2011年11月23日
ここにきてこんな「今季初」は欲しくなかった...
2011 J.LEAGUE Division1 32th sec.
清水 1-2 柏
16日に行われた天皇杯3回戦vs鳥取戦では、永井をはじめとした、今まで控えに甘んじていた選手達が躍動!鳥取に対して容赦ない攻撃を展開して大量5ゴールを決めて圧勝したエスパルス。20日にはリーグ戦第32節vs柏戦に臨みました。
柏には今季開幕戦のアウェイ柏戦で屈辱の大敗を喫しているエスパルス。その柏と再び対戦します。しかしこの試合の舞台は我等が聖地・日本平。開幕戦のリベンジを果たす絶好のチャンスです!そんなエスパルスをサポートするべく、多くのエスパサポさんが日本平へ駆けつけ、この試合のチケットは完売!19,584人ものエスパサポさん(と柏サポさん)が日本平へ駆けつけてくれました。現地でサポートされた皆さん、本当にお疲れ様でした。
で、我が家はこの試合は自宅でテレビ観戦...。土曜日だったら行きたかったんだけどねぇ...。
今季絶好調を維持して優勝争いの最中にある柏。この試合が困難なものになることは明白です。しかし!開幕戦で舐めさせられた辛酸を忘れた訳ではありません!是が非でも勝利を掴み取って、開幕戦のリベンジを果たさなければならない、エスパルスの正念場の試合が火蓋を切りました!
試合立ち上がりはエスパルスがボールポゼッションを高め、中盤からサイドへ攻撃を展開。エスパルスらしい攻撃からエダや高原が柏ゴールに迫ります!しかし最後のところで精度を欠き、ゴールに繋げる事ができません。
すると柏はエスパルス中盤の要であるキャラを徹底マーク。これにより中盤でのポゼッションが難しくなり、最終ラインからのロングボールが増え、前線と守備陣の間にスペースができ始めます。すると柏もカウンターを仕掛けて攻勢を強め、エスパルスゴールに迫ってきました。しかし海人をはじめとしたエスパルス守備陣が集中を切らさずにゴールを守り、失点を回避していきます。
試合が動いたのは前半終了間際の43分、フレディのドリブル突破がファウルを誘い、ゴールから30メートル付近でエスパルスがFKをゲット!すると当然のようにエディが長大な助走をとって悠然と構えます!そして主審の笛の合図と同時にボールに猛然と駆け寄るエディが左足を振り抜いてボスナー砲発射!!ボールは大陸間弾道弾のように低空で選手の壁をすり抜けて、超絶なスピードでゴールネットに突き刺さりゴール!エスパルスが前半終了間際に先制ゴールを決めて前半がを折り返します。
後半に入ると、試合の主導権は徐々に柏に移り始めてしまいます。中盤の攻守の要のキャラが柏にぴったりマークされてしまい、最終ラインと最前線の間に大きなスペースが生まれてしまう。そこを柏のレアンドロ・ドミンゲスやジョルジ・ワグネルに良いように使われてしまい、あっという間に柏にカウンターを喰らってしまいピンチを招いてしまう。ピッチコンディションがあまりよくなかったこともあいまって、エスパルスは後半は守備に忙殺される時間が長くなっていきます。
追加点を狙うべくゴトビ監督は57分、疲れが見えてきたエダに代えて俊幸を投入。中盤からの速さによる攻撃展開とミドルレンジからのシュートに期待がかかります。
それでもなお柏の中盤の外国選手に苦しめられてしまうエスパルス。62分には柏のCKからゴールを許してしまい、同点に追いつかれてしまいます。
追いつかれてしまったゴトビ監督は67分、高原に代えて浩太を投入。間延びしてしまった中盤の再構築を狙います。
しかし最終ラインと最前線が間延びした状況は好転せず。エスパルスの攻撃は単調なロングボール主体の攻撃に終始してしまい、中盤で柏にボールを奪われると、そこから柏のカウンターを喰らってしまいピンチを招く。それでも日本代表に招集されて大きく成長した海人がファインセーブを見せて追加点を防ぎ続けます。
何とか柏の攻撃をしのぎ続けてきた85分、ジョルジ・ワグネルの強烈なシュートを一旦は海人がファインセーブで止めますが、こぼれ球をレアンドロ・ドミンゲスに押し込まれてしまい失点。柏に逆転を許してしまいます。
逆転を許してしまったゴトビ監督はすかざず、宏介に代えて永井を投入。守備陣を3バックに変更して捨て身の反撃を試みますが、効果的な攻撃展開には繋がらないまま試合終了。エスパルスはリーグ初戦に続き屈辱的な今季初の逆転負けを喫してしまいました。
一旦ペースを崩すと修正ができない。エスパルスの弱点が見事に露呈してしまった試合だったと思います。
エスパルスは柏の戦術にまんまとひっかかってしまい、それを後半になっても修正できなかった。その結果、後半に柏に逆転を許してしまった。ピッチコンディションがあまりよくなかったこともありますが、柏は自分達の得意な形での試合展開を具具現化し、エスパルスは最後までばたついてしまったまま自分達のサッカーができなかった。それが「できる」か「できない」かで、リーグ戦の順位も決まってしまうということだと思います。
すなわち、エスパルスはまだまだ「みるい」部分があるということではないでしょうか。(※みるい=熟していない、若い、柔らかいの静岡弁)
みるいということはこれから成熟していけばいいんです!今季初の逆転負けを喫してしまったこの試合を十分に分析し、次の試合に向けてみるい部分を修正していってほしいです。
エスパルスは柏に敗戦。リーグ開幕戦のリベンジはおろか屈辱的な逆転負けを喫してしまいました。しかし!開幕戦はノーゴールでしたが、この試合ではボスナー砲が炸裂して柏に一矢報いることができました。来期はこの程度じゃ済まされません!今季の分も加えて熨斗つけて雪辱してやろうじゃありませんか!
次の試合はリーグ戦第33節vs鹿島戦。鹿島には今年の元日から辛酸を舐めさせられています。リーグ戦ホーム鹿島戦ではスコアレスドローでリベンジならず。そうです!このアウェイ鹿島戦が今季鹿島にリベンジを果たす最後のチャンスなのです!オイラにとっては鹿島はジュビロと同様に不倶戴天の敵!勝利のみが至上命題になるんです!
オレンジ戦士は、先ずはこの連戦で溜まってしまった疲労を回復させて、コンディション調整を十分に行ってほしいです。そして心身ともにリフレッシュして、フィジカルケアに勤めて欲しいです。
そのうえで、柏戦で露呈してしまった集中力や運動量、そして攻撃のアイデア等の数々の課題を克服するためにも、中盤からの攻撃展開をもう一度見直して、キャラだけではない攻撃のきっかけを掴んでほしいです。そして絶対に、鹿島にリベンジを果たしてほしいです。

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投稿者: tao 日時: 2011年11月23日 11:12 ツイート