2006年2月12日
“難易度”だけでなく“精度”も要求されます
日本時間の2月11日早朝に開幕した“4年に一度の冬のスポーツの祭典”トリノオリンピック。個人的にはスキーが好きなので(いや、洒落でもなんでもなくて)、滑降や回転、大回転などのスキー競技には興味があるんです。そんなスキー競技の中でもひときわ興味を引きまくりなのが“モーグル”。実際にスキー場でコブが多い斜面をすべる難しさが分かるだけに、コブだらけの斜面を滑り降りて、おまけにジャンプ台で飛んでひねったり回転したりするなんざぁー、もはや“神業”ですよ。
そんな女子モーグル競技が昨夜行われました...。
上村悔しい5位! 日本勢メダルならず-女子モーグル決勝(sanspo.com)
五輪の女神、上村にほほ笑まず=得意の大技でわずかにミス〔五輪・ハイライト〕(Yahoo!スポーツ×スポーツナビ)
トリノ五輪で日本選手初のメダル獲得の呼び声も高かった女子モーグル。特に上村・里谷両選手については、それぞれ得意技を引っさげて本大会に望みました。しかし、決勝には進出したものの、結果は上村は5位で里谷は15位に終わり、メダル獲得はなりませんでした。
上村選手も里谷選手も、他の選手には真似のできない“難易度の高い”ジャンプを披露。しかし、コブ斜面を滑る際のスキー板の“揃い具合”や“滑降フォーム”やスキー板が“前に走っているか”、そして“ジャンプ後の着地の姿勢”など、スキーの“精度”の部分で他の選手に引き離されてしまい、メダルには手が届きませんでした。
どんなに“難易度”の高い技を決めても、そこに“精度”が加わらなければ何もならない。これはサッカーにも通じる部分があるのではないでしょうか。どんなに“難易度”の高いシュートを放てるFWを補強しても、チーム全体のパスやコンビネーション、守備陣の“精度”が低ければ何もならない...。女子モーグル競技を見ていて、そんな事を感じました。
今大会で上村・里谷両選手はそのことを痛感したことでしょう。残念ながら今大会でのメダル獲得はなりませんでしたが、両選手とも、気持ちはすでに2010年バンクーバー五輪に向いているようです。頑張れ!日本女子モーグル選手!!
あ、そういえば、日本代表戦もやってたんだっけ...。え?負けちったの? あ、そ。

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投稿者: tao 日時: 2006年2月12日 14:43 ツイート