メインエスパルス観戦記2012年Jリーグでダントツの得点率を誇る「大学生」【J特】

2012年10月 1日

Jリーグでダントツの得点率を誇る「大学生」【J特】

2012 J.LEAGUE Division1 27th sec.
清水 3-1 仙台


 23日に行われたリーグ戦第26節vsC大阪戦では、相性の悪い金鳥スタでC大阪の高い位置からのプレスの前に自分たちのリズムを作ることが出来ず、放ったシュートは90分でたった3本と全くといって良いほどなす術ないまま敗戦。またしても金鳥スタで勝てなかったエスパルスは29日、リーグ戦第27節vs仙台戦に臨みました。
 
 前日にアレックの移籍が発表になり、伸二にも移籍の話が見え隠れしている中、思うように試合が出来ずに勝ち点を積み上げることが出来ないエスパルス。しかし!この試合は我等が聖地・日本平での仙台戦!ここで思い切った試合を展開できれば、このところチーム内に蔓延しているであろう「停滞ムード」を払拭できるでしょう!そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポさんが日本平に駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。

 目下リーグ戦2位の仙台との対戦は、たとえ日本平での試合といえども一切油断することは出来ません。しかしこの試合で勝利を決めることが出来れば、今後のリーグ終盤戦、ひいてはナビ杯や天皇杯をいい形で戦い切るきっかけになるはず。強豪の仙台を撃破していい流れを引き寄せることが出来るか!エスパルスの正念場の戦いが火蓋を切りました!

 
 試合前日にアレックの移籍が発表になったエスパルス。当然この試合のスタメンにも大きな変化がありました。前線には石毛君が入りヒョンソンと元紀と八反田が中盤に。浩太と河合チャソがダブルボランチに入って、右SBには聖王がリーグ戦初スタメン入りを果たしました。そしてGKには林がスタメン復帰しました。前線の4選手の平均年齢は21.3歳!まさに「ヤングエスパルス」での試合となります。

 試合立ち上がりは両者とも集中した試合の入りに。聖王も本職ではないSBをしっかりこなし時折攻撃参加も見せてくれます。またボランチを2枚にしたことにより、中盤でしっかりとボールをポゼッションし、相手の攻撃を早期に潰し、エスパルスの攻撃のリズムを作り出して仙台ゴールを脅かします。
 しかし14分、エスパルスは仙台の早いリスタートに対応が遅れてしまい、サイドから守備ラインの裏を突かれ、最後は菅井に決められてしまい失点...。エスパルスは前半の早い時間に仙台にリードされてしまいます。
 失点後のエスパルスはここ最近の試合のように急速に消極的になってしまい、仙台のカウンターを警戒してか守備ラインはズルズルと下がる一方に...。ボールロストを恐れているのか、前に仕掛ける選手もなく、前半にエスパルスが放ったシュートはわずか1本という、ここ最近の消極的な試合展開のまま、前半を1点ビハインドで折り返します。
 
 しかし後半に入ると前半の消極的なエスパルスから一転!チーム全体で前にボールを運ぶ意識を高め、ロングパスやサイドチェンジを積極的に使って攻撃のリズムをつくり、ギャップが出来たサイドに八反田や石毛がえぐりこんでセンタリング。それに元紀やヒョンソンがあわせるといった、迫力のある攻撃が展開され始めます。
 そして15分、この試合の趨勢を決める出来事が起こります。仙台陣内左中盤でボールを受けた八反田が左サイドへドリブル突破をしかけ、これを仙台CB鎌田がファウルで止めてイエローカード。鎌田は直前に報復行為でイエローカードを貰っており、これで2枚目のイエローカードとなり退場。エスパルスは数的有利な状況を作り出します。
 それを見たゴトビ監督は20分、聖王に代えて瀬沼君を投入。河合チャソをSBに戻し最前線を2トップにして、高さを活かした攻撃展開を図ります。
 するとこの交代采配がどんぴしゃり!数的優位に立ったエスパルスはただでさえポゼッションが高かっただけに中盤の高い位置で前に出るパスワークを展開し、そこからサイドを徹底的についてゴール前にクロスをどんどん供給。身長186cmのヒョンソンと185cmの瀬沼君がそれにあわせてゴールを狙うという、非常に迫力ある攻撃を仙台ゴールに浴びせ続けます。
 エスパルスが仙台を押し込む時間が続いた70分、八反田がドリブルでペナルティエリア左で仕掛けてタメを作り左サイドのキャラへ落とすと、キャラがワンタッチでゴール前にクロス!これにDFをかわして前に出たヒョンソンが頭ですらしてシュート!ボールは逆サイドのゴールポストに当たりつつゴールに吸い込まれてゴール!ヒョンソンの日本初ゴールが決まり、エスパルスが遂に追いつきます!
 同点に追いついたエスパルスはまさに押せ押せムード。こうなると若い選手が多いエスパルスはいい意味で「手が付けられない状態」になります。80分には仙台CBの上本がヒョンソンとのゴール前での交錯で脳震盪を起こし交代を余儀なくされ、エスパルスはさらに優勢に。その4分後の84分には、元紀の右からのCKに瀬沼君が頭で合わせてシュート!ボールはゴールネットに突き刺さりゴーール!!瀬沼君がリーグ戦初出場で初ゴールを決め、仙台に逆転しました!!
 こうなると試合は完全にエスパルスが掌握。試合終了間際のアディショナルタイム2分には、ヒョンソンが仙台GKの林が前目のポジションをとってゴールから離れているのを見ると、躊躇なくロングループシュート!!!ボールは仙台GK林の手をすり抜けてゴールに吸い込まれてゴーーール!!!エスパルスがダメ押しの3点目を決めました!!!
 その後ゴトビ監督はアディショナルタイムに元紀に代えて吉田を、石毛に代えて白崎を投入し試合を落ち着いて運び試合終了!!!エスパルスが劇的な逆転で仙台を下しました!!!


 この試合、誰がなんと言おうと瀬沼君でしょう!
 今季特別指定選手としてエスパルスでプレーしている瀬沼君。今は筑波大に在学中で、この試合も翌日に関東大学リーグの試合を控えており、出場時間を限定されての交代出場となりました
 そしてこの試合で値千金の逆転ゴール!まだプロ契約をしていない選手なのに、デビュー戦となったナビ杯準々決勝第2戦vs名古屋戦ではピッチに入って4分でエスパルスで初ゴールを決め、この試合でもピッチに立って19分でリーグ戦初ゴール。トータル出場時間31分(アディショナルタイム含まず)で2得点と、おそらくJナンバー1の得点率を記録しています(笑)。
 ゴール以外のプレーでも、一切物怖じせずにゴール前にガリガリゴリゴリ切り込んでいってゴールを目指す。思い切りのいいプレーと長身を活かし、仙台守備陣を脅かしてくれました。試合後にゴトビ監督が「私の家の閉じこめておきたい」(大学に戻したくない)と言いたくなる気持ちもむりからぬところでしょう。
 瀬沼君(*^ー゜)b グッジョブ!!こういうのを「持ってる」っていうんだろうね。

 それと八反田!彼の前への攻撃意識が、この試合での勝利を呼び込んだといっても過言ではないでしょう。
 「(前半は後ろでのパスが多かった。ホームで負けていたので、(後半は)前に前に行こうと決めていた。」と八反田。後半は積極的に前に仕掛け、60分にはドリブル突破を仕掛けて鎌田の2枚目のイエローカード退場を誘発。70分にはゴール前でタメを作りキャラにパスを送り、ヒョンソンの同点ゴールの起点になってくれました。
 故障で出遅れた1年目でしたが、これでプロA契約の締結条件の通算450分出場に到達。アレックの退団で後ろ向きにならず自らを成長させる好機と捉えているようです。
  八反田(*^ー゜)b グッジョブ!!もう誰にも「八反田だったんだ」とは言わせねぇ(誰も言ってない)


 エスパルスは仙台に快勝!ホームで勝ち点3を勝ち取り順位を6位に押し上げました。いい意味で「エスパルスらしからぬ」逆転での勝利。ヤングエスパルスの未知なる強さを垣間見た気がします。しかし一方で、前半の失点のシーンで見られた集中が途切れる部分や細かい連携ミスやパスミス等、若さが故の修正しなくてはならない部分も山積していることは事実。これから実戦を重ねていく中で、早期に修正してほしい部分といえそうです。

 次の試合はリーグ戦第28節「静岡ダービー」vsジュビロ戦。ジュビロはエスパルにとって不倶戴天の敵。しかし主力選手が移籍したエスパルスが、目下リーグ戦で上位にいるジュビロに勝利することは、困難を極めるものになるでしょう。
 しかし!我等がエスパルスも若手がメキメキと頭角を現し、また一度リズム(調子)に乗ったら「手が付けられない」ことになることは明白!その時のチームの順位やコンディションは全く関係なく、常に「真剣勝負」なのが静岡ダービー。試合は始まってみなければ何が起こるかわかりません!ヤングエスパルスらしく、敵を必要以上に恐れずに思い切って前に押し出し、最後まで全力で走りきることが出来れば、勝利は我等の手に届くでしょう!

 すべてのエスパルスに関わる「エスパルスファミリー」の誇りと名誉のため!静岡ダービーは勝利こそが至上命題!絶対に是が非でも何が何でも清濁併せのんでも、勝利を掴み取るため、オレンジ戦士には仙台戦で散見されたメンタルの弱さと技術面の修正を行い万全の準備をして、そして必ず勝利を掴み取ってほしいです。


 それにしても、瀬沼君の大学生と思えない風格とインタビューとのギャップがたまらんですww




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投稿者: tao 日時: 2012年10月 1日 20:20

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