メインエスパルス観戦記2012年「オレンジの閃光」が決めた必殺の痛撃!【J特】

2012年5月 1日

「オレンジの閃光」が決めた必殺の痛撃!【J特】

2012 J.LEAGUE Division1 8th sec.
FC東京 0-1 清水

 4月22日に行われたリーグ戦第7節vsG大阪では、前半の早い時間帯に失点してしまったことから浮き足立ってしまい、自分達のサッカーを出すことが出来ないままG大阪に試合の主導権を握られてしまったエスパルス。アレックが一矢報いるも季最多失点でG大阪び惨敗してしまったエスパルスは4月28日、リーグ戦第8節vsFC東京戦に臨みました。
 
 ゴールデンウィーク期間中に3試合こなさなければならない過酷な日程。しかしこの3連戦を勝利で乗り越えることが出来れば、リーグ戦前半をいい形で折り返すことが出来ます。そしてこの試合は2季ぶりのアウェイ@味スタでの試合。しかもFC東京には昨季までエスパルスにいた太田選手も在籍。チームとしてもFC東京には是が非でも勝っておきたいところだったと思います。そんなエスパルスをサポートするべく、この試合にも多くのエスパサポさんがアウェイ@味スタに駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。
 
 で、この試合にはオイラが単独出撃!ぱる坊は風邪が治ったばかりだったので相方とお留守番。これが吉と出るか凶と出るか...。

 G大阪戦での惨敗から1週間、オレンジ戦士にとってはしっかりリフレッシュできる期間になったはず。敗戦のダメージからしっかりと切り替えて、2季ぶりの対戦となったFC東京を撃破し、ゴールデンウィークの連戦を勝利で乗り切るための勢いを付けることがができるか!?エスパルスの勝利への想いを試される一戦がキックオフ!

 
 ゴトビ監督は、エスパルスに加入して2年間、アウェイでゴールを決められていない俊幸をスタメンからはずし、その代わりに翔をスタメン起用。ジミーちゃんと翔を同時に起用することにより、縦への突破力の強化を狙いました。その他はSBに吉田、中盤には伸二が入りました。
 
 試合開始直後から中盤での激しい主権争いが繰り広げられるぎりぎりとした試合展開に。エスパルスが運動を上げてハイプレスをかけボールを奪い、中盤の高い位置からのショートカウンターを狙う。一方FC東京は要所要所でスペースを消してエスパルスのパスをカットし、そこから細かいパス回しでリズムを作ってエスパルス陣内に迫る。両者とも自チームの持ち味をフルに生かした攻撃を展開し、お互いのゴールを狙います。
 しかし次第にエスパルスがFC東京に押し込まれ展開を強いられ始めます。そこでボランチの大輔やイワシ、そしてキャラを中心としたエスパルス守備陣は辛抱強くゴール前で身体をはってFC東京の攻撃を跳ね返し、またGK林も冷静かつ大胆にFC東京のシュートを防ぎ続け、失点ました。
 前半にエスパルスのショートカウンターが奏功しジミーちゃんや翔が決定的なチャンスを作るもゴールには繋がらず、前半はスコアレスで折り返します。

 後半になると状況は更にエスパルスに不利に動き始めます。49分の伸二を皮切りに西村主審の厳しすぎるジャッジングからイエローカードの嵐がエスパルスに吹き荒れます。そして遂に56分、ジミーちゃんがこの日2枚目のイエローカードで退場処分に。エスパルスは数的不利な状況に陥ってしまいます。この機をFC東京が逃すはずもなく、前半以上にパワープレーを仕掛けエスパルスゴールに襲い掛かる。エスパルスはゴール前を必死に固め、林のスーパーセービングもあって、何とか失点を免れ続けます。
 厳しい状況を強いられてしまったゴトビ監督は67分、伸二に代えて俊幸を、翔に代えて高原を投入。1人少ない状況ながらも、前半から続けてきたカウンター攻撃を強化し、一撃必殺のタイミングを待ちつつけます。
 しかし状況はエスパルスにとって更に過酷なものになってしまいます。73分にアレックがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場処分に。エスパルスはFC東京に対して8対10(フィールドプレーヤー数)での戦いを余儀なくされてしまいます。
 こうなってしまうと事態は非常に厳しくなってしまいます。ゴトビ監督はその4分後の77分、元紀に代えて平岡を投入。なんとか失点だけは免れて、アウェイで勝ち点1を獲得することを狙います。
 2人の攻撃の要となる外国人選手を退場処分で欠き、圧倒的数的不利な状況で厳しい試合を強いられてしまったエスパルスですが、オレンジ戦士は「その瞬間」を虎視眈々と狙っていました。
 
 そして、ついにその瞬間がエスパルスにやってきます!
 平岡が交代出場した直後の77分、FC東京の太田のパスミスに高原がすばやく反応。一陣の風の如くボールをかっさらうと、右サイドを猛然と駆け上がります。それに俊幸が反応し、エリア中央から疾風の如くFC東京ゴール前に走り出します。
 FC東京のDFは自陣に4人いましたが、そのうち3人が高原につられて動き出す。残り一人は俊幸のケアで中央に。高原がペナルティエリア右手前に差し掛かり、十分にFC東京DFをひきつけたところで、中央に走りこんできた俊幸に鋭いパスを送ると、俊幸はファーサイドに走りこむフェイントを入れてDFをかわし、バイタルエリア中央にえぐりこんでパスを受け、ワントラップしてボールを落ち着かせ、渾身の力を込めて右足を一閃!GK権田は全く動けず、ボールは驚異的なスピードで真っ直ぐにゴール右隅に突き刺さりゴール!絶対的な数的不利の状況を強いられていたエスパルスがFC東京に先制しました!
 
 数的有利な状況にありながら1点リードされたFC東京は更に攻勢を強め、石川を始めとしたFC東京攻撃陣が容赦なくエスパルスゴールめがけてシュートを放ちます。これをエスパルス守備陣とGK林が集中を切らすことなく、ひとつひとつ丁寧に、かつしっかりと対応し、アディショナルタイムを含めた18分間、全員が一つになって自陣ゴールを守り続けました。
 引いてゴール前を固めるエスパルスに対して、FC東京は効果的な攻撃が出来ないまま、遂に試合終了の笛が鳴り響く!エスパルスは絶対的な数的不利状況を乗り越え、FC東京に勝利しました!


 この試合、誰がなんと言おうと俊幸でしょう!
 2010年に東京ヴェルディから移籍加入した俊幸。当時鳴り物入りでエスパルスに加入した彼でしたが、その後は思うようにゴールを決めることが出来ず、厳しい状況が続きました。この試合までアウェイでのゴールは2年間で0本。アウェイでのこの試合ではスタメンからはずれ、ベンチスタートという憂き目を強いられてしまいました。しかし!途中出場で約2年ぶりに味スタのピッチに降り立った「エスパルスの韋駄天」は、高原と共にワンチャンスを狙い続け、そしてそれをしっかり結果に結び付けることができた。こでまでの俊幸の苦労と想いが結実したような、最高のゴールでした。
 ベルディ時代、プロとしてのキャリアをスタートさせたのも、そしてプロとして初めてのゴールを決めたのもこの「味の素スタジアム」だった俊幸にとって、この「味の素スタジアム」でのプレーに対しては、だれよりも特別な想いがあったに違いありません。
 そんな思い出深いスタジアムで、移籍後初のアウェーゴールを決めた俊幸。試合終了後には万感胸に迫る想いが、その瞳から光る筋となって現れていました。
 俊幸(*^ー゜)b グッジョブ!!もう誰も「高木豊の息子の」とはいわないぜ!
 
 それと林!この試合ではFC東京に主導権を握られてしまい、特に後半で2人の退場者を出してしまってからは、さながら「FC東京のハーフコートの練習」状態になってしまいました。そこから繰り出されるシュートのスコール!エスパルスの失点は時間の問題と誰しもが思ったに違いありません。
 しかし林はFC東京の「シュートスコール」に対しても冷静に対応。しっかり最後まで集中を切らさずにセービング&パンチングでエスパルスのゴールマウスを守り続けてくれました。特にエスパルスが先制してからは、セーブしたボールをゆっくり処理したり、パントキックをタッチラインに逃したりして「時間を使う」事にも気を配ってくれました。
 林(*^ー゜)b グッジョブ!!チームを支える守護神はこうでなくっちゃね!

 あとイワシ!
 両チーム合わせて9枚(うち、エスパルス:8 FC東京:1)のイエローカードが乱れ飛ぶ荒れた試合において、イワシは1枚もカードを受けることなく落ち着いて守備を行い、FC東京の猛攻撃に対して冷静に最終ラインを統率し、FC東京に決定的な仕事をさせなかったイワシ。その冷静さとリスクマネジメント能力はまさしく賞賛に値するといえるでしょう。
 試合後に「清水で8年やってるけど、こういう試合は経験がない」とコメントしたイワシ、最終ラインのコンダクターとしての自信を、より一層深めたことは間違いなさそうです。
 イワシ(*^ー゜)b グッジョブ!!大人の対応が出来るようになったんだねぇ(シミジミ)


 エスパルスは圧倒的な逆境に立たされたながらもFC東京に勝利!勝ち点3を積み上げました。また味スタでの勝利は2008年10月4日のリーグ戦第28節以来、実に3年6ヶ月ぶりとなります。そして順位も4位に浮上!この試合の勝利がいかに大きな意味を持っていたかということが、試合結果と順位に現れていると思います。
 オレンジ戦士がハードワークを惜しまずに、一人当たり1.3人分以上のプレーを運動量とガッツを燃やして掴みとった勝利。そのオレンジ戦士を叱咤激励し、90分間背中を押し続けたのは、味スタに詰め掛けたサポーター。それは俊幸の「アウェイという感じはしなかった。」とのコメントからも読み取れると思います。

 次の試合はリーグ戦第9節vs鹿島戦。ゴールデンウィークの変則日程の都合で中4日での試合となります。チームの攻撃の要となるアレックやジミーちゃんを出場停止で欠く事になるエスパルスにとっては、この鹿島戦は一筋縄ではいかないかもしれません。
 しかし!今のエスパルスはまさに「上り調子」です。若手の躍動にベテランの技術。すべてが渾然一体となって大きな力となり、そして攻め来る相手を薙ぎ払う。今まで培ってきたエスパルスのサッカーを体現することが出来れば、何も恐れることはないと思います。
 変則的な日程でコンディションを落とさないよう、オレンジ戦士は心身のケアを丹念に行い、そしてこのいい流れを潰えさせる事のないように、修正するべき点はしっかりと修正し、ベストコンディションで鹿島戦に臨んでほしいです。


 ~アウェーに乗り込んだサポーターとすれば、昼の日中に映画「ロッキー」のような物語を満喫した気分ではなかったか。愛するチームが押し寄せる試練に奥歯をかんで耐えながら、必殺の痛撃を食らわす。これほど溜飲の下がるゲームもめったにないだろう~(日経新聞2012年4月29日朝刊スポーツ面より抜粋)


 これがあるから、サッカーのサポーターはやめられないんだよね♪




 にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
 にほんブログ村 エスパルス
 『にほんブログ村』に参加しています。エスパルス関連のブログがたくさんあります。
 ポチッていただけると管理人は小躍りして喜ぶと思います。

投稿者: tao 日時: 2012年5月 1日 19:38

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://tao.tbo.jp/mt-tb.cgi/1691

コメントしてください