをよく見て守備をするように心がけた。鳥栖は攻めあぐね、次第にエスパルスのリズムに!
 辛抱強く待ち続けた70分にやってきた大チャンスで、渾身の力をこめてボールを鳥栖ゴールに押し込んだバレー。結果が出なかった苦しさとゴールへの思いの詰まった、まさに「魂のゴール」でした。
 試合後「この勝利をサポーターにささげたい」とコメントしたバレー。今まで苦労しただけに、ここからの「爆発」に期待したいです。
 
 バレーさん(*^ー゜)b グッジョブ!!今までの鬱憤を全部晴らしちゃうようなゴールラッシュを!

 それと平岡!
 前節vs広島戦を欠場した平岡は第三者的に冷静に広島戦を分析。「前からむやみにプレスに行くことが仇となっている」と考えた平岡は、先週の非公開練習の中で守備時の各選手の「役割」を細かく確認。どの選手が、どのタイミングで、どうやって動き、どの位置で、どの相手選手にプレスをかけるのかを確かめ、チーム全体の共通認識とした。その結果オレンジ戦士は前に出過ぎることなく無駄な動きは少なくなり、ポジションのバランスを崩すことなく、また選手のスタミナも温存しつつ、一方でしっかりと選手間の距離を保つことで、鳥栖に攻撃の隙を与えなかった。そして平岡自身も鳥栖の主力選手の豊田を徹底的にマークして自陣内では自由にさせなかった。平岡の冷静な分析力と熱い守備で、エスパルスは今季初の無失点で試合を終えることができました。
 
 平岡(*^ー゜)b グッジョブ!!こういうときに頼りになるよ!


 エスパルスは鳥栖に勝利!アウェイで貴重な勝ち点3を積み上げました。そして!エスパルスにとっては、2012年10月27日の鹿島戦以来161日ぶり、約5ヶ月ぶりの公式戦勝利となります!そしてそして!今季初の完封勝利!そしてそしてそして!バレーさんの移籍後初ゴールでの勝利!この勝利を「エスパルス開花宣言」と言わずして何と言えばいいのでしょう!
 俊幸とバレーの連携からのシュートチャンスもありましたし、オレンジ戦士全員がハードワークを惜しまずに、高い位置からの守備も出来ていた。多少のミスや連携のずれもありましたが、今季に入ってすっかり息を潜めていた「エスパルスらしい攻撃」が、久しぶりにピッチに帰ってきた。やっとエスパルスが今季リーグ戦のスタートを切れたと実感しました。

 次の試合はナビ杯予選リーグ第4節vs川崎戦。川崎も思うようなサッカーが出来ずに苦しんでいるところ。しかし中盤や前線の選手にタレントが多い川崎のこと。寸分の油断が致命的な結果につながることは明らかです。エスパルスはここで1勝しただけ。この勝利に浮かれているようでは、あっというまに足元をすくわれてしまい、エスパルスは再び苦境に立たされてしまうことでしょう。
 ナビ杯川崎戦は中2日でアウェイ@等々力で行われます。オレンジ戦士はまずは身体のケアをしっかりと行い、コンディションを整えてほしいです。そしてこの過密日程を戦い抜くために、またこの鳥栖戦での勝利をフロックにしないためにも、選手間の連携と連動をさらに高めて、水曜日の川崎戦に臨んでほしいです。


 川崎戦の後にはホームでのダービーも控えているからね!




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投稿者: tao 日時: 2013年4月 9日 09:01

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