メインエスパルス観戦記2012年「痛み分け」ってよく言うけど、この試合で痛かったのは...【J特】

2012年10月24日

「痛み分け」ってよく言うけど、この試合で痛かったのは...【J特】

2012 J.LEAGUE Division1 29th sec.
清水 1-1 神戸

 13日に行われたナビ杯準決勝第2戦vsFC東京戦では、第1戦で1-2と敗戦していて、引分け以下では決勝進出が出来ないという厳しい条件も物ともせずにヤングエスパルスが躍動!元紀&俊幸のホットラインの大活躍を含めた元紀のハットトリックでFC東京をガス欠にさせて完勝!トータルスコアを4-2としてナビ杯決勝戦進出を決めたエスパルスは20日、リーグ戦第29節vs神戸戦に臨みました。

 ナビ杯準決勝vsFC東京戦で見事逆転決勝戦進出を決めたオレンジ戦士。その興奮も冷め遣らぬ間に迎えることとなった神戸戦。相手は目下残留争いの真っ只中にあり、神戸としては我武者羅に勝ち手を渇望しているところ。FC東京戦での快勝をいつまでも引きずって「ふわふわした気持ち」で試合に臨めば、あっという間に危機に陥ってしまうでしょう。そしてこの試合の舞台は我等が聖地・日本平。FC東京戦のような物足りない試合内容を再び見せるようなことは出来ません。そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも大勢のエスパサポさんが日本平に駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

 ナビ杯決勝進出は決めることが出来たものの、その試合内容は決して褒められたものではなかったと思います。FC東京戦での勝利をいい意味で忘れて気持ちを切り替え、その上でFC東京戦で散見された細かい連携ミスやパスミスをなくし、2週間後に控えたナビ杯決勝に向けて、リーグ戦を勝ちきって決勝戦に繋げることができるか!エスパルスにとって気を緩めることが出来ないリーグ戦がキックオフ!

 
 コイントスで西サイドスタンド側を選んだ神戸は、試合立ち上がりから秋の西日を背にして猛然とエスパルスゴールを狙います。逆光になり西日が眩しい状況で守備をしなければならないエスパルスは神戸のログフィードをかろうじて弾き返すのが精一杯。セカンドボールを神戸にことごとく拾われてしまい、守備陣も序盤からバタついてしまいました。またセカンドボールをマイボールにしても、神戸に前からプレッシャーをかけられてしまいミスを連発し、エスパルスの思うような攻撃の形に繋げることができず、試合序盤ではエスパルスは完全に神戸に先手を取られてしまいました。
 そして13分、相馬にペナルティエリア左前から強烈なミドルシュートを決められてしまい失点。エスパルスは試合立ち上がりで1点のビハインドを負うことになりました。
 その後エスパルスが神戸の中盤の守備の手薄さを突いて、徐々に中盤でポゼッションを高めるも、敵陣内では神戸の運動量豊富な守備の前に思うようなパスを出せず、主導権を握るとまではいきません。
 このまま前半が終了するかと思われた前半アディショナルタイム、エスパルスの右サイドからのFKのチャンス!キッカーは元紀。ゴール前にジャストなセンタリングが上がると、オフサイドの位置から元紀が蹴る直前に一度戻り、相手のマークを外して再び後方から走り込んだ大輔が渾身のヘディングシュート!ボールは相手DFに当たってコースが変わりゴール右に吸い込まれてゴール!エスパルスが前半終了間際に追いついて前半が終了します。
 
 前半のうちに同点に追いついたエスパルスは後半になると反転攻勢に出て、サイドが変わり西日を背にしたエスパルスが試合の主導権を本格的に握ります。神戸を自陣に押し込めてクロスを送り込み、またクリアボールもエスパルスが積極的に拾ってマイボールにする。前半のハードワークの影響からか運動量が落ちてきた神戸に対して、まるでハーフコートでの試合のような展開になります。しかしセンタリングの精度がいまひとつ正確でなかったのと、神戸の身体を張った守備に阻まれてしまい、惜しいチャンスはいくつか作り出すのですが、最後のところで決めきることが出来ません。
 押し込みつつも攻めきれない、もどかしい状況を打開するべくゴトビ監督は79分、俊幸に代えて高原を、八反田に代えて大悟を投入。中盤の攻撃展開力の強化と前線での決定力向上を図ります。
 高原とヒョンソンの2トップにシステム変更したエスパルスは更に攻勢を強め、神戸ゴールに襲い掛かります。しかしゴール前では守りを固める神戸守備陣を崩しきることができません。試合終了間際の88分にゴトビ監督は豊に代えてキジェを投入するもチャンスを決める事ができず、そのまま試合は終了。エスパルスは神戸に1-1で引き分けました。


 大久保や野沢といった主力選手が離脱し、CBは2人とも入れ替わり、うち1人は高校3年生でプロ初出場の岩波を起用せざるを得ないという、苦しい台所事情の神戸に対して、負けこそしなかったもののホームで引分けに終わってしまったエスパルス。「痛み分け」とはよく言いますが、この試合はおそらく神戸の立てたゲームプラン通りの試合だったでしょう。そう考えると、エスパルスにとっては「負けに等しい引分け」または「勝ち点2を獲り損ねた試合」といえそうです。
 若い選手が多いことは分かります。しかしナビ杯決勝進出が懸かったビッグマッチを制して嬉しいのはいいのですが、そのことで選手が変に硬くなってしまったり、逆にふわふわした気持ちで試合に臨んでしまっては、いつもの実力の半分も出せずに試合は終わってしまうでしょう。大輔の同点ゴールで何とかドローに持ち込みましたが、こんな試合をしていては、ナビ杯制覇はおろか、リーグ戦の順位も下位に沈み込んでしまうのは想像に難くありません。
 オレンジ戦士にはこの試合結果の持つ意味を十分理解してほしいです。
 

 エスパルスは神戸に引分け。勝ち点1を分け合いました。試合結果だけを見てみればそのようにいえますが、試合内容等を見てみると、神戸にとっては「勝ち点1を拾った試合」で、エスパルスにとっては「勝ち点2を獲り損ねた試合」だったと思います。
 コイントスの結果でエスパルスが東側のサイドになってしまったところで、試合の結果はある程度決まっていたのかもしれません。しかしそれを払拭して勝利を決めなければならないのがサッカーというもの。こんな試合しか出来なければ、ナビ杯制覇など夢のまた夢。わざわざ恥をかきに国立競技場までのこのこ出向いていくようなものです。オレンジ戦士はそれを肝に銘じてほしいです。

 次の試合はリーグ戦第30節vs鹿島戦。なんとナビ杯決勝戦の前に同じ相手とアウェイで対戦ということになります。まさにナビ杯決勝戦の前哨戦!この試合で不甲斐ない内容で負けるような事があれば、すなわちナビ杯優勝も露と消えてしまうでしょう。
 オレンジ戦士はもう一度冷静になって、この神戸戦を含めた今までの試合を振り返りつつ、欠けていた部分や不足しがちのプレーを再確認し、しっかりと修正点を洗い出し丹念に潰していってほしいです。そして鹿島との2連戦に向けて抜かりなく準備をしてほしです。




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投稿者: tao 日時: 2012年10月24日 18:18

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