メインエスパルス観戦記2012年これで終わりじゃない!ここからがスタートなんだ!【J特】

2012年11月 6日

これで終わりじゃない!ここからがスタートなんだ!【J特】

2012 J.LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 決勝戦
清水 1-2 鹿島


 10月27日に行われたリーグ戦第30節vs鹿島戦では、試合開始直後に先制ゴールを決めるも前半終了間際に鹿島に追いつかれ、それでも気持ちを落とさずにすぐさま反撃に出て再度リードを広げ、後半は圧倒的な鹿島の攻撃をしっかり体を張ってブロックし続けアウェイで鹿島に10年ぶりに勝利を決めたエスパルス。11月3日にはナビ杯決勝戦vs鹿島戦に臨みました。
 
 ジミーが繋ぎ、アレックスが残し、伸二が切り開いてくれたこの「決勝戦」への道。若きオレンジ戦士がその意思を、そして全てのエスパルスファミリーの想いを胸に、正々堂々と戦い勝ち抜いて、やっとここまで来ました。もう国立で悔しい思いはしたくない!もうオレンジ紙テープは持って帰りたくない!橙魂千羽鶴に想いを込めて選手に贈った。4年前の悔しい思いはまっぴらだ!もう勝つしかないんだ!勝つしかねぇんだよ!そんな想いを胸に、国立霞ヶ丘陸上競技場に非常に多くのエスパサポさんが、手に手に旗を持って駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 この試合には我が家も出撃しました。今度こそ積年の雪辱を果たすために...。

 ナビ杯決勝戦は言うまでもない「一発勝負」の試合。90分で決着が付かなければ15分ハーフの延長戦、それでも決着が付かない場合はPK戦で決着をつけることになります。これまで幾度と無く経験してきた悔しい思いを晴らす絶好の機会です。ヤングエスパルスが決勝戦という大舞台で過度に緊張することなく、国立のピッチで雄々しく猛々しく、勇猛果敢に戦い、勝利の凱歌を高らかに謳歌することが出来るのか!エスパルスの決戦が火蓋を切りました!

 
 先発選手の平均年齢が23歳と、ナビ杯史上最も若いファイナリストチームとして国立のピッチに立ったヤングエスパルス。満員の日本サッカーの聖地・国立競技場でプレーすることへの緊張やプレーの硬さが気になるところ。しかし蓋を開けてみればその心配は杞憂に終わっていました。
 鹿島は前線の高い位置から強くて早いプレスをエスパルスに仕掛けてきます。しかしヤングエスパルスは冷静かつ判断を早くしてボールを失わず、中盤でボールをポゼッションしてパス交換から攻撃のチャンスをうかがう。同時に、攻守の切り換えも非常に速く、ボールを奪われた後、すぐにプレッシャーをかけて鹿島の攻撃の起点を潰す。特にこの試合で出場できなかった浩太の役割を、中盤の八反田・河井チャソ・大輔の3人が運動量を惜しまずに果たしてくれたのは目を見張るものがありました。
 ボールを支配する中で、焦って攻め急ぐこともなく、前が詰まったら戻してやり直すという冷静さも見せ、最近の試合の中では最もエスパルスらしいサッカーを国立競技場のピッチ上で堂々と披露してくれていました。
 しかし鹿島は、破れたリーグ戦第30節とは違い、引いて守りを固めカウンターを狙うという、一発勝負の試合を非常に意識した戦術を取り、エスパルスは引いて守りを固める鹿島のゴール前に、なかなかボールを運ぶことが出来ません。
 両者とも持ち味を存分に発揮した、非常にギリギリとしたスリリングな鍔迫り合いが続き前半が終了。スコアレスで試合を折り返します。
 
 後半になると鹿島が攻撃のギアを上げてきて反転攻勢に。それに対してエスパルスは後半立ち上がりで守備がバタつく場面がありましたが、そこはGK林のファインセーブもあり、最終ラインが体を張って鹿島の猛攻撃を跳ね返し続けます。
 なかなかゴールチャンスが作れないゴトビ監督は64分、河井チャソに代えて大悟を投入。中盤での攻撃展開と前線での攻撃の起点としての動きに期待がかかります。
 しかしその9分後の73分、自陣ペナルティエリア内でキジェが痛恨のファウルの判定を受けてしまいPKを献上。これを決められてしまい、エスパルスが後半に1点を追う展開になってしまいます。
 それでもリーグ戦第30節同様、下を向くことなく顔を上げて鹿島に猛然と立ち向かうエスパルス。するとその直後の77分、エスパルスのCKの場面で、今度は鹿島陣内ペナルティエリア内でエスパルスの選手が倒されてPKをゲット!これを元紀が冷静にゴールに流し込んでゴール!エスパルスが苦しい展開の中で同点に追いつきます!
 アディショナルタイムにゴトビ監督は八反田に代えて石毛君を投入。今大会のニューヒーロー賞を受賞した石毛を投入することにより攻撃のてこ入れを図ります。
 その後も非常に緊迫感のある攻防が続きましたが、お互いにゴールに結び付けることが出来ず、勝負は延長戦に突入します。
 
 すると延長前半の93分、延長戦に突入したことによりヤングエスパルスの集中が一瞬途切れたスキを鹿島に突かれカウンターを喰らってしまい、柴崎に2点目を決められてしまい失点。エスパルスは再び1点を追う展開を強いられてしまいます。
 まずは是が非でも同点に追いつくべくゴトビ監督は96分、大輔に代えて瀬沼を投入。最前線に早さと高さを加え、攻撃の起点となる動きに攻撃の活路を見出します。
 しかし、リードして守りに入ったときの鹿島のゴール前は非常に硬く、クロスはことごとく弾かれてしまい、ドリブル突破を図っても鹿島DFの1対1の対応が粘り強く、なかなか攻撃の付け入る隙を見出すことができないまま時間だけが過ぎていき...。
 そのまま延長後半も攻めきれないまま無念のタイムアップ。「今度こそ」という予感は十分に感じさせてくれた若きオレンジ戦士達でしたが、鹿島の形振り構わぬ戦術にはまってしまったエスパルスは、またしても準優勝。国立で勝利の凱歌を謳歌することは出来ませんでした。


 「若さvs経験」こんな表現をされた今回のナビ杯決勝。試合の入り方や主導権の確保等、ヤングエスパルスはその若さを感じさせないほど、冷静かつアグレッシブに自分達のやってきたサッカーを展開できていたと思います。その辺の「肝っ玉のすわりっぷり」はたいしたもんだと思いました。
 しかし「決勝戦の戦い方」を熟知しているディフェンディングチャンピオンの鹿島に対してはそれだけでは足りなかった。引いて守りを固める相手を崩してゴールを決める為のアイデアが乏しかった。エスパルスが下位チームに対して勝点を落とすパターンにはまってしまった形になってしまった。
 
 試合内容でもエスパルスが鹿島を凌駕している場面が多かった。前線の高い位置からしっかり守備をしていたし、中盤の底では大輔が効いていた。サイドに切り込んで鹿島DFを切り崩してゴール前に迫るシーンも多々あった。しかし、フィニッシュの意識がどうも希薄な気がする。ボールロストからのカウンターを恐れていたからなのか、シュートよりもパスを選択する選手が多すぎた。
 
 これらを総括すると、今季エスパルスが抱えてきた問題点が、そのままこの決勝戦でも露呈してしまったといえそうです。
 
 もう少し引いた相手を切り崩すアイデアがあれば...。もう少し勇気を出してシュートの選択肢を選ぶことができれば...。今更たらればをいくら論じても仕方が無いことなんですけどね。

 しかしオイラの気持ちはそんなに落ちていません。確かに鹿島に負けて猛烈に悔しかったけど、4年前に国立で大分に負けたときのあの虚無感や、2年前に国立で鹿島に負けたときのあの喪失感は全く感じなかった。なぜなら、彼らはまだまだ若く、のびしろは無限大だからだと思ったからです。
 
 試合終了後の表彰式やサポーターへ挨拶に来た時、多くの選手の目に熱い涙が溢れてこぼれたそうです。4年前のナビ杯決勝戦や2年前の天皇杯決勝戦で涙を流した選手のほとんどが、涙も乾かぬうちにエスパルスを去っていきました。しかし!この試合で涙を流した選手は、そしてゴトビ監督は、そのリベンジをエスパルスで果たしてくれるでしょう。
 
 今いる選手達が、「エスパルスでタイトルを獲りたい」と思ってくれている限り、近い将来必ず希望は叶うはず。この試合が終わりではないのです!ここからが『エスパルス第2期黄金時代』のスタートなのです!


 エスパルスは鹿島に惜敗。またしても国立で勝利を決めることが出来ませんでした。しかし、敗戦からは多くのことを学べます。敗戦の悔しさを知るからこそ、勝利することの難しさ、そして勝利した時の喜びを実感できるのです。
 ヤングエスパルスののびしろは無限大!下を向いている暇はありません!ここからリスタートです!

 次の試合はリーグ戦第31節戦vs新潟戦。ナビ杯決勝戦で120分戦っで中3日でのリーグ戦。しかも相手は目下残留争い真っ只中にある新潟。我武者羅に遮二無二に勝点を狙ってくるに違いありません。少しでも集中や運動量を落とす瞬間があるならば、たちまち危機的なピンチを招いてしまう可能性も小さくありません。
 オレンジ戦士は早くも決勝戦の翌日から、水曜日のvs新潟戦に向けてオレンジ戦士は練習に励んでいるそうです。
 厳しい日程ですが、この短い期間でしっかり疲労を取り除きコンディション調整をぬかりなく行って欲しいです。そしてACL出場権がかかったリーグ戦最終盤のこの試合をしっかり戦い抜いて、勝点を積み上げてほしいです。

 共に行こうぜ!また走り出そうぜ!いつだって俺達が背中を押してやるから!




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投稿者: tao 日時: 2012年11月 6日 23:28

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