メインエスパルス観戦記2012年【J特】相手が強かった訳じゃない!自分達が弱かったんだ!

2012年8月29日

【J特】相手が強かった訳じゃない!自分達が弱かったんだ!

2012 J.LEAGUE Division1 23th sec.
清水 0-2 浦和

 18日に行われたリーグ戦第22節vs鳥栖戦では、五輪U-23日本代表からエスパルスに戻ってきた大輔のプロ初ゴールでリーグ最小失点の鳥栖にアウェイで撃破!7月まではあれだけ苦戦を強いられていたにもかかわらず、8月にはいってリーグ戦3連勝!公式戦は4連勝!と好調ぶりを存分にアピールしてくれたエスパルス。26日にはリーグ戦第23節vs浦和戦戦に臨みました。
 
 7月までは本当に苦戦を強いられてきたエスパルスですが、8月に入ってからは破竹の公式戦4連勝!攻撃陣の復調が確固たるものになりつつあるエスパルス。しかし、この試合の対戦相手は浦和。アウェイ@埼玉スでは屈辱的な惜敗を喫してしまい、それ以来エスパルスは不調のどん底に落ちてしまいました。アウェイで受けた屈辱はホームできっちり晴らさなければなりません!そんなエスパルスをサポートするべく、多くのエスパサポさんがエコパに駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、暑い中本当にお疲れ様でした。

 目下リーグ戦3位と好調を維持している浦和。アウェイのような不甲斐ない敗戦は絶対に避けたいところ。最終ラインのレギュラー選手を3人欠くという厳しい状況を跳ね返し、ここまでのいい流れをこの試合でも受け継いで、ホームで雪辱を果たすことが出来るか!エスパルスのメンツを賭けた一戦が火蓋を切りました!

 
 この試合ではキジェとキャラが出場停止、吉田が怪我で欠場と、最終ラインのレギュラー選手3人を欠いてしまう緊急事態。この事態に対してゴトビ監督はCBに大輔を入れ、そしてSBにはこの試合がリーグ戦初出場となる犬飼君と河井チャソがスタメン出場。急造の最終ラインではありますが、思い切りのいい攻撃参加も十分期待できる最終ラインになりました。
 試合開始直後はこれまでのエスパルスがやってきた、最終ラインからパスを繋いで攻撃をビルドアップし、中盤から前線でパス交換から相手守備のギャップを突くというサッカーを展開。時折犬飼君も思い切った裏への抜け出しを見せるなど、レギュラー守備陣に引けをとらないプレーを見せてくれました。
 しかし、浦和の犬飼君をターゲットにした執拗なサイドを突くカウンター攻撃に対し、エスパルス守備陣は次第にその急造が故の脆さが露呈し始めてしまいます。そして11分には浦和のカウンター攻撃からゴール前で犬飼君が梅崎のマークをはずしてしまいゴールを決められ、エスパルスが前半の早い時間に失点してしまいます。
 浦和に先制点を与えてしまったエスパルスは、若い選手が多いことも仇になってしまったのか、完全に冷静さと思い切りを欠いてしまい、パスや連携にミスが続発してしまいます。そこに浦和に付け入られてしまい、エスパルスは浦和の容赦ないカウンター攻撃にさらされてしまいます。そして20分には自陣ペナルティエリア内でアレックがファウルをしてしまい痛恨のPKを献上。これを阿部に決められてしまい、エスパルスは2点のビハインドを追う展開になってしまいます。
 しかしオレンジ戦士は浦和のカウンターを警戒しすぎていたためか、横パスやバックパスが増えてしまい、そこを浦和に突かれてボールを失う。エスパルス最終ラインはズルズルとラインを下げざるを得ず、ゴール前を固めるのが精一杯で、最終ラインからの攻撃のビルドアップなどは到底手が回らない。エスパルスは自分達のサッカーが全く出来ないまま、前半を2点ビハインドで折り返します。
 
 後半開始からゴトビ監督は犬飼君に代えて高原を投入。前線で攻撃の起点になる選手を投入し、事態の打開につなげます。
 すると高原が浦和陣内で起点となり、次第にエスパルスは攻撃のリズムを取り戻し始めます。新加入のFWヒョンソンも回りの選手との連携が次第に良くなり、浦和ゴールを脅かし始めます。しかし浦和も持ち前の強固な守備を展開し、エスパルスは浦和ゴールを割ることが出来ません。
 この試合は絶対に落としたくないゴトビ監督は、81分にアレックに代えて白崎を、86分には元紀に代えて翔を投入。前線にフレッシュな選手を投入し、足が止まり始めたエスパルス攻撃陣の活性化を図ります。
 しかしそれでも自陣に引いて守りをしっかりと固める浦和を突き崩すまでには至らず、エスパルスは自分達のサッカーを思うように出来ないまま試合終了。エスパルスは浦和にまたしても敗戦してしまいました。


 守備とカウンターに定評がある浦和に対して、何の策もないまま成す術なく、アウェイだけでなくホームでも屈辱的な敗戦を喫してしまったエスパルス。急造の最終ラインを敗戦の原因とすることは容易なこと。しかし、本当にそれだけが敗因なのでしょうか?
 ここ最近のエスパルスなら、相手に先制あるいは逆転されても、試合の中で悪い部分を修正して、そこから再逆転を示現して勝利に繋げるだけの「修正力」があった。しかしこの試合では、先制点を決められたあと、明らかにチームは浮き足立っていた。プレーに自信や勇気がなくなり、消極的かつミスが目立つプレーに終始してしまった。これでは、たとえ相手が浦和でなくとも、エスパルスはこの試合同様に敗戦してしまったでしょう。すなわち...

 相手が強かった訳じゃない!自分達が弱かったんだ!

 ということだと思います。

 浦和との戦力の差はそう大きくなかったはず。しかし、メンタル面では決定的な差があった。後半になって高原が前線で奮起してくれたおかげで、後半にはエスパルス攻撃陣も息を吹き返しましたがそれでは不十分。「高原が入ったから」ではなく「誰が出場しても」試合における悪い流れを自分達の力で修正し、余計なリスクを恐れずに攻め込むだけのメンタルの強化が、若い選手が多いエスパルスにとって必要不可欠なスキルだと思います。その意味では、リーグ戦ほろ苦デビューとなってしまった犬飼君は、この試合から得られるものは大きかったはず。しっかり今後のサッカーに活かしていってほしいです。


 エスパルスは浦和に敗戦。今季は浦和に2連敗を喫してしまいました。しかも2試合とも浦和にエスパルスらしいサッカーを封じられての敗戦。非常に悔しい敗戦ですが、今はこの屈辱を甘んじて受け入れ、歯を食いしばってこの悔しさを耐えなければなりません。それが必ず、今後のオレンジ戦士の力になってくれるはず。この屈辱を忘れず、来季は必ずリベンジを果たしてほしいです。
 
 次の試合はリーグ戦第24節vs札幌戦。札幌には3月31日のリーグ戦第4節@アウスタで1-0で勝利しています。しかし次の試合はアウェイ@札幌ドでの試合。長距離移動を強いられるアウェイでの試合はコンディション調整も難しくなるところ。一瞬の気の緩みが致命的な事態を招きかねません。
 オレンジ戦士はこの敗戦に屈することなく、逆にこの屈辱を晴らす為に自分達が何を成すべきかを冷静かつ情熱を持って考え、また走り出してほしいです。そして次の札幌戦を全力で戦い、浦和戦の敗戦ムードを一掃してほしいです。


 浦和戦の屈辱は来季必ず晴らせ!




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投稿者: tao 日時: 2012年8月29日 21:03

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コメント

普通に浦和は強いと思いますよ。
恐らく何回やっても結果は同じだと思います。
何故ならばアウェーで屈辱的な敗戦をしてあんなコメントを発したのに無策なんですからね…


1つ質問です。
自分達のサッカー。
エスパルスらしいサッカーってどんなんですか?


新米サポにご教授お願いします。

エコバーさん、はじめまして。弊ブログの管理人のtaoと申します。
このような辺境のブログに足を運んでいただき、ありがとうございます。
 
エコバーさんの仰るとおり、今季の試合でエスパルスは浦和に対して
有効な攻略戦術が全くなかったです。あのような試合を何度繰り返し
ても浦和には勝てないと私も思います。あれでは埼スタのコメントは
「負け惜しみ」としか思えません。非常に情けないです。
 
因みにリーグ戦第23節終了時点で浦和は11勝8分4敗なのに対し清水は
10勝4分9敗。勝ち試合数はほぼ同じですが、負け試合が浦和の倍です。
一方で得失点は、浦和が得点32・失点22で得失点差+10なのに対して、
清水は浦和が得点25・失点27で得失点差-2です。
 
他にも様々なマイニングが出来ると思いますが、このデータを見る
限りでは、両チームに決定的な戦力差はないのではと私は思います。
しかし、負け試合を引分けに持ち込めない粘り強さの不足や、浦和と
違って守備力の欠如に起因するであろう失点の多さに関しては大いに
修正してほしい部分です。試合戦術の多様化や選手の起用方法の
変更も熟考してほしいですね。
 
「エスパルスらしいサッカー」に関しては、サポーターの皆さん
それぞれで考え方に差があると思います。しかし私個人的な考え
としては、「最終ラインから中盤で細かいパス交換をしながら
リズムを作る。と同時に相手のサイド側に守備のギャップをつくり、
そこへボールを持って切り込んで、クロスやドリブル突破でチャンス
を作る。」と考えています。最近ではそれだけではなく、中央から
の思い切った突破や守備的な選手の攻撃参加も見られるように
なってきたと思います。
 
いずれにしろ、若い選手が多いエスパルスはまだまだ未熟な部分が
多く、修正するべき点は山ほどあります。見方を変えれば、まだまだ
のびしろは大きいということだと思います。
来季は浦和にリベンジできるように、エスパルスにはもっと強く
なってほしいですね。
 
エコバーさんも引き続き、エスパルスへの熱いサポートを宜しく
お願いします!

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